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「デビルマン」とか永井豪作品の思い出・自分の中の獣性と向き合う
永井豪は「デビルマン」や「キューティーハニー」や「マジンガーZ」などが有名な、日本の漫画史に残るレジェンド漫画家の内の一人である。
自分が初めて読んだ永井豪作品は何だっただろう? と思い返してみると、「ミストストーリー」というホラー短篇集であった。
「ミストストーリー(1991年~1992年連載)」
小中学生のころだったか、多分病気かなんかでダウンしていた時に母親が珍しく漫画本を買ってきてくれた。それが永井豪の「ミストストーリー」の漫画文庫版だった。怪談物が好きな自分へのプレゼントという事でたまたま目についたそれを買ったようだ。
今は手元にないので内容はうろ覚えだけど、面白かった事は確か。それと、永井豪特有のエログロ表現が強烈でもあった。
「ミストストーリー」本編自体は少年誌に連載されていた作品なので、そこまで激しいエロはなかった気がする。その代わりスプラッターな表現が強めだったかな。顔がお面のように剥がれたり、雪だるまのお化けが人をグチョグチョにして殺害しているビジュアルはぼんやりと覚えている。
漫画文庫版という事で、「ミストストーリー」本編とは別に大人向けの短編ホラーも収録されていて、それはそれでドキッとしたんだよなー。
その中でも、優しい彼と結婚した女性がその彼の田舎へと行くんだけど、夜中に鬼の面を被った男が勃起しながら追いかけてきたりみたいな展開があって、実はその田舎では嫁は村民の共有の嫁になるみたいな因習があったというオチで、夫を含めて大勢の男達に輪姦されるという所で終わるというお話が、当時の自分にはインパクトあったな。
調べてみると「鬼婚式」というタイトルだった。
エロに慣れている今の自分だと「18禁漫画とかでありがちなお話だな~」と思うだけだろうけど、10代の時の自分は、とんでもなくインモラルな、見てはいけない物を見てしまった気分になってドキッとしたなー。
次に読んだのは超有名作品「デビルマン」だった。これも漫画文庫版で読んだ。
「デビルマン(1972年~1973年連載)」
ちょうど自分が子供のころは、古典の名作漫画が昔の単行本よりもページ数が多くて持ち運びもしやすい漫画文庫によくされ始めてて、ちょっとしたブームになっていた気がする。手塚治虫の「ブラックジャック」と出会ったのも漫画文庫からだった。
そんな、面白い古典に興味を強く持っていた時期に、漫画好きからは軒並み評価が高い伝説的な作品「デビルマン」の文庫版が発売されて、ワクワクしながら読み始めた。
まずは、昭和丸出しな会話をしながら下校する心優しい青年・不動明と明の居候先の娘・牧村美樹に、これまた昭和丸出しな不良が絡んで来て困っている所に、明に用があると言う親友の飛鳥了がやって来る所から物語は始まる。
ナイフなどを出してきた不良に対して了は、懐から改造猟銃を持ち出して発砲。不良たちを追い払った後、了は明を連れて奇妙な話を始める。了の父親が一ヶ月前に焼身自殺をしたのだが、父の死体の体重が何故か生きていた時の倍になっていたという。それから了は、唯一信頼できる親友の明に、父の残した恐ろしい遺産を自分と一緒に受け取って欲しいと言う。
もうね、この始まり方からして一気に引き込まれる。この最初のデビルマン誕生までのお話も異様で面白いんだけど、ここで長々とネタバレを書いてもきりがないので気になった人は是非読んで欲しい。
色々あって悪魔人間(デビルマン)となった不動明は、太古から蘇り人類を食料とする恐ろしい生物(デーモン)と戦う事になる。デーモン対デビルマンの戦いはやがてデーモン対人類全体へとスケールアップしていき、衝撃的な展開を迎える。
物語前半もホラーアクション物として面白いし、後半のどんでん返しや、人間も一皮むけば悪魔と変わらないという事を突きつけられたり、終末感あふれるラストの展開は壮絶だった。漫画史に残る傑作。
原作漫画とは内容の違う、主題歌が有名なテレビアニメ版に関しては、懐かしアニメ特集みたいな番組で紹介されていたのと、創作コントをやってたころのとんねるずがパロディコントをしていたのを観たことがあるくらいなので語れる事はなし。
ちなみに、出来の酷さで有名な実写映画版も観た事ない。大筋の内容は原作漫画にそっているようだが、展開の端折り方や演技などの酷さが色々重なりあってかなりやばい出来らしいけど。
