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chapter.001《邂逅》
#011_異世界人の子孫
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召喚者ジェイク・メイヴィス。
何百年も前にこの世界に召喚された勇者であり、かつて魔王を打ち倒した英雄の一人。
世界を救った英雄たちには望む褒美が与えられた。ジェイク・メイヴィスが望んだものは、リリン村があるこの土地だったらしい。
世界を救ったあとで、村を興しつつ、魔術の研究をしながらスローライフ……って感じか。
「で、ここにある全部、ジェイクさんのしてた研究……」
「異世界知識の備忘録もあるけどね」
リース(お互い呼び捨てにすることにした)はそう言うが、それでも学校の図書室規模の本棚をすべて埋めるほどって、大概だぞ。
「っと、はい、これ」
そう言ってリースが机に本を積み重ねる。数えてみると計12冊。
「これ、もしかして……」
「全部、その『だいありー』って書いてある本」
この図書室の規模からすれば少なく思えるが、丸12冊分と考えるとかなりの分量だ。
「これ以外の書物はすべてこっちの言語で書かれてた。だから私にも読めたんだけど、これだけは読めずにいる。知識書なのか研究書なのか、それすらもわからない」
積み立てられたそれらの表示を一通り見てみるが、どこもこれも『diary』という英単語と何冊目であるかのローマ数字のみが記されているだけだった。
「これ書かれてる『diary』って『日記』って意味だから、研究書ではないと思うんだけど……」
あるいは俺たち異世界人へのメッセージという可能性はあるか、と考える。
わざわざこっちの世界の人に読めない言語で書く必要性といえば、それくらいしか思いつかない。
「ただの日記だとしても、内容は知りたい」
リースは俺に期待の視線を向けてくる。
ずっと読めなかった書物の内容を知れることが嬉しいのだろう。
俺はローマ数字で一冊目を示すそれのページをめくり……素直に告げた。
「ごめん、俺、英語よめない……」
「読めない?」
期待から一転、リースの表情が怪訝なものへと変わる。
「ミキヒトの世界の言葉だよね?」
「それはそうなんだけど、俺の母国語、英語じゃないから……」
「ぼこくご?」
「自分の生まれ育った国の言葉。……あ、もしかして人間語とかエルフ語とか、種族によって分かれてるのかな?」
「種族によって言葉が分かれてる?」
「あれ?」
え、なんだこれ? 言語の違いがないのか?
「この世界ってさ、種族とか国とかいろいろあるよね?」
「それはそう。種族は人間にエルフ、ドワーフ、獣人が多くて、ほかにはリザードマンなんかの少数種族がいたりする。国もいろいろあって、特定種族が多い国もあれば、複数種族が共存してる国もある」
「そうだよね。で、それって使ってる言葉ってすべての種族、すべての国で同じなの? 人間もエルフもドワーフも、どの国でも同じ言葉で通じるの?」
「通じるけど……それがなにかおかしい?」
「おかしく……ない?」
あれ? おかしいよな?
「種族が違うってことは、生まれた場所……それぞれの種族が誕生した土地が違うってことだよね」
エルフはエルフの土地で誕生して、ドワーフはドワーフの土地で誕生して……というふうに、それぞれの種族にそれぞれ起源となる土地が存在するはず。すべての種族が一つの土地で誕生した、なんて生物学的に考えにくいだろう。
それぞれの土地で誕生し、それぞれの土地に住まい、それぞれの土地で生活を営み……となれば必然、それぞれの土地でそれぞれの言語が誕生するはず。
なのに、すべての種族が同じ言語を使ってる、なんてことあり得るか? 人間って種族しかいない地球でさえ、複数の言語が使われてるのに?
