70 / 115
秘密の対話と、約束のヒーロー
神楽坂の喧騒から少し離れた路地裏。
おしゃれな壁に蔦が這う、落ち着いた佇まいのイタリアンレストランがあった。
店内は温かなオレンジ色の照明に包まれ、昼間のダンジョンの殺伐とした空気とは無縁の、穏やかな時間が流れている。
テーブルを挟んで向かい合うのは、三上ひよりと西川妃那。
探索者と受付嬢。普段はカウンター越しに言葉を交わすだけの二人が、今は一組の少年と少女として、そこにいた。
「……本当に、お待たせしてごめんなさい。まさかあんな風に、ロビー全体に宣言されるとは思わなくて」
ひよりが申し訳なさそうに頭を下げると、妃那はくすくすと、鈴を転がすような声で笑った。
彼女は制服から着替え、柔らかい素材のブラウスに身を包んでいる。その姿は、いつもよりずっと年相応の女の子に見えた。
「いいんですよ。白鷺さんのあの言葉、少し驚きましたけど……でも、おかげで勇気が出ました。こうしてひよりさんとゆっくりお話しできる機会、ずっと楽しみにしていましたから」
運ばれてきた前菜を前に、二人の会話が始まる。
元々、今日の集まりはひよりが提案したものだった。
衝撃の免許取得から今日に至るまで、自分たちがなぜこれほどの短期間で強くなれたのか。
その「秘密」を、信頼できる妃那だけには話しておきたい。
それが、ひよりなりの誠実さの示し方だった。
「俺のスキル……『強欲』や『召集』、そしてこのレベル上げの効率のこと。他の人には、まだ秘密にしておいてほしいんだけど」
ひよりは、自身の職業が「Lv.1チンピラ」から始まったこと、そして敵を倒すだけでなく「精神的な屈服」や「略奪」によって経験値を得る特殊なシステムであることを、包み隠さず話した。
妃那は、ダンジョンや探索者の話が大好きだというだけあって、ひよりの突拍子もない告白を、目を輝かせながら真剣に聞いていた。
「……そうだったんですね。チンピラ、なんていうから最初はどうなるかと思いましたけど……でも、三上さんがその力を『誰かのために』使っているのは、見ていればわかります。神楽坂のみんなが、三上さんの背中を見て変わり始めているんですから」
妃那の言葉は、ひよりの胸の奥を温かく解かしていく。
ひよりにとって、妃那は最初から親近感のわく存在だった。
姉の那奈との繋がりもそうだが、同い年ということもあり、過酷な探索の合間に見る彼女の笑顔は、いつしか心の拠り所になっていた。
「……妃那さん。俺ね、実はいつも、ゲートに向かう時に救われてたんだ」
「えっ……?」
「妃那さんがいつも言ってくれる『気をつけて、無事に戻ってきてくださいね』っていう言葉。あれ、すごく嬉しいんだ。あの一言があるから、どんなにきつい階層でも、絶対に生きて帰ろうって思える。……本当だよ。俺にとって、妃那さんの笑顔は……その、特別なものなんだ」
ひよりは自分の言葉に少し顔を赤くした。 自分でも驚くほど、素直な気持ちが口を突いて出た。
今まで、この気持ちが何なのか自分でもよくわからなかった。恋なのか、あるいは戦友のような親愛なのか。
けれど、今ははっきりとわかる。妃那は自分にとって、守るべき「家族」や「仲間」とはまた別の、唯一無二の、大切な場所――“特別な人”なのだと。
一方の妃那もまた、熱くなった頬を隠すようにグラスを握りしめていた。
彼女にとっても、ひよりは特別な存在だった。
姉のお気に入りとして現れたひよりは、最初は線の細い、放っておけない少年のように見えた。
けれど、彼はたった一人で絶望的な状況をひっくり返し、神楽坂という見捨てられかけていた場所を、輝かせた。
彼女にとって、ひよりは物語の中から飛び出してきたような、本物のヒーローだった。
「……三上さん。さっき、言っていましたよね。『攻略をもっとしたい』って」
「あはは……そうだね、今は13層、14層と、どんどん進みたいと思ってるし」
「私も、三上さんには全力で攻略に集中してほしいと思っています。……でも」
妃那は少しだけ、切なげに目を伏せた。
「でも……三上さんが遠くへ行ってしまうような気がして、少しだけ、寂しいって思うこともあるんです。……私、ずるいですね」
「そんなことないよ! 俺はどこにも行かない。攻略を続けるのは……誰かを助けられるような、かっこいい『ヒーロー』になりたいからなんだ」
幼い頃、誰もが一度は抱くような純粋な夢。
ひよりがそう零すと、妃那は顔を上げ、確信に満ちた強い瞳で彼を見つめた。
「……三上さん。もう、なっているんですよ」
「え?」
