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【一人目・一条 臨】
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「あんた、あの血の意味知ってんでしょ?」
「ん、ああ、姉さんはまだこっちに来たばかりだから知らねーか。つか、なんで姉さんは俺があの意味を知っていると思ったんだい?」
「はん?そんなの簡単よ!殺気を「CPU」ではないと判断したからよ。私にはCPUかプレイヤーかわかんなかったのにね。鎌をかけたら、案の定あんたはプレイヤーであることを知っていた。だったら、血の意味を知っててもおかしくないでしょ?」
「・・・・・こりゃ、一本取られたな。頭も口も回る姉さんが味方で良かったとまじで思うわ~。姉さんはさ、この世界には『犯罪者はいない』と思ってる?」
「は?いるでしょ、ここに?だってあんたシーフじゃない?盗賊じゃん?泥棒じゃん?犯罪者じゃん?」
「いやいやいやいやいや!それはこのゲーム内での職業だからね!それを言っちゃうと姉さんだって、アサシンじゃん!暗殺者じゃん!犯罪者じゃん!!」
「いや~面目ね~~です・・・・・・」
「謝るところでもねーーーーよ、姉さん・・・・・・・・。まぁ、コントは置いてといて、このゲーム内で犯罪者扱いとなる行為がいくつかあって、それが今回のだね。って!痛ってぇぇぇぇぇぇぇっ!何するんでぇ、姉さん!」
「もったいぶってないでさっさと言え。もうすぐダンジョンボスだ」
私たちはボス到達までの間、雑魚モンスターをプチプチ、チマチマとやっつけては少量のポイントと小銭を稼ぎ、採取できる薬草などがあれば換金するために摘み、そして、話をし・・・・・・・・・・・。
でも、結局中々話の中心にはたどり着けず、イライラがこみ上げ、ついお尻蹴っちゃった☆テヘペロ☆
「テヘペロ☆じゃねーーよっ!年を考え、あ、ちょ、まじで、ごめんなさい!!!ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
本当にこの子は一言二言多い子ね~~。お姉さん心配になってくるじゃない~。
「・・・・・・・・・・・・・・・・で、話を戻しますよ、姉さん。今回の犯罪は「プレイヤー殺し」」
「???何それ?プレイヤーを殺して何か得すんの?」
だって、同じプレイヤーでしょ?何かを奪い合うイベントなら兎も角、現在はそんなイベントは開催されていないし、開催されていたとしても、上位ギルドには絶対太刀打ちできない下位ギルドには全くもって関係ないイベントだ。
それに元々このゲームのコンセプトは『モンスターから国を護る』のが主体であって、プレイヤー同士の争いはイベントのみと限られているはず。このゲームの謳い文句に「アジトを護りぬけ」ってのが入っているけど、これがイベント限定のことで。
だから何故、『今』この時期に「プレイヤー殺し」をするのか。
「どうしてダンジョンの入り口に血が沢山散らばっていたのか。それは多分ここのボスを倒したプレイヤーを不意打ちのように殺したからだ。ランクやレベルを上げたプレイヤーを殺すことで、自分のステータス上げになるんだ。あと、防具などが散乱していなかったのは、CPU以外に殺された場合、血以外は残らないシステムなんだ。だから、殺したプレイヤーから物を盗むことも出来ないし、出来たとしても、それは手元には戻らず、元の主に戻される」
「ふ~~~ん、自分のステータス上げのためだけに、楽しんでいるプレイヤーを殺すのね~」
「ああ、酷いことしやがる。それでこのゲームを辞めちまう者もいるって聞いた」
あ~やだやだ。私みたいにストレスから解放され、このゲームを楽しみたいプレイヤーは五万といるはず。なのにそんなことするなんて、
「許せないわね」
「っ!!!ね、姉さん・・・・・・・顔が怖い・・・・・・・」
「そいつらどうにかして懲らしめないとね」