次に読んだのが「デビルマンレディー」で、こちらは1997年から連載が始まった作品という事もあり珍しくリアルタイムで読んでいた。
「デビルマンレディー(1997年~2000年連載)」
元アスリートの高校教師・不動ジュンが悪夢を見る場面の後、彼女が顧問を務めるテニス部の合宿へと行く所から始まる。
キャンプファイヤーをしている時に突如、コウモリの大群に襲われて頭を噛み付かれたジュンたち。別の学校の男子生徒は凶暴化してコウモリを食べ始めたり、ジュン自身も噛まれた怪我がすぐに治っていたり体が熱くなっていたりした。
ジュンたちの合宿所に獣人(デビルビーストと化した男子生徒たち)が侵入、2階にいた生徒は食われていて、他の女子生徒たちも獣人たちに強姦されていた。
その時、ジュンの頭のなかに「目覚めよ」と呼びかける声がする。
獣人に立ち向かうが倒され強姦されるジュン。その最中にジュンの体に変化が起こりデビルマンレディーに覚醒、獣人たちを一人残らず殺害する。
生徒たちを助けたジュンの元に謎の女・アスカがやって来て……
アスカと、ジュンがよく知る人物から世界で何が起こっているのか、どうしてジュンにそんな力があったのかを知らされた後、ジュンはH・A(人類同盟)の一員としてアスカと共にデビルビーストと戦う事を決意する。
獣の力と人の心を併せ持ったデビルマンレディーと、欲望に忠実な獣その物となったデビルビーストとの戦いは、我々人間の中でも日々起こっている、「理性」と、生物としての本能として備わっている内なる「獣性」との戦いと似たものを感じる。
ジュンが、自分の中からあふれる闘争心や獣性に振り回されて苦しむエピソードがある。
イライラして仕方がないジュンが夜の街を歩いていると、彼女に目をつけたデビルビーストが人通りの少ない所でジュンを襲う。ジュンはデビルマンレディーへと変身してビーストを叩きのめす。倒れているビーストのペニスがまだ勃起したままなのを見たジュンは、欲情を抑えられずに上に跨がりそれを使って絶頂してから涙する。
このジュンの苦しみは読んでいてとても共感できる。自分たちも日々これに近い葛藤をしているからだ。
例えば、まだデビルマンレディーに変身する事に抵抗があったジュンが、デビルビーストになった変態教師との戦いで追い詰められて強姦されそうになっている時に、銃で援護して助けたアスカがビーストに倒され強姦されるシーンを読んでいると、主人公たちがひどい目にあっているのに欲情してしまう。
それで自慰をして射精を終えると今度は頭を冷静にする脳内物質が分泌される影響で一気に感情が冷えて、自己嫌悪に陥ったり虚しさを感じたりしていた。
そう。ちょうど、劇中のジュンと同じようになっているのだ。
ちなみに、アスカが強姦されている横でジュンは興奮状態になり変身を始めるのだが、そこの変身中の一場面でちょうどジュンが自慰をしているような格好で股から汁を垂らしているという所がある。
変身中の興奮状態を表しているものでもあるけど、そこだけを切り取るとまるでジュンがアスカがレイプされているのを見てオナニーをしているように見えるようになっている。
これは当然ながら意図的にそう描いているのだろう。
「デビルマンレディー」2巻、ebookjapan版、90・91から引用
自分は別に、普段から人を加害したいともされたいとも思っているわけではない。むしろ自分はあまり健康ではない体で生まれて、子供のころから理不尽な加害を受けてきた側であり安易に暴力を振るう者を嫌悪している。
そんな自分でも、体の内側から性欲や獣性といったものが生物の本能として勝手に湧いてくる。人間の、嫌、生物の体はそのように出来ているのだ。
だからこそ、このオナニーというものは人間には必要なのだろう。
己の中の獣性と向き合い、きっちり吐き出しているからこそ、理性的でいられる。
人間的でいられる。
色々思い悩み苦しんでいた子供のころ、周囲の良識人ぶった大人たちの大半は薄っぺらな綺麗事やフワッとした糞の役にもたたない精神論を言うばかりで、何か具体的に苦しんでいる子供のために行動する者や子供の気持ちに寄り添う者はいなかった。
怒りや悲しみや苦しみに苛まれていた時期に読んだ、永井豪のバイオレンス漫画や菊地秀行の超伝奇バイオレンス小説の中で描かれる、ある意味嘘ではないむき出しの暴力は、周囲の大人たちの言葉にイラツイていた自分にとっては「癒やし」になっていた。
エログロな物語を通して己の獣性と向き合い、吐き出していたから、自分はなんとか狂わずに生きていけた気がする。
