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ラスペラスとの決戦編
第161話 石けんを売ろう②
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「アトラス様! 石けんギルドが難癖で襲ってきましたので、ぶちのめしましたぞ!」
「事後報告!?」
執務室で漫画を読んでいると、セバスチャンが部屋に突っ込んできた。
ちなみに執務室の扉は今もついてない。木の扉は粉砕されるからなぁ。
鉄の扉ならたぶん大丈夫だとは思うのだが……高い上にもしそれも壊されたら流石に困るからやめている。
しかし石けんギルドめ。思ったよりも直接的な手段を取って来たな。
「それでもう少し詳細を教えてくれ」
「はい。石けんを貴族に売りに向かっていたところ、急に黒装束の者たちが現れたのです。偽物の石けんを売るなど許すまじ、なんて言って襲ってきましたので全員に石けんを叩きつけましたぞ。代金も頂いております」
「……別にそんな奴らにまで押し売りしなくてもいいんだぞ」
セバスチャンは平然と返事してくるが、やってることはカツアゲである。
向こうから襲ってきてるから正当性はあるけど。
「それでですね。石けんギルドから手紙も来ておりますぞ」
セバスチャンは俺に手紙を渡してきた。……絶対恨み節とかだろ文の内容。
とりあえず手紙に目を通すとこんな感じのことが書いてある。
不良品の石けんを勝手に売るな。レスタンブルク国の民が、心身共に清潔に保たれているのは我々の石けんのおかげだ。
極めてダウトである。ダウトボタンがあったら死ぬほど連打したい。
心身ともに清潔に保たれている!? クズが蔓延してるんだが!?
もうこいつら大ウソつき確定なのでどうでもいいや。
挙句の果てにセバスチャンを襲ってくるような奴らだし、さっさと潰すことにしよう。
「セバスチャン。石けんギルドにアポを取れ」
「トドメを刺すということですな! お任せくだされ!」
すごくノリノリで部屋から走り去っていくセバスチャン。
……なんか嫌な予感がするなあ。セバスチャンは加減を知らないからなぁ。
相手の傷口に塩どころか、ナイフを突き刺すこともためらわないし。
それから数日後のことである。
「アトラス様! 石けんギルドの者がやって来ましたぞ。偉そうにアトラス様に会わせろとほざいてましたので、とりあえず投げましたがいかがいたしましょう?」
「だから事後報告やめて!? もう選択肢がほぼ残ってないんだけど!?」
とりあえず石けんギルドの者を、会議室に案内させるように命令する。
その後に俺も会議室につくと、物凄く不機嫌そうな顔の男――石けんギルド長が椅子に座っていた。
横には2メートルはあるかという巨漢がどっしりと立っている。
ギルド長は俺を見るや否や、怒り狂ったような声をあげる。
「アトラス伯爵! これはどういうことですか! 何で貴方と会いに来た私が、投げられねばならないのです! これは重大問題です! すぐに石けんを売るのをやめて賠償金を払いなさい!」
「何を言うのですぞ! 貴方が無理やり屋敷に入ろうとするから、投げ飛ばしたのでございます! これより先に入れば投げ飛ばすと申し上げましたぞ!」
「本当に一歩踏み入れただけで、ぶん投げるバカがいるか!?」
机を強く叩いて叫び続けるギルド長。いやそれはうちのセバスチャンを舐めすぎだろ。
むしろ斧を持ってなかったから物凄い温情だぞ。もう菩薩様並みの慈悲だぞ。
今ここで首が繋がってるのを感謝すべきレベルだぞ。
「いやあんたが不法侵入したのが悪いだろ。もちろんだが石けんを売るのもやめないし、賠償金も払わんぞ」
「ふざけているのですか! 貴族だろうと許されません! 貴方がしていることは、我々が積み上げてきた石けんの評判を悪用した最低行為! 劣化品を売るなど!」
「いやそもそもだが。あんたらしか石けん売ってはいけないなんて法ないよな?」
「法の問題ではない! 私は礼儀と当たり前のことを話しているのです! 石けんは我々ギルドが管理するのが当たり前! それを横から売るなど盗人です!」
ギルド長は更に興奮している。
いや法の問題ではないって頭おかしいだろ。礼儀と当たり前のことってなんだよ。
流石に意味不明なのでもう話しなくてもいいかな……というかだ。
俺も実は結構怒ってるんだよ。
「どうやらあんたと俺の間では、礼儀や当たり前の意味が違うようだ。そういう時はどうすればいいかご存じかな?」
「当然でございます。アトラス伯爵が我々に頭を下げて、今後も石けんを売らないと約束すれば全て丸く収まります」
「はっはっは。オタクのギルド本部に、大魔法ぶち込んでやるって言ってるんだよ! 戦争だ!」
俺の言葉を聞いた瞬間、ギルド長の顔が真っ青になる。
おいおい肌色が悪いぜ。ご自慢の石けんで洗い流したほうがいいんじゃないかい? ん?
