俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る

ラヴ KAZU

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第二十章 極道の道

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私は龍とマンションに戻った。

「お父様のお見舞いに行った方がいいんじゃないですか」

「親父は俺が亡くなったと思ってる、佐伯龍は死んだんだ」

「でも、お父様はわかってると思います、自分の息子は必ず生きていると……それに田淵さんだって、若頭が亡くなったなんて信じてなかったって言ってましたよね」

「まゆは俺に極道の世界に戻れと言うのか」

「そうじゃありません、祐志さんには我慢しないで人生を歩んでいってほしいんです」

祐志さんは私の言葉に何か考えているような表情を見せた。

「俺は我慢なんてしてねえ、外科医の仕事をしたかった、まゆとエッチなセックスしたかった、それだけだ」




「祐志さん」

もうこのことは終わりだと思っていた。

ところが、次の日の朝、祐志さんが病院へ行く時、すでにマンションの前で、

黒の高級車が待ち構えていた。

「祐志さん」

「どうしたんだ、まゆ」

「田淵さんがマンションの前で待ってます」

「嘘だろ」

祐志さんはカーテンを開けて、窓の外を見下ろした。

そして、インターホンが鳴った。

「おはようございます、龍坊ちゃん、お迎えに上がりました」

龍坊ちゃん?

祐志さんはドアを開けて、言葉を発した。

「田淵、お前どう言うつもりだ」

「龍坊ちゃん、おはようございます、姐さんもおはようございます」

「おはようございます」

私は田淵さんに挨拶をした。

「これから、龍坊ちゃんが病院へ仕事に行く時と帰り、お迎えに参ります」




「はあ?そんなこと頼んでねえ」

「龍坊ちゃんは小さな時から医者になりたくて、一生懸命勉強なさっていました、
それを思い出したんです、だからこれから二足のワラジを履いて頂きます、危険を回避するため、佐伯組組員は全力で龍坊ちゃんと姐さんをお守りします」

わあ、余計に危ないと思うけど……

「おはようございます」

田淵さんの後ろから現れたのは、祐志さんより若い男性だった。

「姐さんの護衛はこいつが承ります」

「姐さん、陽介って申します、以後お見知りおきを願います」

「あ、よろしくお願い……」

とそこまで言いかけると、祐志さんが言葉を遮った。

「だめだ、まゆは俺が守る、まゆに近づくな」

祐志さんはそう言って、私を自分の背中に回した。

「若頭、自分は全力で姐さんを守ります、この命に変えて」

「それがだめなんだ、まゆは堅気だ、お前が側にいたら、余計に危ないだろ」

そう言って、祐志さんは二人を追い返した。

そして、私を引き寄せ抱きしめた。

「祐志さん?」

「まゆは絶対に誰にも渡さない」
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