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序章〜異世界転生まで〜
第1話〜死んだらどうなった〜
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俺の名前は橘紗維斗 25歳♂ 独身会社員
どこにでもいそうなサラリーマン
まぁ顔はソコソコだと思う。
彼女はいない…
ちなみに今、俺が置かれている状況なのだが…
ー暗黒ー
まさかっ俗に言う転生イベント的な!?
チートで世界最強の超絶イケメンに!?
…って、あれっ?
女神様はどこに?
いっこうに現れる気配…ゼロ…
それから俺は…
ここはどこー?
だぁれかぁー!的にテンパってみる。
しかし 何も感じない。
感じるのは虚しさと孤独だけ。
今、俺は立っているのか、寝ているのか、目を開けているのか、閉じているのか。
全く体に感覚がない。
まるでどこかの親父のように目玉だけになってしまったのではないかと考えた事もあったが。
正直、理解はしていた、いやしてしまったのだ。
ここが…これが死後の世界なのだという事に。
ーおそらく数日前ー
その日は、前日から朝方まで会社の友人と飲み明かしスーツのままベットに倒れるよう寝ていたが、喉の乾きと激しい頭痛で目をさました。
「うぅ頭いてぇ…ウゥッ!!」
ベットから転げ落ち、トイレに駆け込む。
「はぁ…はぁ…昨日は飲み過ぎた…もう、二度と酒は飲まないぞ…」
毎度恒例の意味のない決心を口ずさむ。
まだ虚ろな意識の中、冷蔵庫の中を物色するも何もない。
いつも目にする窓の外の景色を眺め時刻は、夕方といった所だろう。
「まったまの休みだしな」
簡単に着替えを済まし、買い物ついでに散歩に出かける事にした。
歩いていると少し離れた場所から祭りばやしが聞こえてきた。
もうそんな時期かと思いつつ河川敷で、沈む夕日を川の水面ごしに見て歩いている。
ふと、視線の先には屋台で買ったと思われるタコ焼きを頬張りながら赤い風船を風に揺らしこちらに歩いてくる麦わら帽子を深々とかぶる白いワンピースを夕日で赤く染める少女。
なんとも頬が緩んでしまう光景だ。
もちろんロリコンではない!
ハフッハフッとまだ熱いタコ焼きを幸せそうにパクっと一口で頬張る少女とすれ違う。
その時、まるで少女の足を止めるかのように風が吹き抜ける、
風にさらわれる赤い風船と帽子。
それを、目で追う少女
俺は思わず風船に腕を伸ばし空を掴む。
そのままの体勢から飛び上がり風船の糸を掴む。
着地と同時に左足首から聞きなれない音が聞こえる。
「グキョッ!」
足首から聞き慣れない明らかにヤバイ音が聞こえた。
「「!!」」
目に映る光景は夕日に照らされ赤みのかかった少女が遠のいていく。
その少女の表情は目を見開きポカンと口を開けていた。
そして、一瞬、目が合ったとたんに少女はピンクの髪をなびかせ逃げるようにその場から走り去って行く。
そう、ピンクの髪が印象に残る、その少女はまるで妖精のよう・・・
ゴンっ!!
そして気づけば俺はここにいた。
かなりの時間が過ぎた気もする。
ー暗黒ー
「はぁ~どうせ死ぬならもっと肉食系で行けばよかったー!なーにが草食系男子だ!
たくさんナンパして!いろんな子を取っ替え引っ替え的な!もおー夜のお仕事の方もビックリー!っなぐらい!
そうだ!どうせならあのタコ焼き娘も!」
「あ、あのぉ~」
「ヌオッ!!」
「ひっ!!」
突如、どこからか、声をかけられ、思わず変な声をだしてしまった。
しかし、いったいどこから聞こえた。
と考えていると、またその声が聞こえた。
「あ、あのぉどちら様ですか?」
「へっ?」
「えっ?」
…沈黙…
「いやぁ、あのすいません、逆にここはどこなんでしょうか?」
「えっ!?」
「ハイッ?」
ちっ!ダメだ、こいつ声からしておそらく女と思われるが全然話にならない。
いちよ言葉は通じるってところか…
「そんな事ありません~!なんかぁ最近どこからかぁボソボソボソボソ聞こえるなぁ~って思ってたらぁ~こんな所にころがってたのでぇー」
「えっ?」
き…聞こえてるのか?
