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本編
3
「……ええっと、騎士さま?」
「はい」
悩んだ結果、ヴィヴィアンヌは姓も名もどちらも避けてオリヴィエを呼んだ。オリヴィエは気にした様子もなく、その呼びかけに応える。
「騎士さま……」
「はい」
「……へへっ、騎士さま!」
「……はい?」
だれかを呼んで返事があることがうれしくて、ヴィヴィアンヌはつい何度もオリヴィエを呼んだ。オリヴィエは戸惑いつつも、律儀に返事をする。
「あの、ヴィヴィアンヌ?」
「あっ、ごめんなさい。騎士さま、崖から落ちたんだと思うけど……どうしてこんなところにいるの?」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエがこの森にいることが不思議でならなかった。祖母から、この森は魔女の森と呼ばれて恐れられているため、人が入ってくることはほとんどないと聞いていたからだ。
実際、ヴィヴィアンヌの記憶にある限り、いままでこの森に人が現れたことは一度もなかった。
外の人々が恐れる森に、オリヴィエはなんの目的があって足を踏み入れたのか。
「崖の上に、洞窟があるのは知っていますか?」
「洞窟……あっ」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエが指す洞窟のことをよく知っていた。そこはヴィヴィアンヌの祖母の母、つまり彼女にとっての曽祖母がすみかとしていた場所だった。
「そこを、調査するためです」
「えっ、どうしてあんなところに? だって、あそこは……」
ヴィヴィアンヌは曽祖母のすみかなのにと言いかけたが、なんとか飲み込んだ。オリヴィエはヴィヴィアンヌが止めようとしたと勘違いしたようで、静かに首を横に振る。
「……大切な方をお救いするため、どうしても必要なのです」
「大切な方?」
「とても、大切な……」
オリヴィエの切実な声音に、はなにか尋常ではない事情があるのだと察し、ヴィヴィアンヌは口をつぐんだ。
(見られて困るようなものはないよね、たぶん。ちゃんと侵入者対策しているから入れないだろうし……あっ、まさか)
そこで、ヴィヴィアンヌはオリヴィエのけがの原因が思い当たった。ヴィヴィアンヌは恐る恐るその考えを口にする。
「もしかして、崖から落ちたのは……洞窟に入ったから?」
「……そう、ですね」
洞窟には曽祖母が用意した、無理に入ろうとした者を吹き飛ばす魔法が仕掛けられていた。その時のことを思い出したのか、オリヴィエは苦々しい表情でうなずく。
(ああぁ……)
オリヴィエのけがの原因が自分の身内の魔法によるものだと知って、ヴィヴィアンヌは気まずくなった。
「あのう、騎士さま。あそこに入るのは、もう止めたほうが……」
「いえ、そうはいきません。私は、まだなにも得られていない……!」
そう言って身を起こそうとしたオリヴィエを、ヴィヴィアンヌが慌てて止めた。
片足に、さらに両腕に大けがを負った状態で、森の中を思うように歩けるはずがない。仮に洞窟までたどり着けたとしても、こんな状態ではまたひどい目にあうことは目に見えている。
ヴィヴィアンヌとしても、身内の魔法で人が傷つくことは望ましくなかった。
「……私、この森で生まれ育ったの。だから言うけど……その足と腕で森を歩き回るのはあぶないと思うの」
「それは……」
「それに、そんな状態だと、なにもできないんじゃないかな」
オリヴィエも自覚があるようで、ヴィヴィアンヌの言葉に口を閉ざした。一度調査に失敗しているというのに、なんの対策もなくさらに悪い状態で再び挑もうとするのは愚かでしかない。
「……きみの、言うとおりです」
オリヴィエは表情を暗くし、ヴィヴィアンヌから顔をそらす。目に見えて落ち込んでしまったオリヴィエの様子にヴィヴィアンヌは慌てた。
「あ、ええっと……あの、騎士さま。一度森を出て、ちゃんとした治療受けたほうがいいかも?」
「……そうでしょうね……」
「だよねっ……あっ」
ヴィヴィアンヌは言ってみたものの、状態からしてオリヴィエ一人では森を出ることすらままならないことに気づく。
(魔法を使うところ、見られるわけにはいかないし……)
ヴィヴィアンヌが手を貸したとしても、非力な彼女が魔法を使わずにオリヴィエの体を支えて長時間歩くことは難しい。
