72 / 115
白銀の猛威、凍てつく聖堂の進撃
世田谷ダンジョン8層の主、スケルトンタイガーの骨が塵となり、闇へと還る。
ひよりは荒い息一つ吐かず、9層へと続く重厚な階段を降りた。
階段の下、9層『廃都の墓場』の入り口。そこには、先行していた涼、フウ、ライ、そして構成員たちが、深い霧の中に揺るぎない壁のように整列していた。
「――全チーム、合流完了だね」
ひよりが霧の中から姿を現すと、黒スーツの影たちが、精密な機械のような統制で一斉に膝をつき、頭を垂れる。
その光景は、もはや探索者の集まりではなく、一つの「完成された暴力」の顕現だった。
「お疲れ、ひよりん。ここからは『廃都の墓場』。視界を奪う呪いの霧と、精神を削る死霊たちの領域だ。……準備はいいかい? ここからは組織の質量で、この階層そのものを押し潰す」
透が冷徹に告げ、ひよりは「ボス」としての鋭い光を宿した。
「ああ。……全員で行こう」
ひよりの号令が響くと同時に、60名の軍勢が動き出した。
.........
かつての繁栄を物語る崩れた石造りの建物が並ぶ、静寂と霧の階層。
通常、探索者はこの霧に潜む死霊の不意打ちを恐れ、数メートルずつ慎重に進む。だが、ひより組の進軍は止まらない。
「『覇気』」
ひよりが呟くと、彼を中心に黄金色のオーラが物理的な衝撃波となって爆発した。
立ち込めていた呪いの霧が物理的に押し広げられ、隠れていた『ワイト・アーマー』や『シャドウ・ストーカー』たちが姿を露わにする。
「ギギッ……!?」
驚愕する死霊たちに、55名の構成員が一斉に襲いかかった。
「かつあげ」スキルを乗せた集団攻撃。
一人一人が訓練された暗殺者のように動き、ワイトの骨を砕き、実体のないシャドウを魔力で強引に引き裂いていく。
略奪される魔素がひよりへと流れ込み、軍団は進むほどにその色を濃くしていく。
最奥の祭壇。
死霊魔術師『デッドリー・リッチ』が漆黒の魔杖を掲げ、大規模な禁呪を唱えようとしたその時――。
「……遅い」
敏捷410。ひよりは霧を切り裂く一筋の閃光となった。
リッチが魔術を発動させるよりも早く、ひよりの『名刀・鬼灯 焔』がその喉元を通り過ぎる。
純粋な速度と火力を叩き込む『無音一刀』。
一撃で核を両断されたリッチは、一度の魔術も放てぬまま、ただの煤となって霧散した。
.........
一転して、物理的な強固さが支配する石と鉄の世界。
現れたフロアボス、巨大鉄機兵『アイアン・カイザー』。
魔鉄の装甲を纏ったそれは、まさに動く要塞。
「ライ、正面から受け止めて! 涼、フウ、透、外装を削れ!」
ライの『前進防壁』がカイザーの突進を真っ向から防ぎ、猛烈な火花が散る。
その隙に、涼の魔弾とフウの爪、透の精密射撃が装甲を叩き、表面にわずかな「亀裂」を作り出す。
「今だ……。『影刺し』!」
ひよりは自身の足元に広がる影へ、逆手に持った『名刀・鬼灯 焔』を垂直に突き刺した。
次の瞬間、アイアン・カイザーの足元に広がる影から、燃え盛る刀身が「逆立ち」するように突き出した。
ガギィィィンッ!
