Korps kreuz Rebelion

蝉時雨杏樹

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Prologue

世界観説明・用語解説

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○ウルス・ラグナ星
バルディッシュ星系第三惑星、砂漠や荒野に覆われ、万能の鉱石「錬洋石」がかつては大量に採掘できた。今では僅かには取れるものの、ほぼ枯渇状態にあると言っていい。

○グリトニル大陸
面積は地球で言うところのアフリカ大陸の2倍くらい。ウルスラグナ星の赤道部分の少し下にあり、気候は熱帯で常に暑い。
国土の大半は荒野か砂漠である。その他は森林や鉱山で占められており、地下資源「錬洋石」が、かつては豊富に採取できた。西部や南西部、東部に人口が集中しており、先の大戦「聖一二〇年戦争」が勃発した際には、大中の都市に連邦軍の基地が建設され要塞化が進められた。しかし現在は政府役人が亡命し、実質的な無政府状態が続いている。

○軍事要塞都市カッツバルゲル
グリトニル大陸最大の都市で、かつては600万人以上が暮らす大規模な階層都市だった。街は高い城壁に囲まれており、正面の門には大陸横断鉄道で入ることができる。戦中に要塞化が進められたため、至るところにミサイルランチャーや砲塔、カタパルト、IGF専用武器の格納庫、シェルター等が設置されている。戦後に軍が撤退した後は、違法薬物や条約で禁止された武器を販売する闇市、カジノ等が栄え、急速に治安が悪化した。今や闇の商人やギャング、脱走兵、脱獄囚などあらゆる犯罪者の楽園と化している。

○錬洋石
不思議な力を持った石。この石を用いることによってIGFなどの兵器、またあらゆる機械の飛行が可能となる。錬洋石の発掘事業は現在では完全に機械化されているが、その以前は、イシュタリア連邦の身分制度で最下層の貧困層(主に子供や奴隷)が強制的に従事させられるといった、暗い過去もあった。発掘作業は過酷を極め多数の死者を出した。

○イシュタリア連邦王国
5つの恒星系を掌握している巨大国家。封建制度と階級制度が根強く残り、王家一族による独裁的な政治体制を敷いている。しかし「聖一二〇年戦争」で莫大な損失を蒙った上に多額の賠償金を請求され、停戦後に国力は弱体化した。

○アーカディア共和国
イシュタリア連邦から独立した共和制の民主国家。

○人形機動兵器:IGF(Ifrit gear frame)
イシュタリア連邦が開発した人形の機動兵器。錬洋石の使用によって空中の飛行が可能となる。
そのため機体の内部に錬洋石のコアユニットを持っている。

○聖一二〇年戦争
文字通り120年続いた連邦と共和国の星系間での全面戦争
停戦協定「ウィクトーリア協定」によって一時的に停戦状態となっている。

○氷霧分遣艦隊
グリトニル大陸で活動する自称「陸の海賊」、武器商人も兼ねている。
その構成員は元囚人や野党と化した脱走兵、犯罪者など、ならず者の集まりである。

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