ヴィヴィアンヌは少し悩んだ後、オリヴィエに一つ提案をした。
「騎士さま。せめて歩けるようになるまで、ここで体を休めていかない?」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの提案に目を丸くした。
「それはありがたいですが……ヴィヴィアンヌの迷惑になりませんか?」
「ええっ、迷惑だと思うなら最初から言わないよ!」
オリヴィエは戸惑っているようだ。ヴィヴィアンヌはオリヴィエがなにを気にしているのかわからず、首をかしげる。
「あれ。騎士さま、なにか気になることあるの?」
「いえ……なにも礼ができずに、負担だけをかけるわけには……」
「礼? ……そうだ、それなら」
ぱっと目を輝かせたヴィヴィアンヌは胸元で両手を合わせた。オリヴィエになにかを求めるつもりはなかったが、それを気にするならばとお願いごとを思いつく。
「私、騎士さまに興味があるの!」
「……私に?」
オリヴィエはわずかに眉をひそめた。
「言っておきますが、私はだれともおつき合いする気も、結婚するつもりもありません」
オリヴィエはヴィヴィアンヌを警戒しているようだ。しかし、ヴィヴィアンヌはきょとんとした表情で首をかしげる。
「オツキアイ? ケッコン? なに、それ?」
「えっ」
オリヴィエは間抜けな声をもらし、口をぽかんと開いて固まった。
「よくわからないけど……そんなのは、別にいいの!」
「……そ、そんなの」
自分との交際や婚姻がそんなの扱いされたオリヴィエは、気が抜けたようにつぶやく。ヴィヴィアンヌはオリヴィエの様子などまったく気にせず、笑って話を続けた。
「私、騎士さまのことが知りたいの!」
「へっ、あ……そっ、そう、なのか……僕のこと……」
「私のお父さんは、騎士さまだったって、おばあちゃんが言っていたの。だから、騎士さまってどんな人なのかなって」
「えっ、そっち!?」
「えっ、そっちって?」
「っ……いや、なんでもない……です……」
オリヴィエは赤くなって顔を背けた。体が不自由なく動かせたなら、この場を走り去っていたかもしれない。しかし、ヴィヴィアンヌにはオリヴィエの気持ちはまったくわからず、ただ不思議そうに彼を見ているだけだった。
「はい」
悩んだ結果、ヴィヴィアンヌは姓も名もどちらも避けてオリヴィエを呼んだ。オリヴィエは気にした様子もなく、その呼びかけに応える。
「騎士さま……」
「はい」
「……へへっ、騎士さま!」
「……はい?」
だれかを呼んで返事があることがうれしくて、ヴィヴィアンヌはつい何度もオリヴィエを呼んだ。オリヴィエは戸惑いつつも、律儀に返事をする。
「あの、ヴィヴィアンヌ?」
「あっ、ごめんなさい。騎士さま、崖から落ちたんだと思うけど……どうしてこんなところにいるの?」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエがこの森にいることが不思議でならなかった。祖母から、この森は魔女の森と呼ばれて恐れられているため、人が入ってくることはほとんどないと聞いていたからだ。
実際、ヴィヴィアンヌの記憶にある限り、いままでこの森に人が現れたことは一度もなかった。
外の人々が恐れる森に、オリヴィエはなんの目的があって足を踏み入れたのか。
「崖の上に、洞窟があるのは知っていますか?」
「洞窟……あっ」
ヴィヴィアンヌはオリヴィエが指す洞窟のことをよく知っていた。そこはヴィヴィアンヌの祖母の母、つまり彼女にとっての曽祖母がすみかとしていた場所だった。
「そこを、調査するためです」
「えっ、どうしてあんなところに? だって、あそこは……」
ヴィヴィアンヌは曽祖母のすみかなのにと言いかけたが、なんとか飲み込んだ。オリヴィエはヴィヴィアンヌが止めようとしたと勘違いしたようで、静かに首を横に振る。
「……大切な方をお救いするため、どうしても必要なのです」
「大切な方?」
「とても、大切な……」
オリヴィエの切実な声音に、はなにか尋常ではない事情があるのだと察し、ヴィヴィアンヌは口をつぐんだ。
(見られて困るようなものはないよね、たぶん。ちゃんと侵入者対策しているから入れないだろうし……あっ、まさか)
そこで、ヴィヴィアンヌはオリヴィエのけがの原因が思い当たった。ヴィヴィアンヌは恐る恐るその考えを口にする。
