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玉手箱開く
オーストラリアのウーメラ砂漠。
そこに、金属製のカプセルが舞い降りてきた。
宇宙を旅してきた探査機はやぶさ2が持ってきたカプセルだ。
「おお! ここにあったぞ」
カプセルは回収され、飛行機で日本に運ばれ、神奈川県相模原市にある研究所に持ち込まれる。
「何が入っているのかな?」
「中から煙が出てきてお爺さんになったりして」
世界中の人たちが、カプセルが開封されるのを待ち望んでいた。
だが、開封の瞬間を待ち望んでいる者はカプセルの中にもいた。
異星人A「くくくく、馬鹿な地球人め。我々が中にいるとも知らずに」
異星人B「外へ出たら早速侵略開始じゃ」
異星人C「一応降伏勧告はしておけよ。人道主義者がうるさいからな」
なんという事か!
カプセルの中に、邪悪な異星人が潜んでいるではないか。
え? 異星人というだけで、邪悪と決めつけるのはおかしい? 異星人差別だと?
まあ、そうなのだが、とにかく彼らは邪悪なのだよ。
この邪悪な異星人は、遥か昔にミラクルマンとの戦いに敗れて宇宙船で逃げ出していたのだが、旅を続けるうちに宇宙船が故障して小惑星リュウグウに不時着していたのだ。
そのまま冷凍睡眠で生きながらえてきたのだが、はやぶさの撃ちこんだインパクタの衝撃で目覚めてしまったのだ。
そして地球の宇宙船がサンプル回収作業をしているのを見て、これ幸いとばかりに乗り込んだのである。
そして、いよいよカプセルが開く時が来た。
嬉々として異星人はカプセルから出てくる。
異星人C「地球人よ。我々は宇宙人である。降伏と服従を要求……え?」
異星人A「地球人て……巨人だったのか?」
なお、この邪悪な異星人の平均身長は一ミリである。
それでも果敢に地球人に攻撃をかけるが……
研究者A「ん? なんか今、当たったかな?」
研究者B「おい。このチリなんか動かなかったか?」
研究者C「気のせいだろう。まさかこの中にリュウグウ星人がいたとでも」
異星人B「おい、どうする? 攻撃が全然効いていないぞ? ていうか攻撃されている事に気が付いてもいない」
異星人C「降伏勧告も聞こえていないみたいだ」
異星人は邪悪だった。
しかし、弱かった。
了
そこに、金属製のカプセルが舞い降りてきた。
宇宙を旅してきた探査機はやぶさ2が持ってきたカプセルだ。
「おお! ここにあったぞ」
カプセルは回収され、飛行機で日本に運ばれ、神奈川県相模原市にある研究所に持ち込まれる。
「何が入っているのかな?」
「中から煙が出てきてお爺さんになったりして」
世界中の人たちが、カプセルが開封されるのを待ち望んでいた。
だが、開封の瞬間を待ち望んでいる者はカプセルの中にもいた。
異星人A「くくくく、馬鹿な地球人め。我々が中にいるとも知らずに」
異星人B「外へ出たら早速侵略開始じゃ」
異星人C「一応降伏勧告はしておけよ。人道主義者がうるさいからな」
なんという事か!
カプセルの中に、邪悪な異星人が潜んでいるではないか。
え? 異星人というだけで、邪悪と決めつけるのはおかしい? 異星人差別だと?
まあ、そうなのだが、とにかく彼らは邪悪なのだよ。
この邪悪な異星人は、遥か昔にミラクルマンとの戦いに敗れて宇宙船で逃げ出していたのだが、旅を続けるうちに宇宙船が故障して小惑星リュウグウに不時着していたのだ。
そのまま冷凍睡眠で生きながらえてきたのだが、はやぶさの撃ちこんだインパクタの衝撃で目覚めてしまったのだ。
そして地球の宇宙船がサンプル回収作業をしているのを見て、これ幸いとばかりに乗り込んだのである。
そして、いよいよカプセルが開く時が来た。
嬉々として異星人はカプセルから出てくる。
異星人C「地球人よ。我々は宇宙人である。降伏と服従を要求……え?」
異星人A「地球人て……巨人だったのか?」
なお、この邪悪な異星人の平均身長は一ミリである。
それでも果敢に地球人に攻撃をかけるが……
研究者A「ん? なんか今、当たったかな?」
研究者B「おい。このチリなんか動かなかったか?」
研究者C「気のせいだろう。まさかこの中にリュウグウ星人がいたとでも」
異星人B「おい、どうする? 攻撃が全然効いていないぞ? ていうか攻撃されている事に気が付いてもいない」
異星人C「降伏勧告も聞こえていないみたいだ」
異星人は邪悪だった。
しかし、弱かった。
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