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第3話 新居が普通じゃない
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昼休憩を済ました後、目的地まで車を走らせる。
お腹が一杯になったからなのか、娘たちはぐっすり寝てしまっている。
「新居はどうゆう所なんだ?」
「元々はおばあちゃんが持ってた土地なんだけど、おばあちゃんが4年前に亡くなってから使われてないって」
嫌な汗が流れる。
俺は幽霊がというか...心霊系が苦手だ。
「いわくつきだったりしないよな?」
「大丈夫だって、出るとしてもおばあちゃんだし~」
「いや...誰が出るかは問題じゃなくて、出るか出ないかなんだけどな...」
「まぁその時は私がなんとかしてみるよ」
「なんとかって...」
嫁の言葉が引っ掛かるが車のナビ通りに林の中を進む。
偏見かもしれないが、こんな田舎でも道路は整備されているらしい、車は通らないけど...。
山道を進む事数時間。ぽつりとトンネルが見えてくる。
まぁ山だしなと恐怖を紛らわせながら自分を守りつつトンネルを抜ける。その先に広がっていた景色は美しかった。
絵にかいたような田園風景に虫の音。春だというのに、夏が似合う景色がとても居心地がよく感じた。
ぽつりぽつりとある家は木造の昔ながらの家ばかりだが、所々新築っぽい家屋が見られる。
田舎に引っ越してくる物好きも居るんだなぁ...あぁ俺らもか...。
ナビが正しいのなら...ここを抜けた先に家があるはずなんだが...。
「これか?」
「ここだと思うけど」
廃墟...と言うほど廃れている訳では無い...ただ...新居というには古い...。
娘たちを起こして車から降りる。
絶望的な新居?に俺も含め娘たちは泣き出しそうになっている。
「ママ...」「ここ怖いよ....」
「パパがいるから大丈夫だよ」
俺は自分を鼓舞しつつマイとユイを安心させる。
風で木が揺れるだけでも怖いと思ってしまう、なにかあるようなオーラを醸し出す新居?
俺と娘の足取りと肩も重い...。
そんな俺達が怖気づいていると俺の嫁は荷物を持ってスタスタと新居の中に入って行ってしまった。
こんな幽霊屋敷に入るなんてやっぱり俺の嫁は普通じゃない!!!
お腹が一杯になったからなのか、娘たちはぐっすり寝てしまっている。
「新居はどうゆう所なんだ?」
「元々はおばあちゃんが持ってた土地なんだけど、おばあちゃんが4年前に亡くなってから使われてないって」
嫌な汗が流れる。
俺は幽霊がというか...心霊系が苦手だ。
「いわくつきだったりしないよな?」
「大丈夫だって、出るとしてもおばあちゃんだし~」
「いや...誰が出るかは問題じゃなくて、出るか出ないかなんだけどな...」
「まぁその時は私がなんとかしてみるよ」
「なんとかって...」
嫁の言葉が引っ掛かるが車のナビ通りに林の中を進む。
偏見かもしれないが、こんな田舎でも道路は整備されているらしい、車は通らないけど...。
山道を進む事数時間。ぽつりとトンネルが見えてくる。
まぁ山だしなと恐怖を紛らわせながら自分を守りつつトンネルを抜ける。その先に広がっていた景色は美しかった。
絵にかいたような田園風景に虫の音。春だというのに、夏が似合う景色がとても居心地がよく感じた。
ぽつりぽつりとある家は木造の昔ながらの家ばかりだが、所々新築っぽい家屋が見られる。
田舎に引っ越してくる物好きも居るんだなぁ...あぁ俺らもか...。
ナビが正しいのなら...ここを抜けた先に家があるはずなんだが...。
「これか?」
「ここだと思うけど」
廃墟...と言うほど廃れている訳では無い...ただ...新居というには古い...。
娘たちを起こして車から降りる。
絶望的な新居?に俺も含め娘たちは泣き出しそうになっている。
「ママ...」「ここ怖いよ....」
「パパがいるから大丈夫だよ」
俺は自分を鼓舞しつつマイとユイを安心させる。
風で木が揺れるだけでも怖いと思ってしまう、なにかあるようなオーラを醸し出す新居?
俺と娘の足取りと肩も重い...。
そんな俺達が怖気づいていると俺の嫁は荷物を持ってスタスタと新居の中に入って行ってしまった。
こんな幽霊屋敷に入るなんてやっぱり俺の嫁は普通じゃない!!!
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