世の中には性欲を悪いものとしている性嫌悪思想の持ち主や、表現規制をすれば犯罪などがなくなると思い込んでいる人がいるけど、どうしたらそんな馬鹿な考えに至るのか不思議。現実を見ていないとしか思えない。
超有名な殺人鬼で「エド・ゲイン」という人物がいる。近年だと彼をモデルとしたキャラとして「ゴールデンカムイ」の江渡貝くんがいたりする。
彼は性嫌悪思想の母親による異常な教育を受けて育った結果、とんでもない殺人鬼となった。その詳しい内容はエド・ゲインで検索をするといくらでも出てくるのでそちらで。性嫌悪の行き着く先がよく分かる。
ちょっと話が作品その物から離れてきたのでこの話はこのへんにして。
「デビルマンレディー」の劇中で印象的なキャラとしてパッと思い出すのが「黒崎あおい」である。
あおいについてはネタバレ全開で語ってしまうのでネタバレが嫌な人は注意。
黒崎あおいはジュンの水泳選手時代のライバルで、ジュンが水泳選手を引退したのはあおいへの対抗心が殺意へと変化したからであった。
あおいは少女時代に養父から性的虐待をされ続けて、それが原因であおいは胴体がサメのビーストになる力に目覚める。
中学2年生の時には遂に養父を殺害する。
そこまではまだ良かったが、サメのビーストの部分はあおい本人とは別のもう一つの人格として独立していて、あおいの理性が嫌がるのも聞かず無実の人までを食し続けた。
「デビルマンレディー」3巻、ebookjapan版、124・125から引用
デビルマンレディーとなったジュンと再会して対決する事になるが、ジュンに恋愛感情を抱いているあおいの思いが強かったのか、あおいとビーストの部分が完全に分離。サメのビーストはレディーに倒されあおいは普通の人間に戻った。
という、お話が最初の方にあって、それだけでも印象的なキャラだったのだが、なんとあおいは物語後半で再登場する。
人間に戻っていたはずのあおいは、ジュンと同じく人間の理性が残ったままのビースト「デビルマンノワール」としてH・Aに所属していた。
ジュンと再会した時、沸き立つ恋心が奇跡を起こしたのか彼女の体に男性器が生える。ふたなりになったあおいはこれでジュンと愛し合えると、ジュンを襲うがこの時は失敗する。
物語終盤、ジュンとアスカが愛し合っている最中にあおいがノワールの姿で乱入。
アスカをぶっ飛ばしてジュンにふたなりペニスを挿入する。
レディーに変身して抵抗するジュンだがノワールに押さえ込まれて再び犯される。
気を失っていたアスカが目を覚ますとちょうどノワールが絶頂している所だった。
荒い息を吐きなが余韻に浸っているノワールに怒りのエネルギー波をぶつけて吹っ飛ばすアスカ。戦いの中で窓の外へ飛び出したレディーとノワール。空を飛べないノワールはレディーの腕を掴みながら一方的な愛を叫ぶ。だが、怒りに燃えるアスカにエネルギー波で腕を切断されて墜落死する。
なんとも強烈な修羅場百合ドラマだったし、強姦被害者だったのに自分自身も片思いをこじらせて強姦魔になってしまうというやるせないキャラで、自分の中で強烈なインパクトを残してくれた。
筋肉ムキムキのアスリート美女で、最初は敵だったのに変身ヒーローになったと思いきや、ヤンデレふたなりキャラと化すなんて他にいないしなぁ。
デビルマンレディーは物語の方も途中から意外な展開や最後のどんでん返しがあって印象的なんだけど、個人的にはラストの展開はモヤっとしたなー。不動ジュンというキャラに時に欲情しながらも感情移入もしてきた読者としてはう~ん……ってなっちゃった。
リアルタイムで読んだ作品という事で思い入れも強いし好きな所も多いけど、それゆえに色々複雑な感情を抱いてもいる。
「デビルマンレディー」は1998年にテレビアニメ化がされている。原作漫画とはストーリーや設定が別物で、「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象になったりしていたあの世紀末当時の時代の空気ががっつり反映された、いかにもあの時代の深夜アニメ! って感じだったのと、エンディング曲がまだ若手だった田村ゆかりが歌っていたのは覚えている。
でも、詳しい内容に関しては当時に観たきりなうえに途中で録画失敗とかして中途半端になっていたりもしたからか、あんまりおぼえてない。
最後にちゃんと読んだのは、大長編の「バイオレンスジャック」
「バイオレンスジャック(1973年~1990年連載)」
巨大地震により、他とは分断された無法地帯となった関東を舞台にしたバイオレンスドラマである。
