29 / 115
ひより、ダンジョンの今
2025年4月。
世田谷ダンジョンが出現してから7ヶ月。
世界は驚異的な速度でこの異変を飲み込み、日常の一部として「探索者」という職業を組み込み始めていた。
テレビをつければ最新の攻略情報が流れ、街角のショップには初心者向けのポーションが並ぶ。
そんな変革の春、三上ひよりは大学の講義室にいた。
教授の退屈な講義が子守歌のように響く中、進級したひよりは、ノートの端に現在の「ひより組」の布陣を書き出していた。
(……春休みの間に、だいぶ形になったよね)
春休みの全てをダンジョン攻略とレベル上げに捧げた成果は、ひより自身も驚くほどだった。
毎週欠かさず行った【招集】、そしてその派生効果である【昇格】。現在のひよりの影には、合計8名の『チンピラ』が潜んでいる。
当初はスカジャン姿で野犬のように荒々しかった「Lv.1チンピラ」たちも、ひよりがMPを注ぎ込み、全員を一段階上の『チンピラ(兄貴分)』へと引き上げた。
ノートに描かれた8個の点は、今やひよりの言葉一つで命を投げ出す準備ができている、精鋭の歩兵部隊だ。
(みんな、凄く強くなった。……でも、だからこそ油断しちゃいけないんだ)
ひよりは自分の細い指先をじっと見つめる。
『構成員』にランクアップしてからというもの、レベルアップに必要な経験値は一般の探索者と同じになった。
だが、ひよりには【盃を交わす】や【招集】による特有のボーナスがあり、回収できる魔素の効率は他者を圧倒している。
その結果、ステータスの伸びは劇的だった。
特に耐久と敏捷の数値は、もはや同レベル帯の探索者が目を疑うような領域に達している。
装備補正を含めたひよりのスペックは、前衛としても同レベルの「一般探索者」を遥かに凌駕していた。
だが、ひよりは決して奢らない。
(赤城さんや龍崎さんは、もう11層の最前線にいるんだよね……)
ネットの掲示板やSNS『Current』を見れば、世田谷のトップ層――「世田谷の剣姫」こと赤城凛たちは、すでにレベルは50台に到達し、攻略の熱狂の中にいる。
日本の頂点、新宿を主戦場とする化け物に至っては、レベル70を超えているという噂さえある。
そんな強者たちがひしめく世界で、ひよりが主戦場に選んだのは5層(推奨レベル25)だった。
実力的にはもっと深くへ行ける。
だが、ひよりは「自分一人ならまだしも、仲間を一人も死なせたくない」という一点において、徹底的に安全圏での周回を選んでいた。
数に頼らず、スキルに奢らず、石橋を叩いて壊すほどの慎重さ。
それが、ひよりの「ボスの在り方」だった。
「……三上、さっきから何書いてるんだ? ずっとニヤニヤして」
不意に横から声をかけられ、ひよりは肩を跳ねさせた。
隣の席の友人が、不思議そうにひよりのノートを覗き込もうとしている。
「えっ、あ、ううん! なんでもないよ、ちょっと昨日の……ドラマの感想を思い出してて」
慌ててノートを閉じ、胸に抱え込む。
友人は「変な奴だな」と笑いながらも、「最近の三上、なんか雰囲気変わったよな。なんていうか、凄みっていうか、芯が通った感じ?」と続けた。
ひよりはその言葉に苦笑いするしかなかった。
まさか、自分の影の中に8人のいかつい男たちと、二頭の進化ゴブリンが潜んでいるなどと言えるはずがない。
その瞬間、足元の影がわずかに揺れた気がした。
影の中にいる部下たちが、自分たちを「仲間」として、そして「死なせたくない大事な存在」として想ってくれるボスの優しさに、感極まって震えていたのかもしれない。
あるいは、その「凄み」という言葉に、影の中の全員が満足げに頷いたのかもしれない。
………
講義が終わると、ひよりは飛ぶように大学を後にした。
夕暮れに染まる世田谷の街。
雑踏の中でひよりは「穏やかな大学生」の仮面を脱ぎ捨て、黒い防刃スーツの襟を正す。
周囲の人々が、ふと足を止めて振り返るほどの可愛さ。
けれど静かな覇気がその背中から漏れ出していた。
ダンジョン1層。
人影のない静寂の中で、ひよりは深く息を吸い込み、影を解放した。
「よし。……みんな、行こうか」
溢れ出す濃密な魔素と共に、影から8人の屈強な男たちが、そして側近であるフウとライが、寸分の狂いもなく整列する。
「「「「「「「「お疲れ様です、ボス!!!!」」」」」」」」
地下空間を激しく揺らす、轟音のような挨拶。
ひよりは少しだけ頬を赤らめ、照れくさそうに、だが主としての確かな慈愛を持って頷いた。
「うん。……今日も、誰も怪我しないで帰ろうね。それじゃ、5層へ向かおう」
敏捷176という驚異的なスピード。運66という、幸運さえも支配下に置く数値。
そして、命を賭して道を切り拓く8人の盾。
「ひより組」が、今日も5層の魔物たちを蹂躙するために動き出した。
世田谷ダンジョンが出現してから7ヶ月。
世界は驚異的な速度でこの異変を飲み込み、日常の一部として「探索者」という職業を組み込み始めていた。
テレビをつければ最新の攻略情報が流れ、街角のショップには初心者向けのポーションが並ぶ。
そんな変革の春、三上ひよりは大学の講義室にいた。