「はいぃ~もぉ~バッチリ聞こえちゃってますぅ~!」
いったいいつから聞かれていたのか…
「ん~そうですねぇ~肉食系でぇって所からでしょ~かぁ~まぁ~ドンマイ!」
ってオイッ!?終わった…いや、もう既に詰んだ人生だからいいのか?
いや、しかし…
そんな事を考えていると、声の主からさらに衝撃の事実を聞かされることになろうとは…
まぁ仕方がない、色々と聞きたい事がある、まずは自己紹介からか。
「あの、初めまして、橘と申しますが…」
「知ってますよぉ~?」
「…はあ?」
こいつ俺をなめてるのか?どちら様と聞かれたからこっちは答えてやったというのに。
体の感覚はないが、青筋が、ピクピクしていると思う。
こいつ…と思ったが怒りを抑えつつ逆に質問をする事にした。
「すいません、ずっと真っ暗で何も感じないので、自分がどこにいるのかも全くわからないものでして」
「あぁ~!なるほどぉ~!」
と声の主がおもむろに何かを理解したようだ。
「ちょっとぉ待っててくださいねぇ~?」
それにしても、間の抜けた声だ。
語尾からすると、まだ子供なのか?一昔前のコギャルかっ!と考えていると、突然体のどこか、と言うより上半身をすべて包み込むような感覚に驚く。
「おわっ!」
すると、まるでトンネルを抜けるように視界が開けていく。
突如、眼前に二本の巨大な白い柱がそびえ立っていた。
「なんだっこれは!」
長い時間ずっと暗闇の中にいたせいか、突然開けた光景に驚きを隠せずにはいられない。
しかし不思議と眩しいと思う事もなかった。
「いったい…ここは?」
柱を見据えていると視界が固定されている。
「あれっ?えっ?」
すると、上半身と下半身、そう!まさに全身が何かに包まれる感覚におもわず声が漏れた。
「はふんっ」
なんとゆう快感…いや感覚に焦りを覚えながら、エレベーターに乗っているように柱を眺めていると、突如金色に輝く大きな瞳が印象的な、巨大な顔がこちらを引き攣った表情でこちらを見据えていた。
それにしても…でかいな。
「でかくありません~!」
いやいや十分声もでかいですから。
「ムゥ~!」
巨人は頬を膨らませて、ご立腹のようだったが、そこは大人の対応でその場をやり過ごす事にした。
この巨人とここまでの経緯を粗方、話していると、徐々に巨人の顔が青褪めて今現在はどこから取り出したのか、某殺人鬼のようなホッケーマスクをしている。
あの、そのマスは?
「い、いえぇ~お気になさらないでぇくださいぃ~」
逆にむっちゃくちゃ気になるんですが?と思ったが面倒なのでスルーする事にした。
ところで、巨人さんは…
「巨人じゃぁありません~女神ですぅ~」
話きる前に巨人が割って入ってきた。
へぇー女神ですか…えっ女神…様?
「はいぃ~!」
ホッケーマスクを付けた変人はフンッ!と鼻を鳴らしている。
女神様はジェイ…
「違うっ!!」
おっなんか今地がでたな。
ところで、ジェイ
ギロッ
やばい!!あの目はマジなやつだ!
め…女神様はどうしてこちらにいらっしゃるのでしょうか?
「えぇ~おっほん!」
うわっ実際におっほん言う人初めてみた、しかも女神…
ギロッ
っ!!なんでも…ありません…すいません。
怖いわマスクっ!!
「ここはぁ~私のぉ執行室なのですぅ~」
はっ?何の?
「魂ぃ~」
はいっ?
