転生悪役魔導師はギロチンエンドを回避したい

松雪冬子

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因果応報?

 ――何故、こんなことになってしまったのだろうか。全身が性感帯になってしまったかのように敏感になって、肌に衣服が擦れるだけでカクカクと腰が揺れてしまう。

 男の精が欲しいと訴えるように腹の奥がきゅんきゅんと疼き、服の上からでも分かるほどツンと勃ち上がったモノの先端がじわりと濡れて染みを作っていた。

「んっ、ふう、せ、せるじゅっ……♡ たすけてくれぇっ……♡」

「……ッ、モルガン様……」

 全身が快感を欲して堪らない。辛くて辛くて、目の前にいるセルジュに頼るしかなく必死に縋り付くと、セルジュはごくりと息を呑んで肩を強張らせた。

 セルジュのことが恐ろしくて堪らなかったはずなのに、媚薬の効果なのか、恐怖よりも男に抱かれて精液を注ぎ込まれたいという欲求の方が強くなり。

 見えない力に突き動かされるように、セルジュの股間を服越しに手でスリスリしてねだってしまう。

「ま、待ってください、今貴方の書いた研究書を探していますからっ……!!」

 セルジュは激しく動揺した様子で、俺をなだめながらモルガンの研究ノートをパラパラめくり、媚薬について書かれているページを探す。

(ああ、怖くてあんま直視してなかったけど、セルジュってすっげぇ美男だな……細マッチョだし……どうしよ、男に抱かれる趣味なんてなかったはずなのに、セルジュのちんこぶち込まれて腹の奥ガンガン突かれたいッ……♡♡♡)

 俺が床にへたりこんで身悶えているうちに、やがて目当てのページを探し出したらしいセルジュの横顔が、サッと青ざめて険しくなった。

「……効果を打ち消すためには……男性の場合は直腸から精液を摂取する必要がある……経口摂取は効果なし? なんてものを作ってるんですか、貴方はッ……!!」

 本当に、とんでもないものを作り出したものである。モルガンはよく媚薬や毒薬、自白効果のある薬や洗脳効果のある薬など、危険なものを作り出しては高額で売り払っていたのだ。

 なんでそのモルガンの罪を、こんなエロ同人のような方法で俺が被らなければならないのか。因果応報ってこういうことじゃないだろう!!

「助けてくれ、と、貴方は今ほど私に言いましたね……それはつまり、この媚薬の効果を消すために必要な精液を捧げよという命令であると、そう捉えてよろしいのですか」

 セルジュは何やら覚悟を決めたように深いため息をついて肩を落とすと、ゆっくりと俺の方に向き直った。

 ……そのまま、上着を脱ぎ捨て床に放ると、シャツのボタンを一つ一つ上から外しながら、俺を見下ろして言い放つのだった。

「っ……、あ、ぁ……♡」

「承知致しました。……モルガン様の中を、私のもので一杯にしてさしあげますよ」



 ―――――



「――んんん゙ぅッ♡♡♡ や、ま、またイッ……も、もうだめぇ♡」

 寝台の上、真っ裸にされた俺は、セルジュに組み敷かれながらビクンビクンと身体を震わせて絶頂した。

 ずっぷりと深くまで挿入れたれたセルジュの太くて硬いものが、中の腹側にあるしこりをゴリゴリ擦る度に、全身電流が走ったかのように痙攣し、陰茎の先からトロトロと白濁が漏れ出た。

 感度10倍というのも誇張表現ではない。セルジュに乳首をつままれ、爪先でカリカリと引っ掻かれる度に、腰をヘコヘコ振りながら甘イキしてしまうのだ。男の乳首なんて、開発しなきゃほとんど感じないはずなのに。

「や、や、とまって、も、むりぃ♡♡♡」

「……ッ、止まりませんよ、貴方の中に出すまでッ……!!」

 逃げられないよう腰をがっしりと掴まれ、下腹の辺りをぐっと押されながら最奥を突かれる。

 身体を揺さぶられるたびに目の前がチカチカして、止まらない絶頂にイキ潮が噴き出る。

 最早、今自分がイッてるのかどうかすら分からなくなっていた。

「んッ、お、お゛ッ♡♡♡ 奥、す、すごぉッ♡♡♡」

「……ッ、モルガン様、奥の方を突かれるのが、好きなんですかッ……?」

 セルジュも絶頂が近いのか、苦しげな息で途切れ途切れ言う。その低い声が腰骨にジンと響いて、俺は思わずぶるりと身震いしてしまった。

「う、うんッ♡ すき、すきッ……♡♡♡ 奥、いっぱいグリグリしてほしい♡♡♡」

 セルジュの先端が時折結腸の入り口にちゅっちゅっとキスしてくるのに、俺の腰が歓喜するように震える。

 最奥のそこで、思いっきり精を放ってほしい。本能がそう欲するのに任せて、俺はセルジュのものを中に招き入れるようにいやらしく腰を振った。

 そんな快感に堕ちた俺の情けない姿を見て、セルジュはゾクゾクッと背筋を振るわせると。

 ーー次の瞬間、俺の脚をがっしりと掴んで開かせ、思いっきり腰を打ちつけて来た。

「ヒィッん゛!?♡♡♡ あ、ぁ゛ッ!?♡♡♡」

 セルジュの先端が結腸の中にググッと押し入る。途端、全身が激しく痙攣して、強烈な快感が腰に響いた。

 驚いて目を見開くと、俺に覆い被さるセルジュと目があって。

 ーー欲情の炎が瞳の奥で揺れる、セルジュのその強い眼差しに、俺は目が離せなくなる。

 モルガンを裏切って、処刑に導くはずのセルジュが、なんでそんな目で俺を見るのか。

「……ッ、ク、もうっ……出しますよ、モルガン様ッ……!!」

「あ、せ、せるじゅッ……ん、ん゛、ふ、ぅうッ♡♡♡」

 激しく抜き挿しされて、太く硬い肉棒に中を掻き回されて、俺はイキッぱなしになりながら大きくのけ反る。

 セルジュの熱杭が最奥を突き、熱い子種をたっぷりと注ぎ込んできた瞬間、俺は脳が蕩けるような幸福感に恍惚としてーー。

 そのまま、ぐったりとベッドに身を沈めて意識を飛ばしたのだった。
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