崩壊した世界の中で抗い戦い生き抜く人々を描いた群像劇で、永井豪の他の漫画作品のキャラが多く登場するオールスター漫画でもある。
このような世界観・設定の作品としては、「北斗の拳(1983年)」 「魔界都市〈新宿〉(1982年)」 「マッドマックス2(1981年)」などの先駆けとなっている。
タイトルは知っているけど読む機会のなかった作品だったが、ちょうどデビルマンレディーが連載中だった1998年に漫画文庫で完全版が発売されたので、そこから読んだ。
読み始めるとまずは、タイトルにもなっているバイオレンスジャックというキャラが「筋肉はゴリラ!」「牙は狼!」「燃える瞳は原始の炎」「二メートル二十の全身に闘争エネルギーがみたされていた!」「その名はジャック!」「暴力ジャック」というキャッチコピーと共に紹介される。
その後はしばらく、関東地獄地震が起こった時の様子や、少年グループのリーダーである逞馬竜が主人公のドラマが描かれる。
逞馬が回想する、関東地獄地震の時のお話が結構じっくり長く描かれるんだけど、そこが普通に災害パニック漫画として出来が良くてまず凄い。
そして、荒れ果てた関東で少年グループのリーダーとなった逞馬は、謎の大男バイオレンスジャックと邂逅する。ジャックの行動に巻き込まれて逞馬は大きな戦いへと巻き込まれていく。
最初の逞馬が主役の話が一旦終わると、次はまた別の人物らがメインの◯◯編が始まる。そうして様々な人物や事件にジャックが関わっていき変化を起こしていく。
壮大な大河ドラマでもあるけど、全編、暴力や拷問や殺人や裏切りや強姦や食人や筋肉などで満ち溢れているので読むのにエネルギーを使う。勿論、愛や友情や熱さを感じる部分もあるし、異性愛や同性愛やおねショタもあったりするけど。
ジャックに次いでのメインキャラクターとしてスラムキングがいる。
生まれつき自分自身も潰してしまうほどの異常な筋力の持ち主で、常に筋肉の力を外に逃す為に鎧を着て過ごしている大男。
関東を暴力で支配する恐ろしい男で、見せしめのために自分に逆らった者たちを、四肢を切断して舌を抜いて「人犬」として飼って散歩をさせている登場シーンは強烈。ちなみに、その人犬にされている二人はデビルマンの飛鳥了と牧村美樹である。
早乙女門土と身堂竜馬の二人組も出番が多い重要キャラ。
元々は「ガクエン退屈男」という作品の主人公だったらしいが、この世界では学生運動で暴れていた、俗にいう極左ゲリラというやつだったが、刑務所を脱獄して関東へとやってくる。
早乙女門土は目的のためではなく戦いたいが為に戦う、と言った感じの猛獣のような男。親友の竜馬との軽妙なやりとりや時折見せる優しさを見るに根っからの悪人というわけでもなさげだが、異常な闘争心の強さが彼を狂わすのか、残虐な悪人でもある。
身堂竜馬は親友の門土と同じく喧嘩の強い引き締まった体つきの男ではあるが、見た目や仕草が女の子のようであり、劇中でも男に迫られたりする。途中からは門土に対してアプローチをかけるようにもなるが、相手にされない。
読者を、男でもこんだけ可愛かったら別にいいやと思わせるある意味BLへの案内人?
そのつながりで思い出すのが野獣王編の響真吾くん。美少年だが登場していきなり裸マントで、マントが風に煽られてショタボディ丸出しになったりする。その可愛らしさ故に過去には男にレイプされてもいる。
真吾は川で水浴びをしている女性・アイラを見て欲情しながらも、虎に襲われる彼女を身を挺して守る。このへんのシーンがエロティックで、さしずめ彼はおねショタとショタエロ漫画への案内人といった所か。
初めて読んだ10代の時は、男の子キャラにエロスを感じて戸惑いを感じたものだが、今ではそういう風に描かれた二次元キャラにそう感じるのは自然だし気にするもんじゃないと割り切っている。
おねショタというとジャンヌというキャラがいて――と、この調子でキャラの話ばかりしていてもきりがないのでここでストップしてまとめ。
「バイオレンスジャック」は、人によっては山盛りの地獄のようなエログロバイオレンスの数々に挫折しそうな作品でもあるけども、ラストまで読み終えた後の満足感というか清涼感は中々のものだった。
この作品もまた最後にとんでもないどんでん返しがあるのだけど、デビルマンレディーの時と違いこちらはしっくり来る終わり方だった。元々なんでもありな永井豪オールスター漫画という側面もあったからなのもあるけど。
