【完結】魔王倒して元の世界に戻るはずが朝鮮時代になりそこで側室になりました

ぅ→。

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昭儀

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ついに昭儀の位につく。そのため朝から準備に大忙しだ。尚宮や女官たちが立ち代り部屋に入ってくる。

「いよいよですね。承恩尚宮様」
「ええ。緊張するわ」

オヨモリという髪型にされ沢山の装飾品が頭に付いてる。服もいつもより豪華で袖も長い。 

「承恩尚宮様、お時間です」
「ええ。行くわ」

宣旨を受けるため会場に行くと王妃様が正装姿でいた。王妃様はテスモリという髪型で女性の中では1番権威がある髪型をしている。
重臣たちが見守る中、王妃様の元に行き、敷物の上に両膝をついた。

「宣旨を読みあげよ」
「はい、王妃様」

王妃様に言われた尚宮が読み上げる。

「本日、辛巳の年10月3日、厳粛な王室の礼法に則り、ここにヤマシタ・ミヤを正二品昭儀に任ずるゆえ、謹んで宣旨を受けよ」
「昭儀、今後も誠心誠意、王様に尽くし内命婦ネミョンプの模倣となるように」
「はい、王妃様」

王妃様から赤い巻物を渡され受け取る。そして立ち上がり一礼した。

「お祝い申し上げます、昭儀様」
「「「お祝い申し上げます、昭儀様」」」
「「「お祝い申し上げます、昭儀様」」」
「「「お祝い申し上げます、昭儀様」」」

これで私は昭儀という地位を手に入れた。この地位で何をするか。どのように王様の恩に報いればいいのか。それが、これからの難題だ。

宣旨を受けたあと、宮に戻ると王様がいた。

「王様」
「昭儀」

王様の元に行き、頭を下げる前に抱きしめられる。

「そなたを昭儀に出来た」
「はい。王様のおかけです」
「何を言う。そなたが頑張ったからだ。だからこんなにも早く昭儀に出来たのだ。すでに小学ソハクは完璧で大学テハク中庸チュンヨンを学んでると聞き及んでるぞ」

礼儀作法はすぐに覚えられ儒学についても学んでる。

「実はそこには秘密があるんです」
「秘密?どんな?」
「王様だけにお話ししますね。実は私……、すべての言語の意味が分かるのです」
「何だと!?」
「異世界に召喚された時にそのような能力を得まして」
「他には何かあるのか?」
「そうですね。1度見聞きした事を忘れないということでしょうか」
「それは本当か?」
「はい。王様」

瞬間記憶能力はいいことばかりじゃない。異世界で味わった苦痛も昨日のように思い出せる。忘れることができないのは辛いことの方が多い。

「あとは、嘘をつかないことにしてます」
「それは何故だ?」
「異世界では嘘をつくと、魔力や能力がなくなるのです。良い嘘であれば問題ないのですが、欲心のための嘘だと明らかに減るのです」

異世界でそういう人を何人も見てきた。1度なくなってしまえば元に戻ることはない。

「嘘をつかないか……、ならば聞こう。昭儀、そなたは余のことをどう思う?少しは心を寄せてるか?」

真面目に聞いてくる王様に笑いがこぼれた。

「ええ。王様。私は王様が好きです。お慕いしてます」
「そうか、そうか」

王様は私を抱き上げて、くるくると回った。

「王様、目が回ります」
「あはは。良い気分だ。そうか、好きか」
「王様はどうですか?少しでも私に好意を寄せてくれてますか?」
「勿論。余の心はそなたのものだ」

王様と見つめ合う。そして目を閉じるとキスをしてくれた。
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