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皇帝カイザル誕生
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北帝国へ入ったカイザルはすぐに皇帝となり北帝国は幕開けを迎えた。
『後は妃ですね』
側近のファビウスがメガネを整えながら話すと
『そんな都合よくいくものか。そもそも北帝国へ嫁ぐ南帝国からの王国がどこにある。』
それもそのはず、南帝国へ嫁いだ北帝国にあるモロニア王国第1王女は、モロニア王国にも蜜が多い縁談であることに間違いはない。
一方の逆は困難である。資源豊富な南帝国には富裕国が多い。そんな所で蝶よ花よと育てられた令嬢が、北帝国へ嫁ぐなどあり得ない。しかもそれが王女だなんてもっとあり得ない話である。
『ですが皇后の椅子ですからね?皆無では無いでしょう。』
ファビウスはペラペラとノートを捲りながらカイザルに話すと
『いらん。そんな事はよいからまずこの領土の事を話せ。』
カイザルは窓から見下ろす景色には街中が雪に埋もれ静まり返る光景のみである。
…これをどうしろと?
ぐるりと見渡すも真っ白に覆われた山。
カイザルは前途多難となる行く末に頭を抱えていた。
そんなある日、南帝国に属するマリラン王国からの縁談が舞い込んできた。
マリラン王国といえば南帝国の中でも最大の富裕国であり、自国だけで完結出来ている国であり他国との国交が無い国である。そんな国からの縁談ということにカイザルは不信感を払えず
『とりあえず断りを入れてくれ。』
ファビウスは驚いたように
『何故ですか?こんな良い話しは他にはありませんよ?それに令嬢ではなく王女ですよ?この北帝国にとって救世主となり得ますよ。』
『そんな上手い話しなどない。何かある。』
腕組みをし考え込むカイザルにファビウスは
『そんな事仰っしゃりながら、そもそも妃殿下をお迎えする気もないのでは?』
痛い所を付かれたカイザルはファビウスを睨みつけると席を立ち窓から広がる雪景色を眺めた。
それからまもなくして、静まり返る北帝国皇宮に真っ白な馬車が連なるようにしてやって来たのだ。
『殿下!マリラン王国が!』
驚いたカイザルは窓から見下ろすと、豪華絢爛の白い馬車を目にするとファビウスの話を聞くまでもなく理解した。
『…はぁ。』
大きく息を吐きソファに項垂れた。
『…。』
『後は妃ですね』
側近のファビウスがメガネを整えながら話すと
『そんな都合よくいくものか。そもそも北帝国へ嫁ぐ南帝国からの王国がどこにある。』
それもそのはず、南帝国へ嫁いだ北帝国にあるモロニア王国第1王女は、モロニア王国にも蜜が多い縁談であることに間違いはない。
一方の逆は困難である。資源豊富な南帝国には富裕国が多い。そんな所で蝶よ花よと育てられた令嬢が、北帝国へ嫁ぐなどあり得ない。しかもそれが王女だなんてもっとあり得ない話である。
『ですが皇后の椅子ですからね?皆無では無いでしょう。』
ファビウスはペラペラとノートを捲りながらカイザルに話すと
『いらん。そんな事はよいからまずこの領土の事を話せ。』
カイザルは窓から見下ろす景色には街中が雪に埋もれ静まり返る光景のみである。
…これをどうしろと?
ぐるりと見渡すも真っ白に覆われた山。
カイザルは前途多難となる行く末に頭を抱えていた。
そんなある日、南帝国に属するマリラン王国からの縁談が舞い込んできた。
マリラン王国といえば南帝国の中でも最大の富裕国であり、自国だけで完結出来ている国であり他国との国交が無い国である。そんな国からの縁談ということにカイザルは不信感を払えず
『とりあえず断りを入れてくれ。』
ファビウスは驚いたように
『何故ですか?こんな良い話しは他にはありませんよ?それに令嬢ではなく王女ですよ?この北帝国にとって救世主となり得ますよ。』
『そんな上手い話しなどない。何かある。』
腕組みをし考え込むカイザルにファビウスは
『そんな事仰っしゃりながら、そもそも妃殿下をお迎えする気もないのでは?』
痛い所を付かれたカイザルはファビウスを睨みつけると席を立ち窓から広がる雪景色を眺めた。
それからまもなくして、静まり返る北帝国皇宮に真っ白な馬車が連なるようにしてやって来たのだ。
『殿下!マリラン王国が!』
驚いたカイザルは窓から見下ろすと、豪華絢爛の白い馬車を目にするとファビウスの話を聞くまでもなく理解した。
『…はぁ。』
大きく息を吐きソファに項垂れた。
『…。』
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