刀身は装甲の継ぎ目、強固な外殻の内側にある魔力供給パイプを正確に貫通。
「ガガッ……駆動……エラー……」 内部から火を吹き、カイザーの動きが完全に止まる。
そこへひよりが跳躍し、剥き出しになった動力核へトドメの衝撃を叩き込んだ。
【ログ:フロアボス『アイアン・カイザー』を撃破しました】
【三上ひより、白鷺透、涼、フウ、ライのレベルが 56 に上がりました】
「……上がった。これなら、12層まで一気に行ける」
このまま今日は12層まで行ってしまおう。
………
10層の守護者、アイアン・カイザーを文字通り粉砕し、Lv.56へと至ったひより組。
その余韻も冷めぬまま、彼らは11層へと続く階段を下りた。 最後の一段を踏み抜いた瞬間、世界は一変した。
「……ッ、これは……ひどいな」
参謀の透が、眼鏡の縁を凍りつかせながら呟く。
そこは、かつて壮麗な大聖堂であっただろう場所が、無慈悲な氷壁に飲み込まれた「白銀の地獄」だった。
天井から吊り下がる巨大なシャンデリアは鋭利な氷柱と化し、吹き抜けの回廊には絶対零度の猛吹雪が、物理的な殺意を持って吹き荒れている。
「寒い……っていうか、空気が痛いよ」
ひよりが吐き出す息は、瞬時に白く固まって霧散する。
「ひよりん、ここからは環境ダメージがバカにならない。……時間との勝負だよ」
透の助言に、ひよりは深く頷いた。
「わかった。……みんな、ちょっと急ぐよ」
「前進!」 涼の号令が響く。
60名の軍団は、「凍てつく死の道」を猛然と進み始めた。
.........
【聖堂回廊】
進軍を阻むべく、聖堂の影から『アイス・エレメンタル』の群体が姿を現した。
透き通った結晶の体に、虚無の瞳。彼らは周囲の冷気を集束させ氷槍を作り出すと、一斉に軍団へと掃射した。
「ライ! 前に出ろ!」
「ガァァァッ!!」
透の指示で、巨漢のライが最前線に躍り出る。
『帯雷の構え』。ライの全身に青白い稲妻が走り、手にした巨大な盾が放電を開始する。
降り注ぐ氷槍の雨は、ライの雷壁に触れた瞬間に蒸発し、霧へと変わる。
「弾幕はライが止めた! お前ら、横から食い荒らせ!」
涼の鋭い指示が飛ぶ。
55名の構成員たちが、左右に散開した。
彼らは氷のエレメンタルが次の一手を放つ前に、その懐へと飛び込む。
スキル「威圧」を乗せた、容赦のない集団リンチ。
構成員たちは、エレメンタルの核がどこにあるかを本能的に察知していた。
拳で、ナイフで、あるいは力任せに。
氷の体を砕き、内側の魔素を強引に引きずり出す。
略奪された魔力は、ひよりへと還元され、彼のオーラをさらに強固なものへと変えていく。
「フウ! 撃ち漏らしを頼む!」
「シャァッ!」
フウはもはや視認不可能な速度で、倒壊した聖堂の柱を蹴って跳躍した。
『裂風連爪』
空中で放たれた無数の斬撃が、逃げようとしたエレメンタルたちを瞬時に細切れの氷塊へと変え、戦場には魔石が雨のように降り注いだ。
.........
