俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

ラヴ KAZU

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すれ違う気持ち

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「私は、祐志さんを思って、祐志さんが好きだから……」

まゆの言葉がはっきりと俺の頭に残る。

「まゆ、まゆ」

俺はまゆの後を追いかけた。

しかし、まゆの姿を捉えることが出来なかった。

私は涙が溢れて止まらなかった。

「俺がどんなに我慢していたか、どんなにまゆを愛しているか分かりもしないで、
お前は誰を思って俺とセックスしていたんだ」

祐志さんの言葉が頭をぐるぐる回る。

祐志さんは、私を愛してくれていたの?だから避妊しなかったの?

私は祐志さんを思いながら祐志さんに抱かれた。

自信を持って言える。

でも、祐志さんの中に垣間見える、極道の顔。

怖くないと言えば嘘になる。

私はどうすればいいの?

そんな私に声をかけてくれたのは、工藤組長だった。

「まゆ、どうしたんだ」

私は、取り繕うことが出来ずに、工藤組長の胸で泣き出した。

「まゆ、車に乗りなさい」

私は工藤組長の車に乗り移動した。

工藤組の人達は「まゆさん」と言って歓迎してくれた。

食事を用意してくれた時、つわりの症状が出てしまった。



「まゆ、妊娠しているのか」

工藤組長はまるで孫が出来たかのように喜んでくれた。

「服部くんと喧嘩でもしたのか」

工藤組長に顔を覗き込まれて俯いた。

「夫婦喧嘩は犬も食わないと、昔から言うからな、でも俺が服部くんに
連絡しておくよ、まゆはゆっくりしていなさい」

工藤組長は祐志さんに連絡した。

「おお、久しぶりだな、まゆは元気かい」

「すまない、まゆと喧嘩して、今どこにいるかわからない状況だ」

「そうか、安心しなさい、俺のところにおる」

「そうか、よかった、まゆは妊娠しているようなんだが、体調は大丈夫か」

「ああ、今、横になっているよ」

「安心した」

「珍しいなあ、まゆと喧嘩か」

「いや、俺が勝手に怒りをまゆにぶつけたんだ」

「そうか、ちょっとまゆを預かってもいいよな、みんなまゆに会えて喜んでおるから」

「分かった、まゆがあんたを頼ったんなら、俺の出る幕はない」

「まゆは、俺を頼ってなんかいないよ、俺がたまたま見かけて声をかけたんだ、
まゆは俺のところに身を寄せることに迷っていたよ」

「そうか」

俺はどうしてまゆに優しくしてやれないんだと自分を責めた。




「まゆさん、体調は大丈夫すっか」

功太さんが私を気遣ってくれた。

「ありがとうございます、大丈夫です」

「まゆさん、ずっとここにいればいいじゃないっすか」

「えっ」

「服部さんの気持ちもわからなくはないっすけど、自分は好きな女を泣かせたりしないっす」

「祐志さんを責めることは出来ません、だって、私は彼を裏切ったから、
彼の許嫁なのに、工藤さんを好きになっちゃって、それなのに、
ずっと守ってくれて、しかも怪我までしてしまって、申し訳なくて、
どう御恩返ししたらいいかわかりません」

「まゆさんは服部さんを好きっすか」

私は改めて聞かれて、はっきり答えた。

「祐志さんが大好きです」

「それなら、御恩返しとか言ってないで、素直に側にいたいって伝えないと、
だめっすよ、男は単純だから、好きって抱きしめられたら、イチコロっすよ」

「そうなんですか」


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