「私にとって、三上ひよりさんは、あの日からずっと……神楽坂を救って、私を助けてくれた、世界で一番かっこいいヒーローなんです」
その言葉は、ひよりの心を震わせた。
どんなシステムのレベルアップ報告よりも、どんなレアアイテムよりも、欲しかった答えがそこにあった。
妃那の中でもまた、ひよりという存在が、誰にも代えがたい“特別な人”として、心の芯に定まった瞬間だった。
店を出ると、夜の神楽坂には心地よい風が吹いていた。
二人の間に流れる沈黙は、もはや気まずいものではなく、互いの存在を確かめ合うような優しい時間だった。
ひよりは、一歩前に出て妃那を振り返った。
「……妃那さん。これからも、俺はもっと強くなる。もっと上を目指す。だから……近くで、応援してくれますか?」
妃那は迷わずに頷いた。
瞳を潤ませながら、けれど満開のひまわりのような笑顔で。
「もちろんです! 私が、ひよりさんの専属受付嬢として、ずっと見守っていますから」
「……ありがとう。……あのね、妃那さん。もし、俺が……誰もが認める本当のヒーローになれたら、その時は……」
ひよりがそこまで言って、言葉を止めた。
「……いや、やっぱりこれは、また今度にするよ」
妃那は、物語の続きを奪われた子供のように、ぷくっと頬を膨らませた。
「えぇーっ! そういうのはずるいです、ひよりさん! 今、言いかけてたじゃないですか!」
「あはは、ごめん。……でも、これは俺のワガママなんだ。……また一緒に、こうして出かけるための『口実』にさせてください。……ダメかな?」
少し恥ずかしそうに、けれど真剣な眼差しでそう言われ、妃那の不満は一瞬で霧散した。
彼女は自分の心臓の音がひよりに聞こえてしまうのではないかと思うほど赤くなり、小さく、けれどしっかりと答えた。
「……はい。……絶対にですよ? 約束、ですからね」
夜の神楽坂の街灯の下、二人は指切りをする代わりに、お互いの瞳を見つめ合った。
攻略の道を進む少年と、それを支える少女。
二人の物語は、まだ始まったばかりだった。
おしゃれな壁に蔦が這う、落ち着いた佇まいのイタリアンレストランがあった。
店内は温かなオレンジ色の照明に包まれ、昼間のダンジョンの殺伐とした空気とは無縁の、穏やかな時間が流れている。
テーブルを挟んで向かい合うのは、三上ひよりと西川妃那。
探索者と受付嬢。普段はカウンター越しに言葉を交わすだけの二人が、今は一組の少年と少女として、そこにいた。
「……本当に、お待たせしてごめんなさい。まさかあんな風に、ロビー全体に宣言されるとは思わなくて」
ひよりが申し訳なさそうに頭を下げると、妃那はくすくすと、鈴を転がすような声で笑った。
彼女は制服から着替え、柔らかい素材のブラウスに身を包んでいる。その姿は、いつもよりずっと年相応の女の子に見えた。
「いいんですよ。白鷺さんのあの言葉、少し驚きましたけど……でも、おかげで勇気が出ました。こうしてひよりさんとゆっくりお話しできる機会、ずっと楽しみにしていましたから」
運ばれてきた前菜を前に、二人の会話が始まる。
元々、今日の集まりはひよりが提案したものだった。
衝撃の免許取得から今日に至るまで、自分たちがなぜこれほどの短期間で強くなれたのか。
その「秘密」を、信頼できる妃那だけには話しておきたい。
それが、ひよりなりの誠実さの示し方だった。
「俺のスキル……『強欲』や『召集』、そしてこのレベル上げの効率のこと。他の人には、まだ秘密にしておいてほしいんだけど」
ひよりは、自身の職業が「Lv.1チンピラ」から始まったこと、そして敵を倒すだけでなく「精神的な屈服」や「略奪」によって経験値を得る特殊なシステムであることを、包み隠さず話した。
妃那は、ダンジョンや探索者の話が大好きだというだけあって、ひよりの突拍子もない告白を、目を輝かせながら真剣に聞いていた。
「……そうだったんですね。チンピラ、なんていうから最初はどうなるかと思いましたけど……でも、三上さんがその力を『誰かのために』使っているのは、見ていればわかります。神楽坂のみんなが、三上さんの背中を見て変わり始めているんですから」
妃那の言葉は、ひよりの胸の奥を温かく解かしていく。
ひよりにとって、妃那は最初から親近感のわく存在だった。
姉の那奈との繋がりもそうだが、同い年ということもあり、過酷な探索の合間に見る彼女の笑顔は、いつしか心の拠り所になっていた。
「……妃那さん。俺ね、実はいつも、ゲートに向かう時に救われてたんだ」
「えっ……?」
