私、片思いします

むひ

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直樹の章

俺、片思いします。

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俺はなんてバカなんだ。本人の前で。
どうして素直になれないんだろ。こんなに後悔するとは思わなかった。
今更もう何を言っても遅いよな。
あれから春子と顔も合わせられない。
ごめんって謝りたくても逃げてしまう。
苦しい。胸が苦しい。死にたい。

教室はまるで自分が切り離されたように遠くで時間が進んでいた。
突然俺の空間が破れた。貴博。
「直樹ー!何凹んでんだよー」
「別に凹んでねーし」
「確かに祭は変な空気で終わったけどよ。来年があるじゃんよ。来年はナンパ、ナンパ!」
「ほんとお前はノーテンキだな」
来年。そうだ、来年も花火があるよな。
今はまだキツイけど来年だったら春子を誘えるかな。
それまでには強くな…れるかな…
よし!決めた!
来年の花火まで

俺、

片思いします。
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