その後はなんとなく他の永井豪作品は読んでいない。調べてみると今現在「デビルマンサーガ」という作品が連載中らしい。これはちょっと気になる。
と、言うわけで長々と描いたけどこのへんで終わり。
自分が初めて読んだ永井豪作品は何だっただろう? と思い返してみると、「ミストストーリー」というホラー短篇集であった。
「ミストストーリー(1991年~1992年連載)」
小中学生のころだったか、多分病気かなんかでダウンしていた時に母親が珍しく漫画本を買ってきてくれた。それが永井豪の「ミストストーリー」の漫画文庫版だった。怪談物が好きな自分へのプレゼントという事でたまたま目についたそれを買ったようだ。
今は手元にないので内容はうろ覚えだけど、面白かった事は確か。それと、永井豪特有のエログロ表現が強烈でもあった。
「ミストストーリー」本編自体は少年誌に連載されていた作品なので、そこまで激しいエロはなかった気がする。その代わりスプラッターな表現が強めだったかな。顔がお面のように剥がれたり、雪だるまのお化けが人をグチョグチョにして殺害しているビジュアルはぼんやりと覚えている。
漫画文庫版という事で、「ミストストーリー」本編とは別に大人向けの短編ホラーも収録されていて、それはそれでドキッとしたんだよなー。
その中でも、優しい彼と結婚した女性がその彼の田舎へと行くんだけど、夜中に鬼の面を被った男が勃起しながら追いかけてきたりみたいな展開があって、実はその田舎では嫁は村民の共有の嫁になるみたいな因習があったというオチで、夫を含めて大勢の男達に輪姦されるという所で終わるというお話が、当時の自分にはインパクトあったな。
調べてみると「鬼婚式」というタイトルだった。
エロに慣れている今の自分だと「18禁漫画とかでありがちなお話だな~」と思うだけだろうけど、10代の時の自分は、とんでもなくインモラルな、見てはいけない物を見てしまった気分になってドキッとしたなー。
次に読んだのは超有名作品「デビルマン」だった。これも漫画文庫版で読んだ。
「デビルマン(1972年~1973年連載)」
ちょうど自分が子供のころは、古典の名作漫画が昔の単行本よりもページ数が多くて持ち運びもしやすい漫画文庫によくされ始めてて、ちょっとしたブームになっていた気がする。手塚治虫の「ブラックジャック」と出会ったのも漫画文庫からだった。
そんな、面白い古典に興味を強く持っていた時期に、漫画好きからは軒並み評価が高い伝説的な作品「デビルマン」の文庫版が発売されて、ワクワクしながら読み始めた。
まずは、昭和丸出しな会話をしながら下校する心優しい青年・不動明と明の居候先の娘・牧村美樹に、これまた昭和丸出しな不良が絡んで来て困っている所に、明に用があると言う親友の飛鳥了がやって来る所から物語は始まる。
ナイフなどを出してきた不良に対して了は、懐から改造猟銃を持ち出して発砲。不良たちを追い払った後、了は明を連れて奇妙な話を始める。了の父親が一ヶ月前に焼身自殺をしたのだが、父の死体の体重が何故か生きていた時の倍になっていたという。それから了は、唯一信頼できる親友の明に、父の残した恐ろしい遺産を自分と一緒に受け取って欲しいと言う。
もうね、この始まり方からして一気に引き込まれる。この最初のデビルマン誕生までのお話も異様で面白いんだけど、ここで長々とネタバレを書いてもきりがないので気になった人は是非読んで欲しい。
色々あって悪魔人間(デビルマン)となった不動明は、太古から蘇り人類を食料とする恐ろしい生物(デーモン)と戦う事になる。デーモン対デビルマンの戦いはやがてデーモン対人類全体へとスケールアップしていき、衝撃的な展開を迎える。
物語前半もホラーアクション物として面白いし、後半のどんでん返しや、人間も一皮むけば悪魔と変わらないという事を突きつけられたり、終末感あふれるラストの展開は壮絶だった。漫画史に残る傑作。
原作漫画とは内容の違う、主題歌が有名なテレビアニメ版に関しては、懐かしアニメ特集みたいな番組で紹介されていたのと、創作コントをやってたころのとんねるずがパロディコントをしていたのを観たことがあるくらいなので語れる事はなし。
ちなみに、出来の酷さで有名な実写映画版も観た事ない。大筋の内容は原作漫画にそっているようだが、展開の端折り方や演技などの酷さが色々重なりあってかなりやばい出来らしいけど。
次に読んだのが「デビルマンレディー」で、こちらは1997年から連載が始まった作品という事もあり珍しくリアルタイムで読んでいた。
「デビルマンレディー(1997年~2000年連載)」
