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第1話 邂逅
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とある世界の一角に聳え立つ巨大な城塞。
その頂上の部屋に、巨大な気配をもつ人物が一人。
漆黒の玉座に座すは、この世界の絶対的支配者、魔王ネビロス。彼の肉体は鋼の如く強靭であり、その瞳には数千年を生き抜いた者の飽くなき覇気が宿る。しかし、今はその覇気すらも、深い倦怠感に覆われていた。
「ふん……魔族も人間も、我が退屈を癒やすこともできぬか」
彼の眼下には、魔族と人間が、ネビロスの定めた絶対的な秩序の下、まるで生気を失ったかのようにただ存在している。強大な力によるねじ伏せはもちろん、巧妙な政治的駆け引き、緻密な種族間管理――ありとあらゆる手段を尽くし、彼はこの世界から争いも貧困も、不平不満すらも根絶した。全ては彼の意志のままに管理され、もはや「これ以上為すべきこと」は何一つ残されていなかった。
だが、完璧は、ネビロスにとって何よりも退屈だった。
「この澱んだ世界に、もはや我が心を揺さぶるものはない。力によるねじ伏せも、政治による支配も、既に飽き果てた遊戯と成り果てた」
退屈は、魔王にとって最大の敵である。
「ならば、新たな遊戯を探すまで。この世界にないならば、別の世界へ行けばよい」
ネビロスはゆっくりと玉座から立ち上がると、その身に膨大な魔力を集中させた。全身を渦巻く禍々しいまでの黒紅のオーラが、城内の空間そのものを歪ませ、ひび割れさせる。
「我が魂よ、新たな器を求め、時空を超えよ。そして、我が退屈を、木っ端微塵に破壊するに足る、新たな刺激をもたらすがよい!」
轟音と共に、彼の体が眩い光に包まれ、やがて空間そのものが捩れるようにして、その威容は完全に消え去った。
夜の学校は、しんと静まり返っていた。誰もいないはずの屋上から微かに聞こえる物音に、俺、藤井ダイキは思わず足を止めた。
高校に入学して二年目。この学校にも慣れてきた頃だ。
普段ならとっくに家に帰っている時間だが、今日に限って提出物を忘れたことに気づき、慌てて取りに戻っていたのだ。まさかこんな時間に、この場所に人がいるとは。
不審に思いながら音のする方へ近づくと、フェンスの向こうに人影が見えた。女子生徒だ。長い髪が風に揺れ、ブレザーの裾がはためいている。
誰だ、こんな時間に。そう思った次の瞬間、その女子生徒が、何の躊躇いもなく屋上のフェンスを乗り越えた。
「おいっ!」
俺の声は、風にかき消された。止めようと手を伸ばしたが、間に合わない。女子生徒の体が、夜空へと投げ出される。校舎の壁を擦るような音もなく、ただ真っ逆さまに落ちていく。
――嘘だろ?
心臓が締め付けられるような感覚に襲われ、咄嗟に屋上から身を乗り出した。しかし、その光景は俺の理解を超えていた。アスファルトに叩きつけられる寸前、女子生徒の体に、禍々しいほどの赤黒いオーラが迸ったのだ。
まるで、全身から炎が噴き出すかのように。次の瞬間、鈍い衝撃音がした。体が地面に叩きつけられた音だ。思わず目を背ける。
信じられない。いや、信じたくない。夢を見ているのか?
恐る恐る屋上から下を覗き込むと、そこにいたのは、ぼんやりと周囲を見渡している女子生徒の姿だった。
彼女の顔は、確か、クラスメイトの黒崎イチカだ。いつもどこか影が薄く、クラスでも目立たない存在だったはずの黒崎が、そこに立っていた。無傷で。
「――どうなってんだ一体…!?」
震える声で叫びながら、屋上の階段を駆け下りた。
「おい、大丈夫か!?」
校庭まで駆け寄ると、黒崎は一歩も動かず、ゆっくりと顔を上げた。
月明かりが差し込む中、その瞳は――普段の柔らかな茶色ではなかった。
赤く、深紅に染まり、じっと俺を見据えている。
さらに髪は銀色に変わり、月光を受けて、暗い校庭の中でまるで別人のような異質な輝きを放っていた。頭からは細身な彼女には不釣り合いな2本の太い角が生えていた。
黒崎――いや、それはもう黒崎イチカではなかった。
彼女は制服の裾を払い、自分の手を広げてじっと見つめる。
「ふむ……転生先の選択が効かぬとは、ことのほか不便な術式だ」
低く、しわがれたような声。だが、その響きはしっかりと黒崎イチカの喉を使っていた。
そしてその目が、こちらを射抜くように向けられる。
「小僧、最初に会ったのも何かの因果か。…ここはどこだ?」
「え……?」
突然の問いに、俺は声を失った。
黒崎――彼女はわずかに首を傾け、興味深そうに俺を観察する。
「この身体の記憶によれば……お前は、“クラスメイト”の藤井ダイキ、だったな?」
ゆっくりと足を進め、校庭を見渡しながら言葉を継ぐ。
「文明は進んでいるようだが……あまりにも均一的で、つまらん世界だ」
その声はあくまで淡々としていたが、不思議と反論できなかった。
イチカ――その姿をした何者かは、俺の方へと歩み寄る。
「君は……誰だ?」
「見ていたのだろう? 私はこの器の“前の住人”ではない」
その瞬間、彼女は笑った。冷たい、底の知れない笑み。
