貴方に嫌われたくなくて【完】

mako

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バレた…

アルフォンスの帰りを待つべく、玄関の横にある応接間でリディアンネとチームリディアンネがリディアンネの話を興味津々で聞き入っていた。


『初めて見たアルフォンス様はそれはそれは王子様のようだったのよ?』


嬉しそうに語るリディアンネにサーシャは

『それはいくつの時のお話ですか?』


『そうね、あれは確か…11歳だったかしら?』


『アルフォンス様が13歳ですね。…確かに麗しさに磨きが掛かった頃ですね。』


ルイザも頷く。


『そうなの。だからね?アルフォンス様とお会いできる帝国の交流会には毎年こっそり帝国入りしてたのよ。』

すかさずアンは


『半端ないストーカーですね。』


『…。まあね。否定はしないわ。でもねそれだけ素敵だったのよ。』


『知ってますよ。我々は一緒に住んでますからね?』


『あぁアン。羨ましすぎるわ~ズルくない?』


リディアンネはもはやチームリディアンネの同僚のようだ。


『でもねアルフォンス様を慕う令嬢が多いでしょう?だから欲は出していけないと思って年に一度を楽しみにしてたのよ?』

…七夕かい!

流石のルイザは心の声を押し込んだ。


『ですが…アルフォンス様の浮いた噂を聞いた事などありませんよね?』


リディアンネを援護するは年少のサラ。


『サラ、貴女素敵♡一生離さないわよ?』



ランランと花咲く女子トーク。



リディアンネの前に座るチームリディアンネの目が驚き固まるとリディアンネは不思議そうにその視線を追うように振り返ると



驚き固まるアルフォンスが立っていた。慌てて立ち上がり失礼を詫びる侍女を気にする事なくアルフォンスはリディアンネの元に駆け寄ると


『本当に本当?』


リディアンネはもはや思考回路が停止中。


『あの、どのあたりから?』


『11歳のくだりから?』


…初っ端かい。


リディアンネは黙って頷くと



『引かれました?ごめんなさい。』


ストーカーを素直に詫びた。アルフォンスは嬉しそうに首を振ると


『私はリディアンネの8歳の頃から恋い焦がれているよ!』


思わずアンは


『もっとストーカーだわ…』


アンの呟きなど耳に入らないアルフォンスはすぐさまリディアンネを抱きかかえると応接間を出て行った。

…。


残されたチームリディアンネは呆気に取られるも螺旋階段を駆け昇るアルフォンスの姿を嬉しそうに見守った。

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