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理由
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階段の柱の後ろで隠れているアイナ。
まだ白い靄が出ている。
“どうしようかな…
もう少しアーロンを混乱させたいのよね?
招待客は、逃げたかしら?”
白い靄が薄くなってきた。
アイナは階段の真ん中で、また倒れるフリをした。
アーロンは
「なっ!なっ!なっ!なっ!なぜだ!!招待客は、どこに?」
と後ろを振り向くと
「うわあぁぁぁああー!!!!!!!!!!!
この女、死んでいるのか?死んでいるのか?」
とそういうとアーロンは、アイナの顔を足で転がしていた。
アーロンの背後でアイナは立ち上がる。
「ねぇ?」
ビクッ
とアーロンは肩を震わせた。
後ろを振り向くと
「うわぁー!!!!!!」
と叫ぶ。
「お前、生きてるのか?」
「死んだわよ?…まったく、私に何してくれるのよ?とても迷惑だわ!!」
そういって階段をおりて、スキップをしながら踊ってみる。
コツ
コツコツ
コツ
アイナは笑いながら
「ワンツー・スリー、ワン・ツー・スリー
あなたは、死んでいるの?
だって~ここは、とても白いし~♪
本当に私を仕留めたの?
ねぇ?ねぇ?ねぇ?
あとさ、聞きたいんだけど…なんで薬にハマったの?
タバコや葉巻の商売をしているのだから…たくさんお金が入るでしょ?
きっかけは何?
私、一応殺された身なのだから、教えなさいよ?」
と言った。
アーロンは、落ち着いて話す。
「…この状況で…
葉巻にハマったのは、父の趣味。
タバコは…昔付き合っていた彼女の影響。
僕は下級貴族の家で生まれ、働かないとお金が入らなかったから…とても考えたんだ。
んで、葉巻とタバコの店をオープンさせたが好調じゃなかった…
その時に昔の友人に、裏で薬を売るという仕事を一回しただけで…金が驚くほど…入った。
どっぷり入ってきた。
味をしめたら…もう一度…もう一度…
何気ない日常に、狩りを久しぶりにしたら…高揚した…そうしたら止まらなくなった。
仲間が、動物は飽きた…だが、身寄りのない人間ならと…そこに、昔…付き合っていた彼女が…いて…私は…この手で…殺した…
あの悲鳴が忘れられない…
女を次々と殺していっても…昔の彼女のあの怯えた声しか聞こえない…
俺は…俺は……壊れてしまった…
だから死んだ世界でも…お前を…お前を殺し続ける!!」
ビュッ!!!
アイナは階段の近くに隠れた。
“思ってたより…闇が深くて…私、死ぬのでは?”
と冷や汗をかく。
深呼吸をした。
“お兄様やレイモンドも言っていたわ…あとは、お父様も…
息が詰まって、苦しくなったら…息を吸い、ポジティブなことを考えると。
ポジティブって、こんな緊迫感な時に出てくる!?
お父様は、わからないけど…お兄様とレイモンドなら…考える?”
「ふぅ~大丈夫、大丈夫よ!」
太ももに、伸縮する棒を手に持ち
「アーロンさん!!!こちらも準備をしたので、戦うわよ!!
さぁ、私と踊るのでしょーーーーー?」
とアイナが叫んだ。
コツコツ
コツ
アーロンがナイフを、アイナに向けてきた。
アイナは避けながらアーロンの腹に棒を入れる。
「ガハッ!!!」
と呻く。
「大丈夫?まだ動けるわよね?」
と言うと、アーロンは額に青筋を立てながら
「もちろんだよ?お嬢様?
楽しませてくれるのだろう?」
ヒュン
とナイフが、また向かってくる。
アイナは無言で避けている。
アーロンは汗を流しながら、ゼーゼーと息が上がっていた。
「…ナイフは、苦手だな…
斧が…斧が……欲しい…」
アイナは、アーロンの背後にまわって
「斧が欲しいの?
斧なら…本領発揮できるの?
じゃあ、斧が欲しいーーーーーー!!!!!!と叫んでみて?」
「なっ!そんなので、斧が出てくるわけないだろ?」
「いや~わからないわよ?
私だって死にたくない!って思いながら、死んだことですし~?
言ってもいいんじゃない?