その旨を伝えると、リースは悩み込んでしまった。
言語は一つのみである、という先入観があるのだろう。
「……うん。それは、そうかも」
だが、すぐに思考を切り替えたようだった。
「えっと……たしか、人類学に『複数起源説』って考え方がある」
ここで言う『人類』学は『ヒト種』に関する学問のことで、一般的にヒト種とは『人間』『エルフ』『ドワーフ』『獣人』の四種族のことを指すらしい(『ヒト種』という言葉の定義は学問・学説によって変わるとのこと)。
「複数起源説では、さっきミキヒトの言ってた『それぞれの種族がそれぞれの土地で誕生した』っていう考え方で、この考え方でいくと、やっぱり全種族で言語が統一されてるのはおかしいと思う」
「だよね」
「うん。けど、『単一起源説』っていうのもあって、簡単に言うと『まず人間が生まれて、それが分岐する形でエルフやドワーフといったヒト種種族が誕生した』っていう考え方。人間が最初なら人間起源説、エルフが最初ならエルフ起源説っていう呼ばれ方をする。まぁ、その起源はヒト種じゃなくて、もっと原始的な哺乳類だったとされる説が一般的だけど」
「ああ、なるほど。それだったら、言葉が一緒でもおかしくないと」
サルがなにか言語を使ってて、それから人間種やエルフ種が分岐したのなら、人間とエルフが同じ言語を使っててもおかしくない、って感じか。たしかに、それならひとまず納得できる。
……が、
「……言葉が生まれるくらい発達した種族が、いまさら別の種族に分岐するなんてこと、ある?」
「あると思う」とリースは言い切った。「というか、直近でも似たような前例がある」
「え、うそ。直近って、種族の分岐が?」
「種族の分岐と言えるかはわからない。けど、明確に種族の変化が行われた事例がある」
「……そんなのがあるの?」
「人間の魔法種族化」
リースは説明する。
「人間は魔法を使えない種族だけど、貴族とその従者は魔法を使うことができる。でも最近までは貴族も魔法が使えなかったみたいなんだよね。まぁ、最近とは言っても1000年以上は経ってるって予想されてるけど」
……なんか聞いたことある話だ。
「じゃあどうやって貴族が魔法を使えるようになったのかっていうと……」
「……精霊が手を貸したから」
「ん、知ってたの?」
「知ってたっていうか、まぁ……」
俺はティーに視線を向け、ティーは答えるように微笑んだ。
「……えっ、嘘」
気づいたリースが驚愕の表情をティーに向け、俺に向け、またティーに向ける。
「本当?」
「ええ、本当よ」
「……なるほど」
すこし考え込むリース。そして顔を上げ、尋ねる。
「……じゃあ、ヒト種の起源についても知ってる?」
「さあ、どうかしらね?」
笑みで返すティー。
これは誤魔化すときの反応だ。
ティーはやけに教育的なところがあるから、訊かれたことすべてに答えるようなことはしない。
この反応をするときは、暗に「自分で考えてみろ」と言っているのだ。
しかも、この「考えてみろ」というのはいま現在に限った話ではない。将来的、あるいは一生をかけて「考えてみろ」という場合すらある。
おそらくこの問題もそれだ。いま頭を悩ませたって仕方ない。
「そのお話はともかくとして、ミキヒト。貴方、それは読めないのね?」
それ、とは当然、『diary』のことだ。
「はい、読めません……。……あ、もしかしてここに来た理由って、これ?」
ずっと不明だった、ティーが俺をここに連れてきた理由。
さすがの精霊も異世界語までは読めなかったのではないか。だから異世界人である俺をここに連れてきた。
「それも理由の一つね。もしかしたら、異世界の知識が手に入るかもと思ったのだけれど」
「……っていうことは、精霊にもあっちの世界のことはわからない?」
リースが訊くと、ティーは頷く。
「ええ、わからないわ」
「じゃあこれも読めない?」
「ええ、読めないわ。てっきり私も、ミキヒトが読めるものだと思っていたから」
「ああ、ご期待に添えず、申し訳ない……」
英語の勉強しとくんだった……。
「大丈夫よ。ここに来た理由はそれだけじゃないから」
あっさり許して引き下がったティー。
「結局のところ、ここに来た一番の理由ってなに?」
