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7章
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検査の翌日、俺の病室に高梨照史(たかなしあきと)先輩がお見舞いに来てくれた。
俺の大学の先輩で、カメラマンになった憧れの人だ。
今の俺は照史先輩のスタジオで働かせて貰っているみたいだ。
「おい、英司。あんまりビックリさせんなよ!ったくよぉ!」
照史先輩は普段はキリッとして一見クールなのに、気を許している相手には素を出してくる。だから気軽に話してもらえてるなって感じると、気を許してくれてるのかなって嬉しくなる。
「俺も結子ちゃんも、みんなめちゃくちゃ心配してたんだからな!!」
結子
あの心地いい声の子か。
「あの、結子ちゃん、って…」
「あぁ?
あー、そっか、お前3年分の記憶なかったか…」
「あ…はい、すみません。
今の仕事とかは、
昨日母さんから聞いてたんですけど、
あ!
…
あの、俺、…」
「早く元気になって3ヶ月分の仕事取り戻せよ!」
照史先輩は俺の背中をバシンと叩く。
起きたばかりのけが人に容赦ない。
「ちょ、先輩!!痛いです」
照史先輩は一瞬目を見開いてから少し照れくさそうに笑った。
「先輩、か!お前にそう呼ばれるの久しぶりだわ」
「え、俺、その、何て…?」
「まぁお前の呼びやすいように呼べばいいよ」
相変わらず話すの下手なんだなって照史先輩はクスクス笑った。
「“ 言葉だと、きっと思ってることの10分の1くらいしか出てこないんですよ”か。
そんな感じだよなぁ本当に」
俺の大学の先輩で、カメラマンになった憧れの人だ。
今の俺は照史先輩のスタジオで働かせて貰っているみたいだ。
「おい、英司。あんまりビックリさせんなよ!ったくよぉ!」
照史先輩は普段はキリッとして一見クールなのに、気を許している相手には素を出してくる。だから気軽に話してもらえてるなって感じると、気を許してくれてるのかなって嬉しくなる。
「俺も結子ちゃんも、みんなめちゃくちゃ心配してたんだからな!!」
結子
あの心地いい声の子か。
「あの、結子ちゃん、って…」
「あぁ?
あー、そっか、お前3年分の記憶なかったか…」
「あ…はい、すみません。
今の仕事とかは、
昨日母さんから聞いてたんですけど、
あ!
…
あの、俺、…」
「早く元気になって3ヶ月分の仕事取り戻せよ!」
照史先輩は俺の背中をバシンと叩く。
起きたばかりのけが人に容赦ない。
「ちょ、先輩!!痛いです」
照史先輩は一瞬目を見開いてから少し照れくさそうに笑った。
「先輩、か!お前にそう呼ばれるの久しぶりだわ」
「え、俺、その、何て…?」
「まぁお前の呼びやすいように呼べばいいよ」
相変わらず話すの下手なんだなって照史先輩はクスクス笑った。
「“ 言葉だと、きっと思ってることの10分の1くらいしか出てこないんですよ”か。
そんな感じだよなぁ本当に」
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