なんか、さらっと凄い事言ってるよ、このジェイ…いや・・女神様…
「まぁ~肉体のぉある方ですとぉ執行室と言うとぉこわいぃイメージィ?あると思うけどぉ」
と、癪に触る話し方で俺を両手で包むように立ち上がり部屋を見せてくれた。
そう、それはまるで、ベルトコンベアーのように…って、ベルトコンベアーだよね?これ!
「はいぃ~便利なんですよぉ~」
おいおい…
そんなベルトコンベアーの上には一定間隔で2種類(青と赤)の玉が置いてある。
大きさは、ゴルフボールぐらいだろうか。
どうやら今は停止させているようだ。
聞いてみると青は俺たちで言う天国に送られ、赤は…地獄らしい…合掌…手、ないけどね。
ふと、その下にも少量だが一種類の玉(黄)がダンボールに雑に入れられているのがわかる。
これって?
「はいぃ!魂達ですぅ!」
おいっ!雑にあつかうなよ!
「別に大丈夫ですよぉだってそれ…廃棄ですからぁ」
あっなんだー…
って、おいっ!
ホッケーマスクを付けた殺…女神は黄玉の魂を廃棄処分しているそうだ。
ふと、部屋の隅に立て掛けられている鏡が目に入った。
薄々気がついてはいたが、どうやら俺も玉だ!
いったい俺は何色なんだ…
もう心臓は機能していないが、ドキドキとなっている(妄想だがな!)
恐る恐る確認してみると…
っっっっ!!!!
白!?
いや、目玉!?
そう、まさに体のない某親父がピンクの髪の白いワンピースを着たホッケーマスクを付けた少女の手の中に…
あれっ?
ベルトコンベアーの側にある机なのかテーブルなのかわからないが…
上はゴッチャゴチャッになっているのでわからないが、そこには黒い液体が残った経木舟皿が大量に散乱している。
っ!!
何かが頭…いや、玉の中でカチリとハマった音がした。
俺はふーと呼吸を整え、声を高めに、少女に向かい言い放つ!
「おいっ!キタッ!?」
セリフの途中で玉が粉砕されると思う程の力で、俺の玉を握っている少女。
そして、俺に向けられた鋭い眼光はまさに殺人鬼のそれを思わせる。
おそらく玉肌が立っていた。
どこにでもいそうなサラリーマン
まぁ顔はソコソコだと思う。
彼女はいない…
ちなみに今、俺が置かれている状況なのだが…
ー暗黒ー
まさかっ俗に言う転生イベント的な!?
チートで世界最強の超絶イケメンに!?
…って、あれっ?
女神様はどこに?
いっこうに現れる気配…ゼロ…
それから俺は…
ここはどこー?
だぁれかぁー!的にテンパってみる。
しかし 何も感じない。
感じるのは虚しさと孤独だけ。
今、俺は立っているのか、寝ているのか、目を開けているのか、閉じているのか。
全く体に感覚がない。
まるでどこかの親父のように目玉だけになってしまったのではないかと考えた事もあったが。
正直、理解はしていた、いやしてしまったのだ。
ここが…これが死後の世界なのだという事に。
ーおそらく数日前ー
その日は、前日から朝方まで会社の友人と飲み明かしスーツのままベットに倒れるよう寝ていたが、喉の乾きと激しい頭痛で目をさました。
「うぅ頭いてぇ…ウゥッ!!」
ベットから転げ落ち、トイレに駆け込む。
「はぁ…はぁ…昨日は飲み過ぎた…もう、二度と酒は飲まないぞ…」
毎度恒例の意味のない決心を口ずさむ。
まだ虚ろな意識の中、冷蔵庫の中を物色するも何もない。
いつも目にする窓の外の景色を眺め時刻は、夕方といった所だろう。
「まったまの休みだしな」
簡単に着替えを済まし、買い物ついでに散歩に出かける事にした。
歩いていると少し離れた場所から祭りばやしが聞こえてきた。
もうそんな時期かと思いつつ河川敷で、沈む夕日を川の水面ごしに見て歩いている。
ふと、視線の先には屋台で買ったと思われるタコ焼きを頬張りながら赤い風船を風に揺らしこちらに歩いてくる麦わら帽子を深々とかぶる白いワンピースを夕日で赤く染める少女。
なんとも頬が緩んでしまう光景だ。
もちろんロリコンではない!