この際だと単刀直入に訊くと、ティーは質問した俺ではなく、リースに対して向き合った。
「私はいま、ミキヒトに魔術を教えているの。術式の構築から、使い方から、最終的には世界の仕組みすべてを知ってもらうつもり」
「えっ、そこまで……?」
「そしてそこに、リース、貴方にも加わってほしいと考えているの」
そう言われたリースは、ここまでで一番の驚愕を見せた。
「私も、ですか」
「ええ」
ティーは優しげに語りかける。
「貴方には、術式構築の才能がある。先人から引き継いだ知識書と研究書もある。ミキヒトにも異世界の知識はあるし、なにより彼は優秀な魔術装置として使えるわ」
「魔術装置?」
「装置なんですか俺……」
「貴方と先人が作るだけ作って起動できなかった術式を、彼ならテストすることができる。彼は『魔術が使える魂』としては最高水準なの」
「! ……なるほど」
納得したように呟くリース。
「ミキヒトも、いいわよね?」
「え? あっ、俺は別に……」
ティーを独占したいわけではないし、そもそも魔術講義の主導権はティーにあるようなものだ。俺には拒否する理由も権利もない。
それにむしろ、ここにある研究書には興味がある。ジェイク・メイヴィスがもとの世界でなにをしていた人かは知らないが、魔術の研究なんてしながら余生を過ごしていた時点で只者ではないだろう。それなりに専門的な知識を持つ職種についていた人なのではないだろうか。
そんな彼が残した研究を引き継いで、田舎の村でスローライフ。
魔王討伐という召喚当初の目的とは真逆の生活だが、楽しくのんびり暮らせるのならそれもまた良しだ。
「これであとは、貴方の気持ち次第ということになるけれど」
ティーがそう言うと、リースは丁寧に頭を下げた。
「人間の魔法種族化を為した精霊に師事いただけるのなら、こちらには断る理由はありません。よろしくお願いします」
何百年も前にこの世界に召喚された勇者であり、かつて魔王を打ち倒した英雄の一人。
世界を救った英雄たちには望む褒美が与えられた。ジェイク・メイヴィスが望んだものは、リリン村があるこの土地だったらしい。
世界を救ったあとで、村を興しつつ、魔術の研究をしながらスローライフ……って感じか。
「で、ここにある全部、ジェイクさんのしてた研究……」
「異世界知識の備忘録もあるけどね」
リース(お互い呼び捨てにすることにした)はそう言うが、それでも学校の図書室規模の本棚をすべて埋めるほどって、大概だぞ。
「っと、はい、これ」
そう言ってリースが机に本を積み重ねる。数えてみると計12冊。
「これ、もしかして……」
「全部、その『だいありー』って書いてある本」
この図書室の規模からすれば少なく思えるが、丸12冊分と考えるとかなりの分量だ。
「これ以外の書物はすべてこっちの言語で書かれてた。だから私にも読めたんだけど、これだけは読めずにいる。知識書なのか研究書なのか、それすらもわからない」
積み立てられたそれらの表示を一通り見てみるが、どこもこれも『diary』という英単語と何冊目であるかのローマ数字のみが記されているだけだった。
「これ書かれてる『diary』って『日記』って意味だから、研究書ではないと思うんだけど……」
あるいは俺たち異世界人へのメッセージという可能性はあるか、と考える。
わざわざこっちの世界の人に読めない言語で書く必要性といえば、それくらいしか思いつかない。
「ただの日記だとしても、内容は知りたい」
リースは俺に期待の視線を向けてくる。
ずっと読めなかった書物の内容を知れることが嬉しいのだろう。
俺はローマ数字で一冊目を示すそれのページをめくり……素直に告げた。
「ごめん、俺、英語よめない……」
「読めない?」
期待から一転、リースの表情が怪訝なものへと変わる。
「ミキヒトの世界の言葉だよね?」
「それはそうなんだけど、俺の母国語、英語じゃないから……」
「ぼこくご?」
「自分の生まれ育った国の言葉。……あ、もしかして人間語とかエルフ語とか、種族によって分かれてるのかな?」
「種族によって言葉が分かれてる?」
「あれ?」
え、なんだこれ? 言語の違いがないのか?