元アスリートの高校教師・不動ジュンが悪夢を見る場面の後、彼女が顧問を務めるテニス部の合宿へと行く所から始まる。
キャンプファイヤーをしている時に突如、コウモリの大群に襲われて頭を噛み付かれたジュンたち。別の学校の男子生徒は凶暴化してコウモリを食べ始めたり、ジュン自身も噛まれた怪我がすぐに治っていたり体が熱くなっていたりした。
ジュンたちの合宿所に獣人(デビルビーストと化した男子生徒たち)が侵入、2階にいた生徒は食われていて、他の女子生徒たちも獣人たちに強姦されていた。
その時、ジュンの頭のなかに「目覚めよ」と呼びかける声がする。
獣人に立ち向かうが倒され強姦されるジュン。その最中にジュンの体に変化が起こりデビルマンレディーに覚醒、獣人たちを一人残らず殺害する。
生徒たちを助けたジュンの元に謎の女・アスカがやって来て……
アスカと、ジュンがよく知る人物から世界で何が起こっているのか、どうしてジュンにそんな力があったのかを知らされた後、ジュンはH・A(人類同盟)の一員としてアスカと共にデビルビーストと戦う事を決意する。
獣の力と人の心を併せ持ったデビルマンレディーと、欲望に忠実な獣その物となったデビルビーストとの戦いは、我々人間の中でも日々起こっている、「理性」と、生物としての本能として備わっている内なる「獣性」との戦いと似たものを感じる。
ジュンが、自分の中からあふれる闘争心や獣性に振り回されて苦しむエピソードがある。
イライラして仕方がないジュンが夜の街を歩いていると、彼女に目をつけたデビルビーストが人通りの少ない所でジュンを襲う。ジュンはデビルマンレディーへと変身してビーストを叩きのめす。倒れているビーストのペニスがまだ勃起したままなのを見たジュンは、欲情を抑えられずに上に跨がりそれを使って絶頂してから涙する。
このジュンの苦しみは読んでいてとても共感できる。自分たちも日々これに近い葛藤をしているからだ。
例えば、まだデビルマンレディーに変身する事に抵抗があったジュンが、デビルビーストになった変態教師との戦いで追い詰められて強姦されそうになっている時に、銃で援護して助けたアスカがビーストに倒され強姦されるシーンを読んでいると、主人公たちがひどい目にあっているのに欲情してしまう。
それで自慰をして射精を終えると今度は頭を冷静にする脳内物質が分泌される影響で一気に感情が冷えて、自己嫌悪に陥ったり虚しさを感じたりしていた。
そう。ちょうど、劇中のジュンと同じようになっているのだ。
ちなみに、アスカが強姦されている横でジュンは興奮状態になり変身を始めるのだが、そこの変身中の一場面でちょうどジュンが自慰をしているような格好で股から汁を垂らしているという所がある。
変身中の興奮状態を表しているものでもあるけど、そこだけを切り取るとまるでジュンがアスカがレイプされているのを見てオナニーをしているように見えるようになっている。
これは当然ながら意図的にそう描いているのだろう。
「デビルマンレディー」2巻、ebookjapan版、90・91から引用
自分は別に、普段から人を加害したいともされたいとも思っているわけではない。むしろ自分はあまり健康ではない体で生まれて、子供のころから理不尽な加害を受けてきた側であり安易に暴力を振るう者を嫌悪している。
そんな自分でも、体の内側から性欲や獣性といったものが生物の本能として勝手に湧いてくる。人間の、嫌、生物の体はそのように出来ているのだ。
だからこそ、このオナニーというものは人間には必要なのだろう。
己の中の獣性と向き合い、きっちり吐き出しているからこそ、理性的でいられる。
人間的でいられる。
色々思い悩み苦しんでいた子供のころ、周囲の良識人ぶった大人たちの大半は薄っぺらな綺麗事やフワッとした糞の役にもたたない精神論を言うばかりで、何か具体的に苦しんでいる子供のために行動する者や子供の気持ちに寄り添う者はいなかった。
怒りや悲しみや苦しみに苛まれていた時期に読んだ、永井豪のバイオレンス漫画や菊地秀行の超伝奇バイオレンス小説の中で描かれる、ある意味嘘ではないむき出しの暴力は、周囲の大人たちの言葉にイラツイていた自分にとっては「癒やし」になっていた。
エログロな物語を通して己の獣性と向き合い、吐き出していたから、自分はなんとか狂わずに生きていけた気がする。
世の中には性欲を悪いものとしている性嫌悪思想の持ち主や、表現規制をすれば犯罪などがなくなると思い込んでいる人がいるけど、どうしたらそんな馬鹿な考えに至るのか不思議。現実を見ていないとしか思えない。