ハフッハフッとまだ熱いタコ焼きを幸せそうにパクっと一口で頬張る少女とすれ違う。
その時、まるで少女の足を止めるかのように風が吹き抜ける、
風にさらわれる赤い風船と帽子。
それを、目で追う少女
俺は思わず風船に腕を伸ばし空を掴む。
そのままの体勢から飛び上がり風船の糸を掴む。
着地と同時に左足首から聞きなれない音が聞こえる。
「グキョッ!」
足首から聞き慣れない明らかにヤバイ音が聞こえた。
「「!!」」
目に映る光景は夕日に照らされ赤みのかかった少女が遠のいていく。
その少女の表情は目を見開きポカンと口を開けていた。
そして、一瞬、目が合ったとたんに少女はピンクの髪をなびかせ逃げるようにその場から走り去って行く。
そう、ピンクの髪が印象に残る、その少女はまるで妖精のよう・・・
ゴンっ!!
そして気づけば俺はここにいた。
かなりの時間が過ぎた気もする。
ー暗黒ー
「はぁ~どうせ死ぬならもっと肉食系で行けばよかったー!なーにが草食系男子だ!
たくさんナンパして!いろんな子を取っ替え引っ替え的な!もおー夜のお仕事の方もビックリー!っなぐらい!
そうだ!どうせならあのタコ焼き娘も!」
「あ、あのぉ~」
「ヌオッ!!」
「ひっ!!」
突如、どこからか、声をかけられ、思わず変な声をだしてしまった。
しかし、いったいどこから聞こえた。
と考えていると、またその声が聞こえた。
「あ、あのぉどちら様ですか?」
「へっ?」
「えっ?」
…沈黙…
「いやぁ、あのすいません、逆にここはどこなんでしょうか?」
「えっ!?」
「ハイッ?」
ちっ!ダメだ、こいつ声からしておそらく女と思われるが全然話にならない。
いちよ言葉は通じるってところか…
「そんな事ありません~!なんかぁ最近どこからかぁボソボソボソボソ聞こえるなぁ~って思ってたらぁ~こんな所にころがってたのでぇー」
「えっ?」
き…聞こえてるのか?
「はいぃ~もぉ~バッチリ聞こえちゃってますぅ~!」
いったいいつから聞かれていたのか…
「ん~そうですねぇ~肉食系でぇって所からでしょ~かぁ~まぁ~ドンマイ!」
ってオイッ!?終わった…いや、もう既に詰んだ人生だからいいのか?
いや、しかし…
そんな事を考えていると、声の主からさらに衝撃の事実を聞かされることになろうとは…
まぁ仕方がない、色々と聞きたい事がある、まずは自己紹介からか。
「あの、初めまして、橘と申しますが…」
「知ってますよぉ~?」
「…はあ?」
こいつ俺をなめてるのか?どちら様と聞かれたからこっちは答えてやったというのに。
体の感覚はないが、青筋が、ピクピクしていると思う。
こいつ…と思ったが怒りを抑えつつ逆に質問をする事にした。
「すいません、ずっと真っ暗で何も感じないので、自分がどこにいるのかも全くわからないものでして」
「あぁ~!なるほどぉ~!」
と声の主がおもむろに何かを理解したようだ。
「ちょっとぉ待っててくださいねぇ~?」
それにしても、間の抜けた声だ。
語尾からすると、まだ子供なのか?一昔前のコギャルかっ!と考えていると、突然体のどこか、と言うより上半身をすべて包み込むような感覚に驚く。
「おわっ!」
すると、まるでトンネルを抜けるように視界が開けていく。
突如、眼前に二本の巨大な白い柱がそびえ立っていた。
「なんだっこれは!」
長い時間ずっと暗闇の中にいたせいか、突然開けた光景に驚きを隠せずにはいられない。
しかし不思議と眩しいと思う事もなかった。
「いったい…ここは?」
柱を見据えていると視界が固定されている。
「あれっ?えっ?」
すると、上半身と下半身、そう!まさに全身が何かに包まれる感覚におもわず声が漏れた。
「はふんっ」
なんとゆう快感…いや感覚に焦りを覚えながら、エレベーターに乗っているように柱を眺めていると、突如金色に輝く大きな瞳が印象的な、巨大な顔がこちらを引き攣った表情でこちらを見据えていた。
それにしても…でかいな。
「でかくありません~!」
いやいや十分声もでかいですから。
「ムゥ~!」
巨人は頬を膨らませて、ご立腹のようだったが、そこは大人の対応でその場をやり過ごす事にした。
この巨人とここまでの経緯を粗方、話していると、徐々に巨人の顔が青褪めて今現在はどこから取り出したのか、某殺人鬼のようなホッケーマスクをしている。
あの、そのマスは?