【最深部】
吹雪の壁を突き抜け、一行はついに中央祭壇へと辿り着いた。
そこには、10メートルを超える巨大な氷の結晶が鎮座しており、その内部には、一人の美しい女性の姿が封じられていた。
『クリスタル・ヴァルキリー』
11層の主が目を開けた瞬間、聖堂全体の温度がさらに数段下がった。
結晶の繭が弾け、氷の翼を広げた戦乙女が宙に舞う。
彼女が掲げた透明な槍からは、触れるもの全てを即座に凍結させる「絶対零度の光」が放たれた。
「ひよりん、危ない!」
透の警告。ひよりは、その光が自分を捉える寸前で、横に跳んだ。
「……きれいな人だけど、情け容赦ないね」
ひよりは、名刀・鬼灯 焔を低く構える。
ヴァルキリーは無機質な存在に見えるが、ひよりの『看破』は捉えていた。
その胸部、幾重にも重なるクリスタル装甲の奥、一定の周期で明滅する青い光。
それこそが、彼女の「心臓」であり、唯一の弱点だ。
「涼! 陽動を頼む!」
「御意。……おらぁぁ!!」
涼の放った魔弾がヴァルキリーを正面から襲う。戦乙女はそれを氷の盾で防ぐが、その一瞬、彼女の意識が涼へと向いた。
「今だ……! 『影刺し』!」
ひよりは、自分ではなく、構成員の一人が落とした影に向けて、刀を垂直に刺した。
次の瞬間、ヴァルキリーの真後ろ。彼女が最も警戒していなかった死角の影から、焔を纏った刀身が勢いよく飛び出した。
「ッ!?」
不意を突かれたヴァルキリー。
背後からの刺突を回避しようと体が浮き上がる。
その瞬間、彼女の胸元の装甲に、わずかな「隙間」が生じた。
「逃がさないよ。――『無音一刀』」
音を置き去りにした一閃。
焔を纏った刃が、クリスタルの装甲ごと、その奥にある青い核を両断した。
一瞬の静寂。
ヴァルキリーの動きが止まり、その美しい顔に亀裂が入る。
「……カ……ハ……」
声にならない断末魔と共に、戦乙女の体は数千、数万の輝く破片となって砕け散った。
【ログ:フロアボス『クリスタル・ヴァルキリー』を撃破しました】
聖堂を包んでいた狂気的な吹雪が、霧が晴れるように収まっていく。
ひよりがゆっくりと刀を鞘に納めると、55名の構成員たちは一斉に跪き、主の勝利を称えた。
「……ふぅ。これで11層は終わりだね。みんな、怪我はない?」
「傷一つ負ってないよ。完璧な進軍だ」
透がスキルから作り出したデバイスを操作しながら、満足げに微笑む。
「さあ、残るは目標の12層だけだ。気を引き締めていこう」
ひよりは、12層へと続く漆黒の扉を見つめた。
ひよりは荒い息一つ吐かず、9層へと続く重厚な階段を降りた。
階段の下、9層『廃都の墓場』の入り口。そこには、先行していた涼、フウ、ライ、そして構成員たちが、深い霧の中に揺るぎない壁のように整列していた。
「――全チーム、合流完了だね」
ひよりが霧の中から姿を現すと、黒スーツの影たちが、精密な機械のような統制で一斉に膝をつき、頭を垂れる。
その光景は、もはや探索者の集まりではなく、一つの「完成された暴力」の顕現だった。
「お疲れ、ひよりん。ここからは『廃都の墓場』。視界を奪う呪いの霧と、精神を削る死霊たちの領域だ。……準備はいいかい? ここからは組織の質量で、この階層そのものを押し潰す」
透が冷徹に告げ、ひよりは「ボス」としての鋭い光を宿した。
「ああ。……全員で行こう」
ひよりの号令が響くと同時に、60名の軍勢が動き出した。
.........
かつての繁栄を物語る崩れた石造りの建物が並ぶ、静寂と霧の階層。
通常、探索者はこの霧に潜む死霊の不意打ちを恐れ、数メートルずつ慎重に進む。だが、ひより組の進軍は止まらない。
「『覇気』」
ひよりが呟くと、彼を中心に黄金色のオーラが物理的な衝撃波となって爆発した。
立ち込めていた呪いの霧が物理的に押し広げられ、隠れていた『ワイト・アーマー』や『シャドウ・ストーカー』たちが姿を露わにする。
「ギギッ……!?」
驚愕する死霊たちに、55名の構成員が一斉に襲いかかった。
「かつあげ」スキルを乗せた集団攻撃。
一人一人が訓練された暗殺者のように動き、ワイトの骨を砕き、実体のないシャドウを魔力で強引に引き裂いていく。
略奪される魔素がひよりへと流れ込み、軍団は進むほどにその色を濃くしていく。
最奥の祭壇。
死霊魔術師『デッドリー・リッチ』が漆黒の魔杖を掲げ、大規模な禁呪を唱えようとしたその時――。
「……遅い」
敏捷410。ひよりは霧を切り裂く一筋の閃光となった。
リッチが魔術を発動させるよりも早く、ひよりの『名刀・鬼灯 焔』がその喉元を通り過ぎる。
純粋な速度と火力を叩き込む『無音一刀』。
一撃で核を両断されたリッチは、一度の魔術も放てぬまま、ただの煤となって霧散した。
.........
