闇の魔法師は暗躍する

yahimoti

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第2話 魔法

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小さな頃に童話に出て来る魔法使いに憧れた。

本に載っている魔法陣を描いて呪文を唱えたりした。

でも魔法は発現しない。

魔法について書かれている本や物語はたくさんあるのに魔法を使うことは出来ない。

小学校に行くような年齢になると科学的と言う言葉や理論的にと言う言葉が魔法を否定する。

歴史の中でもかつては魔法を用いて生活していたものが反宗教的とか非科学的と言う言葉で否定され失われた。

だけど僕はとっても簡単な事に気がついた。

非科学的または非論理的と言う言葉で消えてしまうものなら、この言葉を否定する事で魔法は現実になり発現するのだ。

そして僕にはそれが出来てしまった。

簡単だろ。

ただしこの世界では大ぴらには使えない。

うふふ、なんでもやりたい放題だからね。

お金にも困らないし、怖いものもない。

あーははは。

僕は本当に魔法使いになったのだ。

お金は銀行口座に直接干渉して金額を増やしてしまえばいい。

まるでどこかの企業が入金したかの様に擬装すればいいのだ。

クレジットカードもATMや読み取り機に誤認させてしまえば使い放題になってしまう。

それどころか紙幣を作ってしまえるし、人間の認識に干渉してお金を受け取った様に誤認させられる。

単純に僕にお金をあげたくなる様に感情をコントロールしてもいいんだ。

今のところ僕は夜な夜な街の狩場に出て魔法を使うのが楽しい。

自分の価値観でいなくしても良さそうな人達を狩って魔法を洗練する事で自分の欲求を満たしているんだ。
僕に善悪は関係ないんだ。

夜になるとまた狩猟に出て行く。

自分と同じ様な奴がいて戦うとか面白いことがあれば良いのだけれど、現実にはそんな事はないみたいだ。

「うはははーっ我は闇の魔法師、この世の闇の支配者だー。」

とか言ってみたいけど、ちょっと厨二病みたいで恥ずかしい。
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