「い、いえぇ~お気になさらないでぇくださいぃ~」
逆にむっちゃくちゃ気になるんですが?と思ったが面倒なのでスルーする事にした。
ところで、巨人さんは…
「巨人じゃぁありません~女神ですぅ~」
話きる前に巨人が割って入ってきた。
へぇー女神ですか…えっ女神…様?
「はいぃ~!」
ホッケーマスクを付けた変人はフンッ!と鼻を鳴らしている。
女神様はジェイ…
「違うっ!!」
おっなんか今地がでたな。
ところで、ジェイ
ギロッ
やばい!!あの目はマジなやつだ!
め…女神様はどうしてこちらにいらっしゃるのでしょうか?
「えぇ~おっほん!」
うわっ実際におっほん言う人初めてみた、しかも女神…
ギロッ
っ!!なんでも…ありません…すいません。
怖いわマスクっ!!
「ここはぁ~私のぉ執行室なのですぅ~」
はっ?何の?
「魂ぃ~」
はいっ?
なんか、さらっと凄い事言ってるよ、このジェイ…いや・・女神様…
「まぁ~肉体のぉある方ですとぉ執行室と言うとぉこわいぃイメージィ?あると思うけどぉ」
と、癪に触る話し方で俺を両手で包むように立ち上がり部屋を見せてくれた。
そう、それはまるで、ベルトコンベアーのように…って、ベルトコンベアーだよね?これ!
「はいぃ~便利なんですよぉ~」
おいおい…
そんなベルトコンベアーの上には一定間隔で2種類(青と赤)の玉が置いてある。
大きさは、ゴルフボールぐらいだろうか。
どうやら今は停止させているようだ。
聞いてみると青は俺たちで言う天国に送られ、赤は…地獄らしい…合掌…手、ないけどね。
ふと、その下にも少量だが一種類の玉(黄)がダンボールに雑に入れられているのがわかる。
これって?
「はいぃ!魂達ですぅ!」
おいっ!雑にあつかうなよ!
「別に大丈夫ですよぉだってそれ…廃棄ですからぁ」
あっなんだー…
って、おいっ!
ホッケーマスクを付けた殺…女神は黄玉の魂を廃棄処分しているそうだ。
ふと、部屋の隅に立て掛けられている鏡が目に入った。
薄々気がついてはいたが、どうやら俺も玉だ!
いったい俺は何色なんだ…
もう心臓は機能していないが、ドキドキとなっている(妄想だがな!)
恐る恐る確認してみると…
っっっっ!!!!
白!?
いや、目玉!?
そう、まさに体のない某親父がピンクの髪の白いワンピースを着たホッケーマスクを付けた少女の手の中に…
あれっ?
ベルトコンベアーの側にある机なのかテーブルなのかわからないが…
上はゴッチャゴチャッになっているのでわからないが、そこには黒い液体が残った経木舟皿が大量に散乱している。
っ!!
何かが頭…いや、玉の中でカチリとハマった音がした。
俺はふーと呼吸を整え、声を高めに、少女に向かい言い放つ!
「おいっ!キタッ!?」
セリフの途中で玉が粉砕されると思う程の力で、俺の玉を握っている少女。
そして、俺に向けられた鋭い眼光はまさに殺人鬼のそれを思わせる。
おそらく玉肌が立っていた。
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