「姉さんならそういうだろうと思って、先に手を打っておいたから。あ!その前にボスだ!」
「ん、ああ、姉さんはまだこっちに来たばかりだから知らねーか。つか、なんで姉さんは俺があの意味を知っていると思ったんだい?」
「はん?そんなの簡単よ!殺気を「CPU」ではないと判断したからよ。私にはCPUかプレイヤーかわかんなかったのにね。鎌をかけたら、案の定あんたはプレイヤーであることを知っていた。だったら、血の意味を知っててもおかしくないでしょ?」
「・・・・・こりゃ、一本取られたな。頭も口も回る姉さんが味方で良かったとまじで思うわ~。姉さんはさ、この世界には『犯罪者はいない』と思ってる?」
「は?いるでしょ、ここに?だってあんたシーフじゃない?盗賊じゃん?泥棒じゃん?犯罪者じゃん?」
「いやいやいやいやいや!それはこのゲーム内での職業だからね!それを言っちゃうと姉さんだって、アサシンじゃん!暗殺者じゃん!犯罪者じゃん!!」
「いや~面目ね~~です・・・・・・」
「謝るところでもねーーーーよ、姉さん・・・・・・・・。まぁ、コントは置いてといて、このゲーム内で犯罪者扱いとなる行為がいくつかあって、それが今回のだね。って!痛ってぇぇぇぇぇぇぇっ!何するんでぇ、姉さん!」
「もったいぶってないでさっさと言え。もうすぐダンジョンボスだ」
私たちはボス到達までの間、雑魚モンスターをプチプチ、チマチマとやっつけては少量のポイントと小銭を稼ぎ、採取できる薬草などがあれば換金するために摘み、そして、話をし・・・・・・・・・・・。
でも、結局中々話の中心にはたどり着けず、イライラがこみ上げ、ついお尻蹴っちゃった☆テヘペロ☆
「テヘペロ☆じゃねーーよっ!年を考え、あ、ちょ、まじで、ごめんなさい!!!ぎやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
本当にこの子は一言二言多い子ね~~。お姉さん心配になってくるじゃない~。
「・・・・・・・・・・・・・・・・で、話を戻しますよ、姉さん。今回の犯罪は「プレイヤー殺し」」
「???何それ?プレイヤーを殺して何か得すんの?」
だって、同じプレイヤーでしょ?何かを奪い合うイベントなら兎も角、現在はそんなイベントは開催されていないし、開催されていたとしても、上位ギルドには絶対太刀打ちできない下位ギルドには全くもって関係ないイベントだ。
それに元々このゲームのコンセプトは『モンスターから国を護る』のが主体であって、プレイヤー同士の争いはイベントのみと限られているはず。このゲームの謳い文句に「アジトを護りぬけ」ってのが入っているけど、これがイベント限定のことで。
だから何故、『今』この時期に「プレイヤー殺し」をするのか。
「どうしてダンジョンの入り口に血が沢山散らばっていたのか。それは多分ここのボスを倒したプレイヤーを不意打ちのように殺したからだ。ランクやレベルを上げたプレイヤーを殺すことで、自分のステータス上げになるんだ。あと、防具などが散乱していなかったのは、CPU以外に殺された場合、血以外は残らないシステムなんだ。だから、殺したプレイヤーから物を盗むことも出来ないし、出来たとしても、それは手元には戻らず、元の主に戻される」
「ふ~~~ん、自分のステータス上げのためだけに、楽しんでいるプレイヤーを殺すのね~」
「ああ、酷いことしやがる。それでこのゲームを辞めちまう者もいるって聞いた」
あ~やだやだ。私みたいにストレスから解放され、このゲームを楽しみたいプレイヤーは五万といるはず。なのにそんなことするなんて、
「許せないわね」
「っ!!!ね、姉さん・・・・・・・顔が怖い・・・・・・・」
「そいつらどうにかして懲らしめないとね」
「姉さんならそういうだろうと思って、先に手を打っておいたから。あ!その前にボスだ!」
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