さぁ、早く言って!!」
「「「「「斧ーーーーーー!!!!!!」」」」」
とアーロンが叫ぶと、上から斧から降ってきて、アーロンの右足の前に斧が刺さった。
「ヒッ!!本当に?
コイツは殺したが…俺は、死んでない!!死んでないはずだ!」
アイナはスキップをしながらダンスのステップをする。
「フフッ、私ね…つい最近まで太かったの…
色んな人にバカにされたわ~♪
本当に…あなたみたいに人を殺したくなる気持ちもわからなくもないのよ~
でもね、私の大事な人達が言うのよ、私が立ち直れなくて引きこもっていた時に…あなたのことが大好きなのは変わらないし太っていても細くても君は君だと言ってくれて…何だろう?私、認めてほしかったのかなって…
あなたは…その衝動が、ぶっ壊れてしまった…
もう戻れなくなってしまった…
…彼女の顔は、覚えている?
悲鳴は忘れられないのでしょう?
最後に彼女を殺した時、顔を見たの?
私は、どんなに侮辱的なことを言われても…殺さなくてよかったなと思っている。
だって…貴族のパーティーって腹立つ奴らばっかりで相手をしてたら、気がおかしくなるわ!!
んで、一番最悪なのが…主催の私を殺しに来ているアンタにだけは負けたくない!!」
すると男の子の声がした。
「負けるなー!!!アイナ様!!」
と言って階段からおりてきた。
アイナは男の子をみて
「今すぐ…逃げなさい!!」
と叫ぶ。
「よそみは、厳禁だー!!!
アイナ嬢!!」
斧が男の子の方へふってくる。
アイナは走りながら、滑りこみで男の子を助ける。
ブン
「ぐっ!!」
“少し、かすったわね!!”
とアイナは思った。
テーブルの下に入り込んでいった。
アーロンは顔に手を持っていき
「アハハハハ!!!なんて…こんなに狩りは…楽しいんだ!!
二人だけかと思ったら、もう一人のガキがいるなんて…どこかに隠れているのか?なあ?」
アイナは傷をみながら、男の子を抱えている。
男の子は涙を目にいっぱいにためて
「うぅ…僕のせいで…僕のせいで…ごめんなさい。アイナさまぁ、痛いの大丈夫ぅ~?」
“この子をどこか…安全な所へ…
どうしよう…”
するとアイナの目に何かチカっと光るものが見え
「あの場所は…」
“カタリナ・チャールストンの貸し衣装の場所だわ!!
ここにこの子を…”
「ねぇ?今から、貸し衣装の所へ行くわよ。
その時に、あなたは隠れなさい!!
いいわね?私がいいと言うまで…絶対に隠れてて!!
約束できる?」
そういうと男の子は
「うん」
と頷いた。
「アイナ嬢~~~♪
どこだ~??
斧が腕にかすっちゃったから…痛いよね…
ごめんね~次はもっと…ちゃんと仕留めるから!!」
アーロンがテーブルにある食べ物や飲み物を斧で粉々にしていく。
アイナはテーブルクロスの下から覗き
「ヒールを脱いで…さあ、こっち来て!」
男の子を抱っこして、貸し衣装部屋へ白い靄が濃くなった瞬間アイナは走った。
トタトタ
トタトタトタトタ
バッ!!!
そっと衣装部屋のドアを閉める。
少しホッとした。
アイナは、男の子をどこに隠れさせようか悩んでいた。衣装が山盛りあり、ちょうど奥に隠れる茶色の箱があった。
そこに男の子を入れる。
キョロキョロと視線をめぐらせて、自分を守れる盾を男の子に持たせアイナは笑顔で
「出てきていいよ!って言ったら、出てきてくれる?」
と言うと
「うん」
と答えた。
頭をひと撫でしながら
「もしも怖いさっきの人が現れて、斧や武器で攻撃しようとしてきたら、盾で守りなさい。
では、箱を閉じるわよ。布も被せるから!」
パタン
色んな衣装を箱に覆った。
そして赤色のハットを置いた。
少しだけ息をだす。
“怪我の治療をしなければ…何か布を…”
と思ってみていたら、
“ん?こんなところに…消毒と包帯?
カタリナ、こんなことまで用意してたの?
