聖女に選ばれて婚約者候補から外れた令嬢は皇太子に囚われる

望乃

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17 ロザリオ視点

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……目が覚めた確か昨日はティーナを抱いたんだった、肝心のティーナはどこに紙が置いてある。
  ロザリオ様
  昨日のことはなかったことにしてください
という置き手紙だった、なかったことにしてくださいかそれはそうだ昨日私はティーナを無理やり抱いたのだから抱いたからといって聖女である彼女は一生その秘密を抱えてでも聖女として責務を全うしようとするだろうだからなかったことにしてくださいと置き手紙を残したのだひとまず着替えて王宮に戻るかそして誰にもばれずに王宮の部屋に戻ることができた。侍従は少し怪しんでいたがまあばれることはなかった。  
そして次の日ティーナにあった。
「ティーナ」
「ロザリオ様、ごきげんよう」
そう何もなかったように振る舞う。ティーナの中ではもうあの出来事はなかったことにしなきゃいけないものと思っているのだろう。それにしても何故聖女は結婚してはいけないのだろうかそれについて歴代の聖女についても詳しく調べなければティーナと結婚するためには……
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