一転して、物理的な強固さが支配する石と鉄の世界。
現れたフロアボス、巨大鉄機兵『アイアン・カイザー』。
魔鉄の装甲を纏ったそれは、まさに動く要塞。
「ライ、正面から受け止めて! 涼、フウ、透、外装を削れ!」
ライの『前進防壁』がカイザーの突進を真っ向から防ぎ、猛烈な火花が散る。
その隙に、涼の魔弾とフウの爪、透の精密射撃が装甲を叩き、表面にわずかな「亀裂」を作り出す。
「今だ……。『影刺し』!」
ひよりは自身の足元に広がる影へ、逆手に持った『名刀・鬼灯 焔』を垂直に突き刺した。
次の瞬間、アイアン・カイザーの足元に広がる影から、燃え盛る刀身が「逆立ち」するように突き出した。
ガギィィィンッ!
刀身は装甲の継ぎ目、強固な外殻の内側にある魔力供給パイプを正確に貫通。
「ガガッ……駆動……エラー……」 内部から火を吹き、カイザーの動きが完全に止まる。
そこへひよりが跳躍し、剥き出しになった動力核へトドメの衝撃を叩き込んだ。
【ログ:フロアボス『アイアン・カイザー』を撃破しました】
【三上ひより、白鷺透、涼、フウ、ライのレベルが 56 に上がりました】
「……上がった。これなら、12層まで一気に行ける」
このまま今日は12層まで行ってしまおう。
………
10層の守護者、アイアン・カイザーを文字通り粉砕し、Lv.56へと至ったひより組。
その余韻も冷めぬまま、彼らは11層へと続く階段を下りた。 最後の一段を踏み抜いた瞬間、世界は一変した。
「……ッ、これは……ひどいな」
参謀の透が、眼鏡の縁を凍りつかせながら呟く。
そこは、かつて壮麗な大聖堂であっただろう場所が、無慈悲な氷壁に飲み込まれた「白銀の地獄」だった。
天井から吊り下がる巨大なシャンデリアは鋭利な氷柱と化し、吹き抜けの回廊には絶対零度の猛吹雪が、物理的な殺意を持って吹き荒れている。
「寒い……っていうか、空気が痛いよ」
ひよりが吐き出す息は、瞬時に白く固まって霧散する。
「ひよりん、ここからは環境ダメージがバカにならない。……時間との勝負だよ」
透の助言に、ひよりは深く頷いた。
「わかった。……みんな、ちょっと急ぐよ」
「前進!」 涼の号令が響く。
60名の軍団は、「凍てつく死の道」を猛然と進み始めた。
.........
【聖堂回廊】
進軍を阻むべく、聖堂の影から『アイス・エレメンタル』の群体が姿を現した。
透き通った結晶の体に、虚無の瞳。彼らは周囲の冷気を集束させ氷槍を作り出すと、一斉に軍団へと掃射した。
「ライ! 前に出ろ!」
「ガァァァッ!!」
透の指示で、巨漢のライが最前線に躍り出る。
『帯雷の構え』。ライの全身に青白い稲妻が走り、手にした巨大な盾が放電を開始する。
降り注ぐ氷槍の雨は、ライの雷壁に触れた瞬間に蒸発し、霧へと変わる。
「弾幕はライが止めた! お前ら、横から食い荒らせ!」
涼の鋭い指示が飛ぶ。
55名の構成員たちが、左右に散開した。
彼らは氷のエレメンタルが次の一手を放つ前に、その懐へと飛び込む。
スキル「威圧」を乗せた、容赦のない集団リンチ。
構成員たちは、エレメンタルの核がどこにあるかを本能的に察知していた。
拳で、ナイフで、あるいは力任せに。
氷の体を砕き、内側の魔素を強引に引きずり出す。
略奪された魔力は、ひよりへと還元され、彼のオーラをさらに強固なものへと変えていく。
「フウ! 撃ち漏らしを頼む!」
「シャァッ!」
フウはもはや視認不可能な速度で、倒壊した聖堂の柱を蹴って跳躍した。
『裂風連爪』
空中で放たれた無数の斬撃が、逃げようとしたエレメンタルたちを瞬時に細切れの氷塊へと変え、戦場には魔石が雨のように降り注いだ。
.........