超有名な殺人鬼で「エド・ゲイン」という人物がいる。近年だと彼をモデルとしたキャラとして「ゴールデンカムイ」の江渡貝くんがいたりする。
彼は性嫌悪思想の母親による異常な教育を受けて育った結果、とんでもない殺人鬼となった。その詳しい内容はエド・ゲインで検索をするといくらでも出てくるのでそちらで。性嫌悪の行き着く先がよく分かる。
ちょっと話が作品その物から離れてきたのでこの話はこのへんにして。
「デビルマンレディー」の劇中で印象的なキャラとしてパッと思い出すのが「黒崎あおい」である。
あおいについてはネタバレ全開で語ってしまうのでネタバレが嫌な人は注意。
黒崎あおいはジュンの水泳選手時代のライバルで、ジュンが水泳選手を引退したのはあおいへの対抗心が殺意へと変化したからであった。
あおいは少女時代に養父から性的虐待をされ続けて、それが原因であおいは胴体がサメのビーストになる力に目覚める。
中学2年生の時には遂に養父を殺害する。
そこまではまだ良かったが、サメのビーストの部分はあおい本人とは別のもう一つの人格として独立していて、あおいの理性が嫌がるのも聞かず無実の人までを食し続けた。
「デビルマンレディー」3巻、ebookjapan版、124・125から引用
デビルマンレディーとなったジュンと再会して対決する事になるが、ジュンに恋愛感情を抱いているあおいの思いが強かったのか、あおいとビーストの部分が完全に分離。サメのビーストはレディーに倒されあおいは普通の人間に戻った。
という、お話が最初の方にあって、それだけでも印象的なキャラだったのだが、なんとあおいは物語後半で再登場する。
人間に戻っていたはずのあおいは、ジュンと同じく人間の理性が残ったままのビースト「デビルマンノワール」としてH・Aに所属していた。
ジュンと再会した時、沸き立つ恋心が奇跡を起こしたのか彼女の体に男性器が生える。ふたなりになったあおいはこれでジュンと愛し合えると、ジュンを襲うがこの時は失敗する。
物語終盤、ジュンとアスカが愛し合っている最中にあおいがノワールの姿で乱入。
アスカをぶっ飛ばしてジュンにふたなりペニスを挿入する。
レディーに変身して抵抗するジュンだがノワールに押さえ込まれて再び犯される。
気を失っていたアスカが目を覚ますとちょうどノワールが絶頂している所だった。
荒い息を吐きなが余韻に浸っているノワールに怒りのエネルギー波をぶつけて吹っ飛ばすアスカ。戦いの中で窓の外へ飛び出したレディーとノワール。空を飛べないノワールはレディーの腕を掴みながら一方的な愛を叫ぶ。だが、怒りに燃えるアスカにエネルギー波で腕を切断されて墜落死する。
なんとも強烈な修羅場百合ドラマだったし、強姦被害者だったのに自分自身も片思いをこじらせて強姦魔になってしまうというやるせないキャラで、自分の中で強烈なインパクトを残してくれた。
筋肉ムキムキのアスリート美女で、最初は敵だったのに変身ヒーローになったと思いきや、ヤンデレふたなりキャラと化すなんて他にいないしなぁ。
デビルマンレディーは物語の方も途中から意外な展開や最後のどんでん返しがあって印象的なんだけど、個人的にはラストの展開はモヤっとしたなー。不動ジュンというキャラに時に欲情しながらも感情移入もしてきた読者としてはう~ん……ってなっちゃった。
リアルタイムで読んだ作品という事で思い入れも強いし好きな所も多いけど、それゆえに色々複雑な感情を抱いてもいる。
「デビルマンレディー」は1998年にテレビアニメ化がされている。原作漫画とはストーリーや設定が別物で、「新世紀エヴァンゲリオン」が社会現象になったりしていたあの世紀末当時の時代の空気ががっつり反映された、いかにもあの時代の深夜アニメ! って感じだったのと、エンディング曲がまだ若手だった田村ゆかりが歌っていたのは覚えている。
でも、詳しい内容に関しては当時に観たきりなうえに途中で録画失敗とかして中途半端になっていたりもしたからか、あんまりおぼえてない。
最後にちゃんと読んだのは、大長編の「バイオレンスジャック」
「バイオレンスジャック(1973年~1990年連載)」
巨大地震により、他とは分断された無法地帯となった関東を舞台にしたバイオレンスドラマである。
崩壊した世界の中で抗い戦い生き抜く人々を描いた群像劇で、永井豪の他の漫画作品のキャラが多く登場するオールスター漫画でもある。
このような世界観・設定の作品としては、「北斗の拳(1983年)」 「魔界都市〈新宿〉(1982年)」 「マッドマックス2(1981年)」などの先駆けとなっている。
