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アルフォネアの方が王族にふさわしい……?
しおりを挟む「わ、私が言ったのはそう言う意味ではありませんわ。あまりにも私どもに対する態度が大きいので、あなたはこの国のお姫様のような振舞いをなさるのね、という意味で発言したのです。」
「王妃様っ!分が悪いからって手のひら返しするのはやめてください。本当は私のこと気に入っているのでしょう?この国のお姫様のようだとおっしゃったではないですか。それに、お義母様と呼ぶのも許してくれたではありませんかっ。」
王妃様が手をわなわなと震えさせながら言うと、すかさずアルフォネアが発言する。
「そのようなこと!許した覚えはありませんわ。あなたはもう少し周りの空気を読む必要があります。言葉の裏にある真意を理解なさい。」
王妃様はアルフォネアを叱責するようにピシャリと言う。
いつもは穏やかな王妃様にここまで言わせるなんて……。
「王妃様のことお義母様と呼んでもいいと思っていたのに……残念です。言葉の裏にある真意なんてわかりません。遠回しな言い方をしないではっきり言った方が私はいいと思います。そうすれば、私のような誤解だってなくなります。」
王妃様に叱責されても、アルフォネアは落ち込むどころか、王妃様に意見した。
まわりの重臣たちはアルフォネアの態度や言葉に徐々に顔を青くしていく。
「……私の発言が理解できないのは悲しいことです。はっきりと言わせていただきます。アルフォネアさんは、貴族として相応しくありません。ましてや王族になどもってのほかです。」
王妃様は作ったような笑みを貼り付けてアルフォネアにはっきりと言い放つ。
「……そんなの王妃様の偏見です。物事を表裏なく言う私の方が王族に向いています。」
「あ……アルフォネア……。」
王妃様よりも自分の方が王族に相応しいと取られかねない発言をしたアルフォネアにとうとうお母様は白目を剥いてその場に倒れてしまった。
お父様は倒れたお母様をなんとか支える。だが、お父様の顔も今にも倒れそうなくらい蒼白だった。
「お父様……お母様……。アルフォネア、あなたはもう何も言わない方がいいわ。どんどん墓穴を掘っているのがわからないの?お願いだから、王様が私たちに対する罰を述べるまで黙っていてちょうだい。」
私はアルフォネアに懇願した。私の言葉がアルフォネアに届くとは思っていないけれど。
「お姉さまは関係ないじゃない。ルーンファクト様の婚約者でもないんだし。今は私が王族にいかに相応しいかってことを王様と王妃様に説明しているのよ。邪魔しないでくれる。ルーンファクト様から婚約を破棄されたからって、私にあたるのはおかしいわ。お姉さまは私に八つ当たりなんてしないで自分の魅力を磨くのが正しいわ。」
アルフォネアはやはり私の言うことなんて聞いてはくれなかった。
「……先ほどから聞いておると、あまりにも王家に対して馴れ馴れしく王家をないがしろにする発言ばかりを言う。ステファニー嬢がルーンファクト王子の婚約者だからと穏便に済ませておこうかと思ったがそうはいかないようだ。」
王様の堪忍袋の緒が切れたようだ。鋭い目つきで王様はアルフォネアのことを睨みつけている。
流石にアルフォネアも王様の殺気立った目にビクッと身体を震わせた。
「わ、私の方が王族に相応しいからって、だからって寄ってたかった私のことを責めてるんでしょう?そうなんでしょう?なんて卑怯なの!!」
ついにアルフォネアは王様に向かって「卑怯」と言ってしまった。不敬罪にもほどがある。
「……この娘を牢獄に連れていけ。」
王様は冷たく言い放った。
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