「何を! そんなことを貴族がやるなど! 民衆が許すわけがない!」
「いやうちの領の最重鎮を襲っておいて何を言ってるんだ? 先に仕掛けてきたのはそっちだろ。安心してくれ。双子姫とベフォメット元最強魔法使いと、それと数十のドラゴンで完膚なきまでに襲ってやるから」
ギルド長はもはや泣きそうな表情になっているが、今回は絶対に許すつもりはない。
よくもセバスチャンを襲ってくれやがったな! 無傷で迎撃できたにしても、身内をたかが石けんで襲撃されるとかふざけんな。
先に殴られたのだからこちらも殴り返すに決まってるだろうが!
右のほほをぶたれたら、敵の顔面を左右往復連打してやる!
「それと勘違いしてるから言っておく。俺らの売ってる石けんは決して、お前らの劣化品ではない!」
「な、な、何を! 証拠を示しなさい!」
「セバスチャン!」
俺の言葉にセバスチャンは頷いた。
頑固な汚れの物を持ってきて、それを綺麗にすることで証明する。
……そうするだろうと思っていた時期が俺にもありました。
「ではお見せしましょうぞ! フォルン領の石けんの力、とくとご覧あれ!」
そう告げるとセバスチャンは、石けんを噛み砕いて飲み込んだ……なにやってんの!?。
「はぁ!? せ、石けんを食べたぁ!?」
ギルド長も泡食ってる。というか俺も、巨漢の奴も目を見開いて驚いている。
平然としているのはセバスチャンだけである。
「見なさい! フォルン領の石けんは食べられるのですぞ! これこそが清潔である証!」
「ふ、ふざけるな! 石けんが食べられるわけが!」
「おや? 食べられないのですぞ? それはいけませんねぇ、石けんギルドの長が石けんを食べられないとは偽物ですぞ!」
食べられたら人間として偽物くさいと思うぞ。
セバスチャンは石けんを構えたまま、ジリジリとギルド長に近づいていく。
間違いなく石けんを食わせるつもりだ。巨漢がそんなセバスチャンに立ちふさがるように前に出るが。
「邪魔ですぞ!」
「もがぁ!?」
巨漢は石けんを食わされて泡ふいて倒れた。あ、泡れな……違う哀れな……。
壁がいなくなったギルド長は、腰を抜かして床にへたりこんだ。
そんなギルド長にゆっくりと近づいていくセバスチャン。
「さぁ。貴方もフォルン領の石けんを味わうのですぞぉ……!」
「アトラス伯爵! 助けてください! フォルン領の石けんは素晴らしいです! 決して我々の劣化品ではありませんから!」
ギルド長が命からがらの悲鳴をあげてくる。
そんな彼に対して、俺は机に置いてあった紅茶を一口含むと。
「まあここはテイスティングしてみて、そこから話しましょう。ご安心を、お代わりならいくらでもありますので」
「や、やめてくれ!?」
「食わず嫌いはいけませんぞぉ!」
「そんな問題じゃないだろ!? あっちょっやめっ、ごぼぉ!?」
実に新手のソーププレイである
流石にやりすぎ感があったので、石けんギルド本部への襲撃はとりやめた。
結局、石けんギルドは石けんの値段を俺達に合わせて値下げしたのだった。
「しかしセバスチャン。石けんを食うのはダメだと思うのだが」
「アトラス様。口に入る物は何でも食べられるのですよ」
「いやその理屈はおかしい」
「事後報告!?」
執務室で漫画を読んでいると、セバスチャンが部屋に突っ込んできた。
ちなみに執務室の扉は今もついてない。木の扉は粉砕されるからなぁ。
鉄の扉ならたぶん大丈夫だとは思うのだが……高い上にもしそれも壊されたら流石に困るからやめている。
しかし石けんギルドめ。思ったよりも直接的な手段を取って来たな。
「それでもう少し詳細を教えてくれ」
「はい。石けんを貴族に売りに向かっていたところ、急に黒装束の者たちが現れたのです。偽物の石けんを売るなど許すまじ、なんて言って襲ってきましたので全員に石けんを叩きつけましたぞ。代金も頂いております」