【最深部】
吹雪の壁を突き抜け、一行はついに中央祭壇へと辿り着いた。
そこには、10メートルを超える巨大な氷の結晶が鎮座しており、その内部には、一人の美しい女性の姿が封じられていた。
『クリスタル・ヴァルキリー』
11層の主が目を開けた瞬間、聖堂全体の温度がさらに数段下がった。
結晶の繭が弾け、氷の翼を広げた戦乙女が宙に舞う。
彼女が掲げた透明な槍からは、触れるもの全てを即座に凍結させる「絶対零度の光」が放たれた。
「ひよりん、危ない!」
透の警告。ひよりは、その光が自分を捉える寸前で、横に跳んだ。
「……きれいな人だけど、情け容赦ないね」
ひよりは、名刀・鬼灯 焔を低く構える。
ヴァルキリーは無機質な存在に見えるが、ひよりの『看破』は捉えていた。
その胸部、幾重にも重なるクリスタル装甲の奥、一定の周期で明滅する青い光。
それこそが、彼女の「心臓」であり、唯一の弱点だ。
「涼! 陽動を頼む!」
「御意。……おらぁぁ!!」
涼の放った魔弾がヴァルキリーを正面から襲う。戦乙女はそれを氷の盾で防ぐが、その一瞬、彼女の意識が涼へと向いた。
「今だ……! 『影刺し』!」
ひよりは、自分ではなく、構成員の一人が落とした影に向けて、刀を垂直に刺した。
次の瞬間、ヴァルキリーの真後ろ。彼女が最も警戒していなかった死角の影から、焔を纏った刀身が勢いよく飛び出した。
「ッ!?」
不意を突かれたヴァルキリー。
背後からの刺突を回避しようと体が浮き上がる。
その瞬間、彼女の胸元の装甲に、わずかな「隙間」が生じた。
「逃がさないよ。――『無音一刀』」
音を置き去りにした一閃。
焔を纏った刃が、クリスタルの装甲ごと、その奥にある青い核を両断した。
一瞬の静寂。
ヴァルキリーの動きが止まり、その美しい顔に亀裂が入る。
「……カ……ハ……」
声にならない断末魔と共に、戦乙女の体は数千、数万の輝く破片となって砕け散った。
【ログ:フロアボス『クリスタル・ヴァルキリー』を撃破しました】
聖堂を包んでいた狂気的な吹雪が、霧が晴れるように収まっていく。
ひよりがゆっくりと刀を鞘に納めると、55名の構成員たちは一斉に跪き、主の勝利を称えた。
「……ふぅ。これで11層は終わりだね。みんな、怪我はない?」
「傷一つ負ってないよ。完璧な進軍だ」
透がスキルから作り出したデバイスを操作しながら、満足げに微笑む。
「さあ、残るは目標の12層だけだ。気を引き締めていこう」
ひよりは、12層へと続く漆黒の扉を見つめた。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日発売!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
現代ダンジョン奮闘記
だっち
ファンタジー
15年前に突如としてダンジョンが登場した現代の地球。
誰が何のために。
未だに解明されていないが、モンスターが落とす魔石はすべてのエネルギー源を代替できる物質だった。
しかも、ダンジョンでは痛みがあるが死なない。
金も稼げる危険な遊び場。それが一般市民が持っているダンジョンの認識だ。
そんな世界でバイトの代わりに何となくダンジョンに潜る一人の少年。
探索者人口4億人と言われているこの時代で、何を成していくのか。
少年の物語が始まる。