しかもチョコと紅茶が置いてある…”
「えっ?いったい…誰が?」
まだ白い靄が出ている。
“どうしようかな…
もう少しアーロンを混乱させたいのよね?
招待客は、逃げたかしら?”
白い靄が薄くなってきた。
アイナは階段の真ん中で、また倒れるフリをした。
アーロンは
「なっ!なっ!なっ!なっ!なぜだ!!招待客は、どこに?」
と後ろを振り向くと
「うわあぁぁぁああー!!!!!!!!!!!
この女、死んでいるのか?死んでいるのか?」
とそういうとアーロンは、アイナの顔を足で転がしていた。
アーロンの背後でアイナは立ち上がる。
「ねぇ?」
ビクッ
とアーロンは肩を震わせた。
後ろを振り向くと
「うわぁー!!!!!!」
と叫ぶ。
「お前、生きてるのか?」
「死んだわよ?…まったく、私に何してくれるのよ?とても迷惑だわ!!」
そういって階段をおりて、スキップをしながら踊ってみる。
コツ
コツコツ
コツ
アイナは笑いながら
「ワンツー・スリー、ワン・ツー・スリー
あなたは、死んでいるの?
だって~ここは、とても白いし~♪
本当に私を仕留めたの?
ねぇ?ねぇ?ねぇ?
あとさ、聞きたいんだけど…なんで薬にハマったの?
タバコや葉巻の商売をしているのだから…たくさんお金が入るでしょ?
きっかけは何?
私、一応殺された身なのだから、教えなさいよ?」
と言った。
アーロンは、落ち着いて話す。
「…この状況で…
葉巻にハマったのは、父の趣味。
タバコは…昔付き合っていた彼女の影響。
僕は下級貴族の家で生まれ、働かないとお金が入らなかったから…とても考えたんだ。
んで、葉巻とタバコの店をオープンさせたが好調じゃなかった…
その時に昔の友人に、裏で薬を売るという仕事を一回しただけで…金が驚くほど…入った。
どっぷり入ってきた。
味をしめたら…もう一度…もう一度…
何気ない日常に、狩りを久しぶりにしたら…高揚した…そうしたら止まらなくなった。
仲間が、動物は飽きた…だが、身寄りのない人間ならと…そこに、昔…付き合っていた彼女が…いて…私は…この手で…殺した…
あの悲鳴が忘れられない…
女を次々と殺していっても…昔の彼女のあの怯えた声しか聞こえない…
俺は…俺は……壊れてしまった…
だから死んだ世界でも…お前を…お前を殺し続ける!!」
ビュッ!!!
アイナは階段の近くに隠れた。
“思ってたより…闇が深くて…私、死ぬのでは?”
と冷や汗をかく。
深呼吸をした。
“お兄様やレイモンドも言っていたわ…あとは、お父様も…
息が詰まって、苦しくなったら…息を吸い、ポジティブなことを考えると。
ポジティブって、こんな緊迫感な時に出てくる!?
お父様は、わからないけど…お兄様とレイモンドなら…考える?”
「ふぅ~大丈夫、大丈夫よ!」
太ももに、伸縮する棒を手に持ち
「アーロンさん!!!こちらも準備をしたので、戦うわよ!!
さぁ、私と踊るのでしょーーーーー?」
とアイナが叫んだ。
コツコツ
コツ
アーロンがナイフを、アイナに向けてきた。
アイナは避けながらアーロンの腹に棒を入れる。
「ガハッ!!!」
と呻く。
「大丈夫?まだ動けるわよね?」
と言うと、アーロンは額に青筋を立てながら
「もちろんだよ?お嬢様?
楽しませてくれるのだろう?」
ヒュン
とナイフが、また向かってくる。
アイナは無言で避けている。
アーロンは汗を流しながら、ゼーゼーと息が上がっていた。
「…ナイフは、苦手だな…
斧が…斧が……欲しい…」
アイナは、アーロンの背後にまわって
「斧が欲しいの?
斧なら…本領発揮できるの?
じゃあ、斧が欲しいーーーーーー!!!!!!と叫んでみて?」
「なっ!そんなので、斧が出てくるわけないだろ?」
「いや~わからないわよ?
私だって死にたくない!って思いながら、死んだことですし~?
言ってもいいんじゃない?