「この世界ってさ、種族とか国とかいろいろあるよね?」
「それはそう。種族は人間にエルフ、ドワーフ、獣人が多くて、ほかにはリザードマンなんかの少数種族がいたりする。国もいろいろあって、特定種族が多い国もあれば、複数種族が共存してる国もある」
「そうだよね。で、それって使ってる言葉ってすべての種族、すべての国で同じなの? 人間もエルフもドワーフも、どの国でも同じ言葉で通じるの?」
「通じるけど……それがなにかおかしい?」
「おかしく……ない?」
あれ? おかしいよな?
「種族が違うってことは、生まれた場所……それぞれの種族が誕生した土地が違うってことだよね」
エルフはエルフの土地で誕生して、ドワーフはドワーフの土地で誕生して……というふうに、それぞれの種族にそれぞれ起源となる土地が存在するはず。すべての種族が一つの土地で誕生した、なんて生物学的に考えにくいだろう。
それぞれの土地で誕生し、それぞれの土地に住まい、それぞれの土地で生活を営み……となれば必然、それぞれの土地でそれぞれの言語が誕生するはず。
なのに、すべての種族が同じ言語を使ってる、なんてことあり得るか? 人間って種族しかいない地球でさえ、複数の言語が使われてるのに?
その旨を伝えると、リースは悩み込んでしまった。
言語は一つのみである、という先入観があるのだろう。
「……うん。それは、そうかも」
だが、すぐに思考を切り替えたようだった。
「えっと……たしか、人類学に『複数起源説』って考え方がある」
ここで言う『人類』学は『ヒト種』に関する学問のことで、一般的にヒト種とは『人間』『エルフ』『ドワーフ』『獣人』の四種族のことを指すらしい(『ヒト種』という言葉の定義は学問・学説によって変わるとのこと)。
「複数起源説では、さっきミキヒトの言ってた『それぞれの種族がそれぞれの土地で誕生した』っていう考え方で、この考え方でいくと、やっぱり全種族で言語が統一されてるのはおかしいと思う」
「だよね」
「うん。けど、『単一起源説』っていうのもあって、簡単に言うと『まず人間が生まれて、それが分岐する形でエルフやドワーフといったヒト種種族が誕生した』っていう考え方。人間が最初なら人間起源説、エルフが最初ならエルフ起源説っていう呼ばれ方をする。まぁ、その起源はヒト種じゃなくて、もっと原始的な哺乳類だったとされる説が一般的だけど」
「ああ、なるほど。それだったら、言葉が一緒でもおかしくないと」
サルがなにか言語を使ってて、それから人間種やエルフ種が分岐したのなら、人間とエルフが同じ言語を使っててもおかしくない、って感じか。たしかに、それならひとまず納得できる。
……が、
「……言葉が生まれるくらい発達した種族が、いまさら別の種族に分岐するなんてこと、ある?」
「あると思う」とリースは言い切った。「というか、直近でも似たような前例がある」
「え、うそ。直近って、種族の分岐が?」
「種族の分岐と言えるかはわからない。けど、明確に種族の変化が行われた事例がある」
「……そんなのがあるの?」
「人間の魔法種族化」
リースは説明する。
「人間は魔法を使えない種族だけど、貴族とその従者は魔法を使うことができる。でも最近までは貴族も魔法が使えなかったみたいなんだよね。まぁ、最近とは言っても1000年以上は経ってるって予想されてるけど」
……なんか聞いたことある話だ。
「じゃあどうやって貴族が魔法を使えるようになったのかっていうと……」
「……精霊が手を貸したから」
「ん、知ってたの?」
「知ってたっていうか、まぁ……」
俺はティーに視線を向け、ティーは答えるように微笑んだ。
「……えっ、嘘」
気づいたリースが驚愕の表情をティーに向け、俺に向け、またティーに向ける。