タイトルは知っているけど読む機会のなかった作品だったが、ちょうどデビルマンレディーが連載中だった1998年に漫画文庫で完全版が発売されたので、そこから読んだ。
読み始めるとまずは、タイトルにもなっているバイオレンスジャックというキャラが「筋肉はゴリラ!」「牙は狼!」「燃える瞳は原始の炎」「二メートル二十の全身に闘争エネルギーがみたされていた!」「その名はジャック!」「暴力ジャック」というキャッチコピーと共に紹介される。
その後はしばらく、関東地獄地震が起こった時の様子や、少年グループのリーダーである逞馬竜が主人公のドラマが描かれる。
逞馬が回想する、関東地獄地震の時のお話が結構じっくり長く描かれるんだけど、そこが普通に災害パニック漫画として出来が良くてまず凄い。
そして、荒れ果てた関東で少年グループのリーダーとなった逞馬は、謎の大男バイオレンスジャックと邂逅する。ジャックの行動に巻き込まれて逞馬は大きな戦いへと巻き込まれていく。
最初の逞馬が主役の話が一旦終わると、次はまた別の人物らがメインの◯◯編が始まる。そうして様々な人物や事件にジャックが関わっていき変化を起こしていく。
壮大な大河ドラマでもあるけど、全編、暴力や拷問や殺人や裏切りや強姦や食人や筋肉などで満ち溢れているので読むのにエネルギーを使う。勿論、愛や友情や熱さを感じる部分もあるし、異性愛や同性愛やおねショタもあったりするけど。
ジャックに次いでのメインキャラクターとしてスラムキングがいる。
生まれつき自分自身も潰してしまうほどの異常な筋力の持ち主で、常に筋肉の力を外に逃す為に鎧を着て過ごしている大男。
関東を暴力で支配する恐ろしい男で、見せしめのために自分に逆らった者たちを、四肢を切断して舌を抜いて「人犬」として飼って散歩をさせている登場シーンは強烈。ちなみに、その人犬にされている二人はデビルマンの飛鳥了と牧村美樹である。
早乙女門土と身堂竜馬の二人組も出番が多い重要キャラ。
元々は「ガクエン退屈男」という作品の主人公だったらしいが、この世界では学生運動で暴れていた、俗にいう極左ゲリラというやつだったが、刑務所を脱獄して関東へとやってくる。
早乙女門土は目的のためではなく戦いたいが為に戦う、と言った感じの猛獣のような男。親友の竜馬との軽妙なやりとりや時折見せる優しさを見るに根っからの悪人というわけでもなさげだが、異常な闘争心の強さが彼を狂わすのか、残虐な悪人でもある。
身堂竜馬は親友の門土と同じく喧嘩の強い引き締まった体つきの男ではあるが、見た目や仕草が女の子のようであり、劇中でも男に迫られたりする。途中からは門土に対してアプローチをかけるようにもなるが、相手にされない。
読者を、男でもこんだけ可愛かったら別にいいやと思わせるある意味BLへの案内人?
そのつながりで思い出すのが野獣王編の響真吾くん。美少年だが登場していきなり裸マントで、マントが風に煽られてショタボディ丸出しになったりする。その可愛らしさ故に過去には男にレイプされてもいる。
真吾は川で水浴びをしている女性・アイラを見て欲情しながらも、虎に襲われる彼女を身を挺して守る。このへんのシーンがエロティックで、さしずめ彼はおねショタとショタエロ漫画への案内人といった所か。
初めて読んだ10代の時は、男の子キャラにエロスを感じて戸惑いを感じたものだが、今ではそういう風に描かれた二次元キャラにそう感じるのは自然だし気にするもんじゃないと割り切っている。
おねショタというとジャンヌというキャラがいて――と、この調子でキャラの話ばかりしていてもきりがないのでここでストップしてまとめ。
「バイオレンスジャック」は、人によっては山盛りの地獄のようなエログロバイオレンスの数々に挫折しそうな作品でもあるけども、ラストまで読み終えた後の満足感というか清涼感は中々のものだった。
この作品もまた最後にとんでもないどんでん返しがあるのだけど、デビルマンレディーの時と違いこちらはしっくり来る終わり方だった。元々なんでもありな永井豪オールスター漫画という側面もあったからなのもあるけど。
その後はなんとなく他の永井豪作品は読んでいない。調べてみると今現在「デビルマンサーガ」という作品が連載中らしい。これはちょっと気になる。
と、言うわけで長々と描いたけどこのへんで終わり。
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