教授の退屈な講義が子守歌のように響く中、進級したひよりは、ノートの端に現在の「ひより組」の布陣を書き出していた。
(……春休みの間に、だいぶ形になったよね)
春休みの全てをダンジョン攻略とレベル上げに捧げた成果は、ひより自身も驚くほどだった。
毎週欠かさず行った【招集】、そしてその派生効果である【昇格】。現在のひよりの影には、合計8名の『チンピラ』が潜んでいる。
当初はスカジャン姿で野犬のように荒々しかった「Lv.1チンピラ」たちも、ひよりがMPを注ぎ込み、全員を一段階上の『チンピラ(兄貴分)』へと引き上げた。
ノートに描かれた8個の点は、今やひよりの言葉一つで命を投げ出す準備ができている、精鋭の歩兵部隊だ。
(みんな、凄く強くなった。……でも、だからこそ油断しちゃいけないんだ)
ひよりは自分の細い指先をじっと見つめる。
『構成員』にランクアップしてからというもの、レベルアップに必要な経験値は一般の探索者と同じになった。
だが、ひよりには【盃を交わす】や【招集】による特有のボーナスがあり、回収できる魔素の効率は他者を圧倒している。
その結果、ステータスの伸びは劇的だった。
特に耐久と敏捷の数値は、もはや同レベル帯の探索者が目を疑うような領域に達している。
装備補正を含めたひよりのスペックは、前衛としても同レベルの「一般探索者」を遥かに凌駕していた。
だが、ひよりは決して奢らない。
(赤城さんや龍崎さんは、もう11層の最前線にいるんだよね……)
ネットの掲示板やSNS『Current』を見れば、世田谷のトップ層――「世田谷の剣姫」こと赤城凛たちは、すでにレベルは50台に到達し、攻略の熱狂の中にいる。
日本の頂点、新宿を主戦場とする化け物に至っては、レベル70を超えているという噂さえある。
そんな強者たちがひしめく世界で、ひよりが主戦場に選んだのは5層(推奨レベル25)だった。
実力的にはもっと深くへ行ける。
だが、ひよりは「自分一人ならまだしも、仲間を一人も死なせたくない」という一点において、徹底的に安全圏での周回を選んでいた。
数に頼らず、スキルに奢らず、石橋を叩いて壊すほどの慎重さ。
それが、ひよりの「ボスの在り方」だった。
「……三上、さっきから何書いてるんだ? ずっとニヤニヤして」
不意に横から声をかけられ、ひよりは肩を跳ねさせた。
隣の席の友人が、不思議そうにひよりのノートを覗き込もうとしている。
「えっ、あ、ううん! なんでもないよ、ちょっと昨日の……ドラマの感想を思い出してて」
慌ててノートを閉じ、胸に抱え込む。
友人は「変な奴だな」と笑いながらも、「最近の三上、なんか雰囲気変わったよな。なんていうか、凄みっていうか、芯が通った感じ?」と続けた。
ひよりはその言葉に苦笑いするしかなかった。
まさか、自分の影の中に8人のいかつい男たちと、二頭の進化ゴブリンが潜んでいるなどと言えるはずがない。
その瞬間、足元の影がわずかに揺れた気がした。
影の中にいる部下たちが、自分たちを「仲間」として、そして「死なせたくない大事な存在」として想ってくれるボスの優しさに、感極まって震えていたのかもしれない。
あるいは、その「凄み」という言葉に、影の中の全員が満足げに頷いたのかもしれない。
………
講義が終わると、ひよりは飛ぶように大学を後にした。
夕暮れに染まる世田谷の街。
雑踏の中でひよりは「穏やかな大学生」の仮面を脱ぎ捨て、黒い防刃スーツの襟を正す。
周囲の人々が、ふと足を止めて振り返るほどの可愛さ。
けれど静かな覇気がその背中から漏れ出していた。
ダンジョン1層。
人影のない静寂の中で、ひよりは深く息を吸い込み、影を解放した。
「よし。……みんな、行こうか」
溢れ出す濃密な魔素と共に、影から8人の屈強な男たちが、そして側近であるフウとライが、寸分の狂いもなく整列する。
「「「「「「「「お疲れ様です、ボス!!!!」」」」」」」」
地下空間を激しく揺らす、轟音のような挨拶。
ひよりは少しだけ頬を赤らめ、照れくさそうに、だが主としての確かな慈愛を持って頷いた。
「うん。……今日も、誰も怪我しないで帰ろうね。それじゃ、5層へ向かおう」
敏捷176という驚異的なスピード。運66という、幸運さえも支配下に置く数値。
そして、命を賭して道を切り拓く8人の盾。
「ひより組」が、今日も5層の魔物たちを蹂躙するために動き出した。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
現代ダンジョン奮闘記
だっち
ファンタジー
15年前に突如としてダンジョンが登場した現代の地球。
誰が何のために。
未だに解明されていないが、モンスターが落とす魔石はすべてのエネルギー源を代替できる物質だった。
しかも、ダンジョンでは痛みがあるが死なない。
金も稼げる危険な遊び場。それが一般市民が持っているダンジョンの認識だ。
そんな世界でバイトの代わりに何となくダンジョンに潜る一人の少年。
探索者人口4億人と言われているこの時代で、何を成していくのか。
少年の物語が始まる。