「……別にそんな奴らにまで押し売りしなくてもいいんだぞ」
セバスチャンは平然と返事してくるが、やってることはカツアゲである。
向こうから襲ってきてるから正当性はあるけど。
「それでですね。石けんギルドから手紙も来ておりますぞ」
セバスチャンは俺に手紙を渡してきた。……絶対恨み節とかだろ文の内容。
とりあえず手紙に目を通すとこんな感じのことが書いてある。
不良品の石けんを勝手に売るな。レスタンブルク国の民が、心身共に清潔に保たれているのは我々の石けんのおかげだ。
極めてダウトである。ダウトボタンがあったら死ぬほど連打したい。
心身ともに清潔に保たれている!? クズが蔓延してるんだが!?
もうこいつら大ウソつき確定なのでどうでもいいや。
挙句の果てにセバスチャンを襲ってくるような奴らだし、さっさと潰すことにしよう。
「セバスチャン。石けんギルドにアポを取れ」
「トドメを刺すということですな! お任せくだされ!」
すごくノリノリで部屋から走り去っていくセバスチャン。
……なんか嫌な予感がするなあ。セバスチャンは加減を知らないからなぁ。
相手の傷口に塩どころか、ナイフを突き刺すこともためらわないし。
それから数日後のことである。
「アトラス様! 石けんギルドの者がやって来ましたぞ。偉そうにアトラス様に会わせろとほざいてましたので、とりあえず投げましたがいかがいたしましょう?」
「だから事後報告やめて!? もう選択肢がほぼ残ってないんだけど!?」
とりあえず石けんギルドの者を、会議室に案内させるように命令する。
その後に俺も会議室につくと、物凄く不機嫌そうな顔の男――石けんギルド長が椅子に座っていた。
横には2メートルはあるかという巨漢がどっしりと立っている。
ギルド長は俺を見るや否や、怒り狂ったような声をあげる。
「アトラス伯爵! これはどういうことですか! 何で貴方と会いに来た私が、投げられねばならないのです! これは重大問題です! すぐに石けんを売るのをやめて賠償金を払いなさい!」
「何を言うのですぞ! 貴方が無理やり屋敷に入ろうとするから、投げ飛ばしたのでございます! これより先に入れば投げ飛ばすと申し上げましたぞ!」
「本当に一歩踏み入れただけで、ぶん投げるバカがいるか!?」
机を強く叩いて叫び続けるギルド長。いやそれはうちのセバスチャンを舐めすぎだろ。
むしろ斧を持ってなかったから物凄い温情だぞ。もう菩薩様並みの慈悲だぞ。
今ここで首が繋がってるのを感謝すべきレベルだぞ。
「いやあんたが不法侵入したのが悪いだろ。もちろんだが石けんを売るのもやめないし、賠償金も払わんぞ」
「ふざけているのですか! 貴族だろうと許されません! 貴方がしていることは、我々が積み上げてきた石けんの評判を悪用した最低行為! 劣化品を売るなど!」
「いやそもそもだが。あんたらしか石けん売ってはいけないなんて法ないよな?」
「法の問題ではない! 私は礼儀と当たり前のことを話しているのです! 石けんは我々ギルドが管理するのが当たり前! それを横から売るなど盗人です!」
ギルド長は更に興奮している。
いや法の問題ではないって頭おかしいだろ。礼儀と当たり前のことってなんだよ。
流石に意味不明なのでもう話しなくてもいいかな……というかだ。
俺も実は結構怒ってるんだよ。
「どうやらあんたと俺の間では、礼儀や当たり前の意味が違うようだ。そういう時はどうすればいいかご存じかな?」
「当然でございます。アトラス伯爵が我々に頭を下げて、今後も石けんを売らないと約束すれば全て丸く収まります」
「はっはっは。オタクのギルド本部に、大魔法ぶち込んでやるって言ってるんだよ! 戦争だ!」
俺の言葉を聞いた瞬間、ギルド長の顔が真っ青になる。
おいおい肌色が悪いぜ。ご自慢の石けんで洗い流したほうがいいんじゃないかい? ん?