「本当?」
「ええ、本当よ」
「……なるほど」
すこし考え込むリース。そして顔を上げ、尋ねる。
「……じゃあ、ヒト種の起源についても知ってる?」
「さあ、どうかしらね?」
笑みで返すティー。
これは誤魔化すときの反応だ。
ティーはやけに教育的なところがあるから、訊かれたことすべてに答えるようなことはしない。
この反応をするときは、暗に「自分で考えてみろ」と言っているのだ。
しかも、この「考えてみろ」というのはいま現在に限った話ではない。将来的、あるいは一生をかけて「考えてみろ」という場合すらある。
おそらくこの問題もそれだ。いま頭を悩ませたって仕方ない。
「そのお話はともかくとして、ミキヒト。貴方、それは読めないのね?」
それ、とは当然、『diary』のことだ。
「はい、読めません……。……あ、もしかしてここに来た理由って、これ?」
ずっと不明だった、ティーが俺をここに連れてきた理由。
さすがの精霊も異世界語までは読めなかったのではないか。だから異世界人である俺をここに連れてきた。
「それも理由の一つね。もしかしたら、異世界の知識が手に入るかもと思ったのだけれど」
「……っていうことは、精霊にもあっちの世界のことはわからない?」
リースが訊くと、ティーは頷く。
「ええ、わからないわ」
「じゃあこれも読めない?」
「ええ、読めないわ。てっきり私も、ミキヒトが読めるものだと思っていたから」
「ああ、ご期待に添えず、申し訳ない……」
英語の勉強しとくんだった……。
「大丈夫よ。ここに来た理由はそれだけじゃないから」
あっさり許して引き下がったティー。
「結局のところ、ここに来た一番の理由ってなに?」
この際だと単刀直入に訊くと、ティーは質問した俺ではなく、リースに対して向き合った。
「私はいま、ミキヒトに魔術を教えているの。術式の構築から、使い方から、最終的には世界の仕組みすべてを知ってもらうつもり」
「えっ、そこまで……?」
「そしてそこに、リース、貴方にも加わってほしいと考えているの」
そう言われたリースは、ここまでで一番の驚愕を見せた。
「私も、ですか」
「ええ」
ティーは優しげに語りかける。
「貴方には、術式構築の才能がある。先人から引き継いだ知識書と研究書もある。ミキヒトにも異世界の知識はあるし、なにより彼は優秀な魔術装置として使えるわ」
「魔術装置?」
「装置なんですか俺……」
「貴方と先人が作るだけ作って起動できなかった術式を、彼ならテストすることができる。彼は『魔術が使える魂』としては最高水準なの」
「! ……なるほど」
納得したように呟くリース。
「ミキヒトも、いいわよね?」
「え? あっ、俺は別に……」
ティーを独占したいわけではないし、そもそも魔術講義の主導権はティーにあるようなものだ。俺には拒否する理由も権利もない。
それにむしろ、ここにある研究書には興味がある。ジェイク・メイヴィスがもとの世界でなにをしていた人かは知らないが、魔術の研究なんてしながら余生を過ごしていた時点で只者ではないだろう。それなりに専門的な知識を持つ職種についていた人なのではないだろうか。
そんな彼が残した研究を引き継いで、田舎の村でスローライフ。
魔王討伐という召喚当初の目的とは真逆の生活だが、楽しくのんびり暮らせるのならそれもまた良しだ。
「これであとは、貴方の気持ち次第ということになるけれど」
ティーがそう言うと、リースは丁寧に頭を下げた。
「人間の魔法種族化を為した精霊に師事いただけるのなら、こちらには断る理由はありません。よろしくお願いします」
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