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本編
17 あーん
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3週間も経つと、随分ここに馴染んできた気がする。
仕事以外で話す相手も増えた。
よく話すのは庭師のニックさん、お菓子のリンツさん、厨房のハルさん、それと病気になった時にお世話になったメイドのララさんだ。
今日はニックさん、ハルさん、ララさんと一緒にお昼を食べている。
ララさんには病気の時にお世話してもらったせいか、心理的なガードがつい無意識に下がってしまう気がする。
今みたいに後ろからぎゅっと抱きしめられても、抵抗するどころか甘えるように少し寄りかかってしまう。
もし私にお姉様がいたら、こんな感じなのかもしれない、そう思うとつい甘えてしまうのだ。
それにいい匂いがするし。
「あの時のエイミーは可愛かったわよ!おとなしく口を開けて、ご飯を待ってるの!」
でも、病気の時のことを未だに持ち出すのはやめてください!しかも他の人の前で!
真っ赤になった私に、ニックさんがニヤニヤしながらお肉の刺さったフォークを差し出した。
「ほら、嬢ちゃん。あーん」
とりあえず全力で睨んでおいた。
一瞬テーブルが静まり返った…ような…?
気のせいだよね。
そこにリンツさんが、何かを手にやって来た。
「おい、エイミー。口開けろ」
「なんです?」
「試作品だ」
秒で開けた。
茶色い何かが口に放り込まれる。
甘い。
サクサクしてる。
美味しい。
モグモグと、目を閉じて味わう。
「季節のフルーツを混ぜ込んだクッキーだ」
なるほど。
口は取り込み中なので、リンツさんの説明に頷きだけ返す。
味わって食べたけど、すぐに口の中からなくなってしまった。少しがっかりしながら目を開けたら、なんだかじっくり見られていた。
リンツさんはもういい。いつものことだから。お菓子代だと思ってあきらめている。
でもニックさんとハルさんは…
「嬢ちゃんは本当に菓子が好きだなぁ」
しみじみ言わないでください。お菓子が好きなのは人類として当たり前です。
「やっぱり、ご飯よりお菓子なんだ…」
ハルさんは落ち込まないでください!ご飯も大好きですから!
リンツさんは、そんな私たちを笑いながら去っていった。
ただ試食させに来ただけみたいだった。
仕事以外で話す相手も増えた。
よく話すのは庭師のニックさん、お菓子のリンツさん、厨房のハルさん、それと病気になった時にお世話になったメイドのララさんだ。
今日はニックさん、ハルさん、ララさんと一緒にお昼を食べている。
ララさんには病気の時にお世話してもらったせいか、心理的なガードがつい無意識に下がってしまう気がする。
今みたいに後ろからぎゅっと抱きしめられても、抵抗するどころか甘えるように少し寄りかかってしまう。
もし私にお姉様がいたら、こんな感じなのかもしれない、そう思うとつい甘えてしまうのだ。
それにいい匂いがするし。
「あの時のエイミーは可愛かったわよ!おとなしく口を開けて、ご飯を待ってるの!」
でも、病気の時のことを未だに持ち出すのはやめてください!しかも他の人の前で!
真っ赤になった私に、ニックさんがニヤニヤしながらお肉の刺さったフォークを差し出した。
「ほら、嬢ちゃん。あーん」
とりあえず全力で睨んでおいた。
一瞬テーブルが静まり返った…ような…?
気のせいだよね。
そこにリンツさんが、何かを手にやって来た。
「おい、エイミー。口開けろ」
「なんです?」
「試作品だ」
秒で開けた。
茶色い何かが口に放り込まれる。
甘い。
サクサクしてる。
美味しい。
モグモグと、目を閉じて味わう。
「季節のフルーツを混ぜ込んだクッキーだ」
なるほど。
口は取り込み中なので、リンツさんの説明に頷きだけ返す。
味わって食べたけど、すぐに口の中からなくなってしまった。少しがっかりしながら目を開けたら、なんだかじっくり見られていた。
リンツさんはもういい。いつものことだから。お菓子代だと思ってあきらめている。
でもニックさんとハルさんは…
「嬢ちゃんは本当に菓子が好きだなぁ」
しみじみ言わないでください。お菓子が好きなのは人類として当たり前です。
「やっぱり、ご飯よりお菓子なんだ…」
ハルさんは落ち込まないでください!ご飯も大好きですから!
リンツさんは、そんな私たちを笑いながら去っていった。
ただ試食させに来ただけみたいだった。
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