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お父様とお母様の反応が思ってたのと違う……?
ルーンファクト様のことは好ましく思っていた。
この人が婚約者でよかったと思っていた。
ルーンファクト様は誠実で、優しくて見目も良い。
だから、この婚約で私は幸せになれると思っていたのに、またしてもアルフォネアに取られてしまうだなんて……。
でも、一時の気の迷いかもしれない。誠実なルーンファクト様が、まさかアルフォネアと関係を持つだなんて、私には信じられなかった。
もしルーンファクト様がアルフォネアと関係を持つにしても、ちゃんとに私との婚約を破棄してからだと思っていた。
だから、東屋で見た光景はひどく私を傷つけた。
「お父様、お母様。私はルーンファクト様との婚約を解消したく思います。そして私の代わりにルーンファクト様とアルフォネアの婚約を結んでくださいませ。」
ルーンファクト様を妹のアルフォネアに取られたと思った私はすぐに行動にでた。
お父様とお母様に婚約の破棄を申し出たのだ。
そして私は婚約破棄とともに家を出るのだ。もう二度とアルフォネアに大事な物を取られないように。アルフォネアの手が届かない場所に私は逃げるのだ。そして、大事なものに囲まれて幸せに過ごしたい。
「それは、ならぬ。」
「ええ。そうよ。婚約破棄は許せません。なにがあったのかは知りませんが、婚約を破棄することだけは許しません。」
お父様もお母様も婚約破棄に反対された。
アルフォネアにルーンファクト様を譲ると言えば、お父様もお母様も諸手を振って喜ぶと思っていたのだけれども、違ったのかしら?
「なぜですか?アルフォネアはルーンファクト様と懇意にしています。私が身を引くべきでは?」
「ならぬ。」
「はぁ。アルフォネアはまたステファニーの物を欲しがったのね。仕方の無い子だわ。でも、婚約破棄だけはだめよ。」
「どうしてですか?私は、辛いのです。夫となるルーンファクト様のお心がアルフォネアにあると知っているのに結婚などできません。」
「……うむ。ルーンファクト殿下にはアルフォネアに気をつけよと伝えたのだが……。」
「そうねぇ。いくら死んだ私の妹の娘のわがままだからと言っても、流石に王家には嫁がせられないわ。それにあの子は将来王様となるルーンファクト殿下に嫁いだらアルフォネアが未来の王妃になるのよ!?あの子は王妃の器ではないわ。アルフォネアが王妃になってしまったらアルスレーン王国の未来はないわ。」
「……え?」
あ、あれ?
なんだか、お父様の反応もお母様の反応も思っていたのと全然違うんだけど。
っていうか、アルフォネアがお母様の亡くなった妹の娘……?
失礼だけど、お母様の妹は男遊びが激しくて最後には誰の子かわからない子を身籠もったと噂に聞いていたけど、それがアルフォネアだったの……?
思いがけない事実に私は目を丸くした。
このこと、アルフォネアは知っているのかしら?
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