「何を! そんなことを貴族がやるなど! 民衆が許すわけがない!」
「いやうちの領の最重鎮を襲っておいて何を言ってるんだ? 先に仕掛けてきたのはそっちだろ。安心してくれ。双子姫とベフォメット元最強魔法使いと、それと数十のドラゴンで完膚なきまでに襲ってやるから」
ギルド長はもはや泣きそうな表情になっているが、今回は絶対に許すつもりはない。
よくもセバスチャンを襲ってくれやがったな! 無傷で迎撃できたにしても、身内をたかが石けんで襲撃されるとかふざけんな。
先に殴られたのだからこちらも殴り返すに決まってるだろうが!
右のほほをぶたれたら、敵の顔面を左右往復連打してやる!
「それと勘違いしてるから言っておく。俺らの売ってる石けんは決して、お前らの劣化品ではない!」
「な、な、何を! 証拠を示しなさい!」
「セバスチャン!」
俺の言葉にセバスチャンは頷いた。
頑固な汚れの物を持ってきて、それを綺麗にすることで証明する。
……そうするだろうと思っていた時期が俺にもありました。
「ではお見せしましょうぞ! フォルン領の石けんの力、とくとご覧あれ!」
そう告げるとセバスチャンは、石けんを噛み砕いて飲み込んだ……なにやってんの!?。
「はぁ!? せ、石けんを食べたぁ!?」
ギルド長も泡食ってる。というか俺も、巨漢の奴も目を見開いて驚いている。
平然としているのはセバスチャンだけである。
「見なさい! フォルン領の石けんは食べられるのですぞ! これこそが清潔である証!」
「ふ、ふざけるな! 石けんが食べられるわけが!」
「おや? 食べられないのですぞ? それはいけませんねぇ、石けんギルドの長が石けんを食べられないとは偽物ですぞ!」
食べられたら人間として偽物くさいと思うぞ。
セバスチャンは石けんを構えたまま、ジリジリとギルド長に近づいていく。
間違いなく石けんを食わせるつもりだ。巨漢がそんなセバスチャンに立ちふさがるように前に出るが。
「邪魔ですぞ!」
「もがぁ!?」
巨漢は石けんを食わされて泡ふいて倒れた。あ、泡れな……違う哀れな……。
壁がいなくなったギルド長は、腰を抜かして床にへたりこんだ。
そんなギルド長にゆっくりと近づいていくセバスチャン。
「さぁ。貴方もフォルン領の石けんを味わうのですぞぉ……!」
「アトラス伯爵! 助けてください! フォルン領の石けんは素晴らしいです! 決して我々の劣化品ではありませんから!」
ギルド長が命からがらの悲鳴をあげてくる。
そんな彼に対して、俺は机に置いてあった紅茶を一口含むと。
「まあここはテイスティングしてみて、そこから話しましょう。ご安心を、お代わりならいくらでもありますので」
「や、やめてくれ!?」
「食わず嫌いはいけませんぞぉ!」
「そんな問題じゃないだろ!? あっちょっやめっ、ごぼぉ!?」
実に新手のソーププレイである
流石にやりすぎ感があったので、石けんギルド本部への襲撃はとりやめた。
結局、石けんギルドは石けんの値段を俺達に合わせて値下げしたのだった。
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