6 / 19
6
しおりを挟む
正は以前から細木に気があったのだ。
しかし、自分みたいなデブが告白しても、『キモい』と言われるだけと思いあきらめていた。
何度かダイエットにも挑戦したが、尽く失敗していたのである。
『頭山さん、お身体の方は大丈夫ですか? 木に養分を吸い取られすぎて……』
「ええ、今のところ命の危険はないようです。根も頭蓋に侵入する様子はないみたいだし」
『そうですか。もう、会えないのではないと心配していました』
「え?」
『この際だから言ってしまいます。頭山さん、好きです。会社に戻れたら、私と付き合ってください』
(えええ!! なに? 俺コクられてるの!?)
電話が切れた後も、正は今あったことが信じられない気分だった。
(これは夢だ。俺みたいなデブがモテるはずがない……は! そうか!)
正はすっかり引っ込んでしまった自分のお腹に目を向けた。
今までいくら頑張っても成功しなかったダイエット。
しかし、思わぬことで成功してしまった。
(そうか! だから細木さんは自分のことを見直してくれたんだ)
しかし、自分みたいなデブが告白しても、『キモい』と言われるだけと思いあきらめていた。
何度かダイエットにも挑戦したが、尽く失敗していたのである。
『頭山さん、お身体の方は大丈夫ですか? 木に養分を吸い取られすぎて……』
「ええ、今のところ命の危険はないようです。根も頭蓋に侵入する様子はないみたいだし」
『そうですか。もう、会えないのではないと心配していました』
「え?」
『この際だから言ってしまいます。頭山さん、好きです。会社に戻れたら、私と付き合ってください』
(えええ!! なに? 俺コクられてるの!?)
電話が切れた後も、正は今あったことが信じられない気分だった。
(これは夢だ。俺みたいなデブがモテるはずがない……は! そうか!)
正はすっかり引っ込んでしまった自分のお腹に目を向けた。
今までいくら頑張っても成功しなかったダイエット。
しかし、思わぬことで成功してしまった。
(そうか! だから細木さんは自分のことを見直してくれたんだ)
0
あなたにおすすめの小説
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる