【完結】魔王倒して元の世界に戻るはずが朝鮮時代になりそこで側室になりました

ぅ→。

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使節団

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お腹が膨らんだころ、清の使節団がやってきた。そして王妃様が言っていたように私に会いたいとのことだ。本来であれば私が使節団の元を訪れるが、妊娠中ということで大殿での面会になった。

上座に王様が座り、私と大使は同位の位置に座った。

「まずはご懐妊お祝い申し上げます」
「ありがとうございます」
「ところで、昭儀様は不思議な力を持つとか?」
「はい。恐れ多くも神様からいただきました」
「何故、昭儀様に?」
「異なる世界を救う一手となるためです」

それから異世界について聞かれた。戦闘力のことは除き、正直に話す。

「力を証明することは出来ますか?」

私は既に知られてる火・水・風の球を出し、花を咲かせた。

「こんなことしか出来ませんが……」
「その球を相手にぶつけることは?」
「残念ながら私の元を離れると消えてしまいます」

このようにと、少し離した後に魔法を消す。

「王妃様や世子様の病を治したというのは?」
「本当です」
「……清国に来る気は?」
「申し訳ありませんが、私は王様の側室です。王様の側を離れるのは心苦しいのです。どうかご理解くださいませ」 

大使は私を睨んでくるが、私は動じす微笑みを崩さなかった。 

「それは残念です。しかし、お心が変わればいつでも清国はあなたを迎えいれます。待遇も期待してください」

病を治す力とは、この時代では大きいだろう。治癒方法が針や薬湯しかないのだから。

大使が帰ったあと肩から力が抜ける。

「よくやった、昭儀」
「本当ですか?王様」
「ああ!流石だ」

王様に褒められてほっとする。

「しかし、認められるでしょうか?」
「ん?」
 
私はお腹に手をやる。

「この子を世子だと認めるでしょうか?」

清国から世子冊封されなければならない。

「そこは余が何ととしても認めさせるから、そなたは心配するでない」
「王様……」

不安や問題は山のようにある。だけど、ここでくよくよしてられない。この子のためにも私はもっと強くならないと。

「それより、そなたに離宮を与えようと思う」
「離宮ですか?」
「そうだ。まだ与えてなかっただろう」
「私には不用ですよ」

使わないものを貰っても勿体ない。

「他の側室にもやってるのに、そなただけやらぬとは変な憶測がうまれる」

私に寵愛がないと思われるのか。周りがどう思うか私は関係ないが、この子のことを思ったら貰っておいた方がよいのかもしれない。

「そなたには梨峴宮を与える」 
「そこは……」
「淑嬪に与えていたものだ」

梨峴宮はかなり大きく、王様は晩年、淑嬪に梨峴宮を与えたことを後悔したのか、梨峴宮の側を通る度に溜息をついたという史実がある。

「王様、もっと小さいのでいいのですよ」
「何を言う」
「王室の財政を圧迫させてしまいませんか?」
「問題ない」

本当に大丈夫なのだろうか。しかも離宮だけではなく土地までもらった。
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