「妃那さんがいつも言ってくれる『気をつけて、無事に戻ってきてくださいね』っていう言葉。あれ、すごく嬉しいんだ。あの一言があるから、どんなにきつい階層でも、絶対に生きて帰ろうって思える。……本当だよ。俺にとって、妃那さんの笑顔は……その、特別なものなんだ」
ひよりは自分の言葉に少し顔を赤くした。 自分でも驚くほど、素直な気持ちが口を突いて出た。
今まで、この気持ちが何なのか自分でもよくわからなかった。恋なのか、あるいは戦友のような親愛なのか。
けれど、今ははっきりとわかる。妃那は自分にとって、守るべき「家族」や「仲間」とはまた別の、唯一無二の、大切な場所――“特別な人”なのだと。
一方の妃那もまた、熱くなった頬を隠すようにグラスを握りしめていた。
彼女にとっても、ひよりは特別な存在だった。
姉のお気に入りとして現れたひよりは、最初は線の細い、放っておけない少年のように見えた。
けれど、彼はたった一人で絶望的な状況をひっくり返し、神楽坂という見捨てられかけていた場所を、輝かせた。
彼女にとって、ひよりは物語の中から飛び出してきたような、本物のヒーローだった。
「……三上さん。さっき、言っていましたよね。『攻略をもっとしたい』って」
「あはは……そうだね、今は13層、14層と、どんどん進みたいと思ってるし」
「私も、三上さんには全力で攻略に集中してほしいと思っています。……でも」
妃那は少しだけ、切なげに目を伏せた。
「でも……三上さんが遠くへ行ってしまうような気がして、少しだけ、寂しいって思うこともあるんです。……私、ずるいですね」
「そんなことないよ! 俺はどこにも行かない。攻略を続けるのは……誰かを助けられるような、かっこいい『ヒーロー』になりたいからなんだ」
幼い頃、誰もが一度は抱くような純粋な夢。
ひよりがそう零すと、妃那は顔を上げ、確信に満ちた強い瞳で彼を見つめた。
「……三上さん。もう、なっているんですよ」
「え?」
「私にとって、三上ひよりさんは、あの日からずっと……神楽坂を救って、私を助けてくれた、世界で一番かっこいいヒーローなんです」
その言葉は、ひよりの心を震わせた。
どんなシステムのレベルアップ報告よりも、どんなレアアイテムよりも、欲しかった答えがそこにあった。
妃那の中でもまた、ひよりという存在が、誰にも代えがたい“特別な人”として、心の芯に定まった瞬間だった。
店を出ると、夜の神楽坂には心地よい風が吹いていた。
二人の間に流れる沈黙は、もはや気まずいものではなく、互いの存在を確かめ合うような優しい時間だった。
ひよりは、一歩前に出て妃那を振り返った。
「……妃那さん。これからも、俺はもっと強くなる。もっと上を目指す。だから……近くで、応援してくれますか?」
妃那は迷わずに頷いた。
瞳を潤ませながら、けれど満開のひまわりのような笑顔で。
「もちろんです! 私が、ひよりさんの専属受付嬢として、ずっと見守っていますから」
「……ありがとう。……あのね、妃那さん。もし、俺が……誰もが認める本当のヒーローになれたら、その時は……」
ひよりがそこまで言って、言葉を止めた。
「……いや、やっぱりこれは、また今度にするよ」
妃那は、物語の続きを奪われた子供のように、ぷくっと頬を膨らませた。
「えぇーっ! そういうのはずるいです、ひよりさん! 今、言いかけてたじゃないですか!」
「あはは、ごめん。……でも、これは俺のワガママなんだ。……また一緒に、こうして出かけるための『口実』にさせてください。……ダメかな?」
少し恥ずかしそうに、けれど真剣な眼差しでそう言われ、妃那の不満は一瞬で霧散した。
彼女は自分の心臓の音がひよりに聞こえてしまうのではないかと思うほど赤くなり、小さく、けれどしっかりと答えた。
「……はい。……絶対にですよ? 約束、ですからね」
夜の神楽坂の街灯の下、二人は指切りをする代わりに、お互いの瞳を見つめ合った。
攻略の道を進む少年と、それを支える少女。
二人の物語は、まだ始まったばかりだった。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
現代ダンジョン奮闘記
だっち
ファンタジー
15年前に突如としてダンジョンが登場した現代の地球。
誰が何のために。
未だに解明されていないが、モンスターが落とす魔石はすべてのエネルギー源を代替できる物質だった。
しかも、ダンジョンでは痛みがあるが死なない。
金も稼げる危険な遊び場。それが一般市民が持っているダンジョンの認識だ。
そんな世界でバイトの代わりに何となくダンジョンに潜る一人の少年。
探索者人口4億人と言われているこの時代で、何を成していくのか。
少年の物語が始まる。