「もしかして、崖から落ちたのは……洞窟に入ったから?」
「……そう、ですね」
洞窟には曽祖母が用意した、無理に入ろうとした者を吹き飛ばす魔法が仕掛けられていた。その時のことを思い出したのか、オリヴィエは苦々しい表情でうなずく。
(ああぁ……)
オリヴィエのけがの原因が自分の身内の魔法によるものだと知って、ヴィヴィアンヌは気まずくなった。
「あのう、騎士さま。あそこに入るのは、もう止めたほうが……」
「いえ、そうはいきません。私は、まだなにも得られていない……!」
そう言って身を起こそうとしたオリヴィエを、ヴィヴィアンヌが慌てて止めた。
片足に、さらに両腕に大けがを負った状態で、森の中を思うように歩けるはずがない。仮に洞窟までたどり着けたとしても、こんな状態ではまたひどい目にあうことは目に見えている。
ヴィヴィアンヌとしても、身内の魔法で人が傷つくことは望ましくなかった。
「……私、この森で生まれ育ったの。だから言うけど……その足と腕で森を歩き回るのはあぶないと思うの」
「それは……」
「それに、そんな状態だと、なにもできないんじゃないかな」
オリヴィエも自覚があるようで、ヴィヴィアンヌの言葉に口を閉ざした。一度調査に失敗しているというのに、なんの対策もなくさらに悪い状態で再び挑もうとするのは愚かでしかない。
「……きみの、言うとおりです」
オリヴィエは表情を暗くし、ヴィヴィアンヌから顔をそらす。目に見えて落ち込んでしまったオリヴィエの様子にヴィヴィアンヌは慌てた。
「あ、ええっと……あの、騎士さま。一度森を出て、ちゃんとした治療受けたほうがいいかも?」
「……そうでしょうね……」
「だよねっ……あっ」
ヴィヴィアンヌは言ってみたものの、状態からしてオリヴィエ一人では森を出ることすらままならないことに気づく。
(魔法を使うところ、見られるわけにはいかないし……)
ヴィヴィアンヌが手を貸したとしても、非力な彼女が魔法を使わずにオリヴィエの体を支えて長時間歩くことは難しい。
ヴィヴィアンヌは少し悩んだ後、オリヴィエに一つ提案をした。
「騎士さま。せめて歩けるようになるまで、ここで体を休めていかない?」
オリヴィエはヴィヴィアンヌの提案に目を丸くした。
「それはありがたいですが……ヴィヴィアンヌの迷惑になりませんか?」
「ええっ、迷惑だと思うなら最初から言わないよ!」
オリヴィエは戸惑っているようだ。ヴィヴィアンヌはオリヴィエがなにを気にしているのかわからず、首をかしげる。
「あれ。騎士さま、なにか気になることあるの?」
「いえ……なにも礼ができずに、負担だけをかけるわけには……」
「礼? ……そうだ、それなら」
ぱっと目を輝かせたヴィヴィアンヌは胸元で両手を合わせた。オリヴィエになにかを求めるつもりはなかったが、それを気にするならばとお願いごとを思いつく。
「私、騎士さまに興味があるの!」
「……私に?」
オリヴィエはわずかに眉をひそめた。
「言っておきますが、私はだれともおつき合いする気も、結婚するつもりもありません」
オリヴィエはヴィヴィアンヌを警戒しているようだ。しかし、ヴィヴィアンヌはきょとんとした表情で首をかしげる。
「オツキアイ? ケッコン? なに、それ?」
「えっ」
オリヴィエは間抜けな声をもらし、口をぽかんと開いて固まった。
「よくわからないけど……そんなのは、別にいいの!」
「……そ、そんなの」
自分との交際や婚姻がそんなの扱いされたオリヴィエは、気が抜けたようにつぶやく。ヴィヴィアンヌはオリヴィエの様子などまったく気にせず、笑って話を続けた。
「私、騎士さまのことが知りたいの!」
「へっ、あ……そっ、そう、なのか……僕のこと……」
「私のお父さんは、騎士さまだったって、おばあちゃんが言っていたの。だから、騎士さまってどんな人なのかなって」
「えっ、そっち!?」
「えっ、そっちって?」
「っ……いや、なんでもない……です……」
オリヴィエは赤くなって顔を背けた。体が不自由なく動かせたなら、この場を走り去っていたかもしれない。しかし、ヴィヴィアンヌにはオリヴィエの気持ちはまったくわからず、ただ不思議そうに彼を見ているだけだった。
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