さぁ、早く言って!!」
「「「「「斧ーーーーーー!!!!!!」」」」」
とアーロンが叫ぶと、上から斧から降ってきて、アーロンの右足の前に斧が刺さった。
「ヒッ!!本当に?
コイツは殺したが…俺は、死んでない!!死んでないはずだ!」
アイナはスキップをしながらダンスのステップをする。
「フフッ、私ね…つい最近まで太かったの…
色んな人にバカにされたわ~♪
本当に…あなたみたいに人を殺したくなる気持ちもわからなくもないのよ~
でもね、私の大事な人達が言うのよ、私が立ち直れなくて引きこもっていた時に…あなたのことが大好きなのは変わらないし太っていても細くても君は君だと言ってくれて…何だろう?私、認めてほしかったのかなって…
あなたは…その衝動が、ぶっ壊れてしまった…
もう戻れなくなってしまった…
…彼女の顔は、覚えている?
悲鳴は忘れられないのでしょう?
最後に彼女を殺した時、顔を見たの?
私は、どんなに侮辱的なことを言われても…殺さなくてよかったなと思っている。
だって…貴族のパーティーって腹立つ奴らばっかりで相手をしてたら、気がおかしくなるわ!!
んで、一番最悪なのが…主催の私を殺しに来ているアンタにだけは負けたくない!!」
すると男の子の声がした。
「負けるなー!!!アイナ様!!」
と言って階段からおりてきた。
アイナは男の子をみて
「今すぐ…逃げなさい!!」
と叫ぶ。
「よそみは、厳禁だー!!!
アイナ嬢!!」
斧が男の子の方へふってくる。
アイナは走りながら、滑りこみで男の子を助ける。
ブン
「ぐっ!!」
“少し、かすったわね!!”
とアイナは思った。
テーブルの下に入り込んでいった。
アーロンは顔に手を持っていき
「アハハハハ!!!なんて…こんなに狩りは…楽しいんだ!!
二人だけかと思ったら、もう一人のガキがいるなんて…どこかに隠れているのか?なあ?」
アイナは傷をみながら、男の子を抱えている。
男の子は涙を目にいっぱいにためて
「うぅ…僕のせいで…僕のせいで…ごめんなさい。アイナさまぁ、痛いの大丈夫ぅ~?」
“この子をどこか…安全な所へ…
どうしよう…”
するとアイナの目に何かチカっと光るものが見え
「あの場所は…」
“カタリナ・チャールストンの貸し衣装の場所だわ!!
ここにこの子を…”
「ねぇ?今から、貸し衣装の所へ行くわよ。
その時に、あなたは隠れなさい!!
いいわね?私がいいと言うまで…絶対に隠れてて!!
約束できる?」
そういうと男の子は
「うん」
と頷いた。
「アイナ嬢~~~♪
どこだ~??
斧が腕にかすっちゃったから…痛いよね…
ごめんね~次はもっと…ちゃんと仕留めるから!!」
アーロンがテーブルにある食べ物や飲み物を斧で粉々にしていく。
アイナはテーブルクロスの下から覗き
「ヒールを脱いで…さあ、こっち来て!」
男の子を抱っこして、貸し衣装部屋へ白い靄が濃くなった瞬間アイナは走った。
トタトタ
トタトタトタトタ
バッ!!!
そっと衣装部屋のドアを閉める。
少しホッとした。
アイナは、男の子をどこに隠れさせようか悩んでいた。衣装が山盛りあり、ちょうど奥に隠れる茶色の箱があった。
そこに男の子を入れる。
キョロキョロと視線をめぐらせて、自分を守れる盾を男の子に持たせアイナは笑顔で
「出てきていいよ!って言ったら、出てきてくれる?」
と言うと
「うん」
と答えた。
頭をひと撫でしながら
「もしも怖いさっきの人が現れて、斧や武器で攻撃しようとしてきたら、盾で守りなさい。
では、箱を閉じるわよ。布も被せるから!」
パタン
色んな衣装を箱に覆った。
そして赤色のハットを置いた。
少しだけ息をだす。
“怪我の治療をしなければ…何か布を…”
と思ってみていたら、
“ん?こんなところに…消毒と包帯?
カタリナ、こんなことまで用意してたの?
しかもチョコと紅茶が置いてある…”
「えっ?いったい…誰が?」
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