制服の胸元に手を当てながら、ゆっくりと言う。
「この肉体の名は黒崎イチカ。だが、魂は異なる。私は――」
風が吹く。制服の裾が、彼女の言葉に合わせて舞った。
「かつて異世界で魔王と呼ばれし者。ネビロスだ」
ぞくりと、全身の毛が逆立つような威圧感。
何かが、決定的に“違う”。そう感じたのは本能だった。
彼女の指先がわずかに動くと、足元の影が揺らめいた。
その影から、まるで生きているような“手”が地面を這い、無数の線となって広がる。
「見せてやろう。我が力の一端を」
地面がわずかに震え、影が立ち上がるようにうねる。
空気が一瞬、ねじれたように感じた。
そこに魔法陣も詠唱もない。ただ、存在そのものが“魔”だった。
「今のは……」
「ただの残響だ。本来の力を使えば、ここ一帯は灰になる。…だが、あえて加減してやっている」
そして彼女は、唐突に手を伸ばしてきた。
その指が俺の顎に触れる。冷たい。けれど、心臓が跳ね上がるような圧力を感じた。
「私は自らの“退屈”を破壊するために、この世界に来た。――お前にも、それを手伝わせる」
彼女の瞳が、深紅に染まっていく。
魂ごと見透かされるような、逃げ場のない視線だった。
「選ばせてやる。私に協力するか――あるいは、この場で消えるか」
「……っ」
「忘れたか? 私は魔王だ。人間の命など、風に舞う灰に等しい」
その瞬間、彼女の背後に黒紅の翼が展開された。
実体のあるものではない、気配のような存在。だがそれは確かに俺の意識を押し潰しかけた。
「どうする、小僧?」
呼吸が、詰まった。逃げる、という選択肢は頭に浮かばなかった。
第三者の助け? それも無理だ。彼女は、それだけの“理”を超えた存在だった。
「……協力する」
答えると、イチカ――ネビロスは満足げに笑い、手を差し出した。
「よろしい。契約は成った」
その手は冷たく、それでいて、芯のある力を感じた。
握り返すと、掌に熱が走り、痺れるような感覚が広がる。
「ふむ……良い反応だ。では、刻んでおこう」
次の瞬間、俺の右手にじわりと熱が走る。
見ると、黒い文字のようなものが浮かび上がっていた。
「っ!? なに、これ――」
「“呪印”だ。私の許可なく口を滑らせれば、私に全て伝わる。それだけのことだ」
「人権が……軽すぎる……」
「案ずるな。お前には期待している。今はまだこの器の家に向かうが……明日から本格的に動く」
遠くから、誰かの話し声が聞こえた。
彼女はちらりと目を向けたが、嘲るように微笑むこともなく、静かに言った。
「……まだこの器の調整が終わっていない。今、面倒に巻き込まれるのは癪だ。引くぞ」
彼女はひとつ指を鳴らした。
すると足元の影が膨れ上がり、俺たちの周囲を包み込むように伸びてくる。
次の瞬間、俺たちは校舎裏の闇の中に立っていた。
「今日はこれまで。お前にも生活があるのだろう?」
そう言って手を離すと、彼女は俺を一瞥し、指を立てて告げた。
「ルールは守れ。さすれば、悪いようにはせん。ではな、藤井ダイキ。明日“学校”で会おう」
そう言い残し、ネビロスは夜の闇に溶けるように消えていった。
……その夜、俺は一睡もできなかった。
明日、学校であの“魔王”が何をするつもりなのか、まるで見当がつかなかった。
確かなのは――もう、昨日までの生活には戻れないということだけだった。
その頂上の部屋に、巨大な気配をもつ人物が一人。
漆黒の玉座に座すは、この世界の絶対的支配者、魔王ネビロス。彼の肉体は鋼の如く強靭であり、その瞳には数千年を生き抜いた者の飽くなき覇気が宿る。しかし、今はその覇気すらも、深い倦怠感に覆われていた。
「ふん……魔族も人間も、我が退屈を癒やすこともできぬか」
彼の眼下には、魔族と人間が、ネビロスの定めた絶対的な秩序の下、まるで生気を失ったかのようにただ存在している。強大な力によるねじ伏せはもちろん、巧妙な政治的駆け引き、緻密な種族間管理――ありとあらゆる手段を尽くし、彼はこの世界から争いも貧困も、不平不満すらも根絶した。全ては彼の意志のままに管理され、もはや「これ以上為すべきこと」は何一つ残されていなかった。
だが、完璧は、ネビロスにとって何よりも退屈だった。
「この澱んだ世界に、もはや我が心を揺さぶるものはない。力によるねじ伏せも、政治による支配も、既に飽き果てた遊戯と成り果てた」
退屈は、魔王にとって最大の敵である。
「ならば、新たな遊戯を探すまで。この世界にないならば、別の世界へ行けばよい」
ネビロスはゆっくりと玉座から立ち上がると、その身に膨大な魔力を集中させた。全身を渦巻く禍々しいまでの黒紅のオーラが、城内の空間そのものを歪ませ、ひび割れさせる。
「我が魂よ、新たな器を求め、時空を超えよ。そして、我が退屈を、木っ端微塵に破壊するに足る、新たな刺激をもたらすがよい!」
轟音と共に、彼の体が眩い光に包まれ、やがて空間そのものが捩れるようにして、その威容は完全に消え去った。
夜の学校は、しんと静まり返っていた。誰もいないはずの屋上から微かに聞こえる物音に、俺、藤井ダイキは思わず足を止めた。
高校に入学して二年目。この学校にも慣れてきた頃だ。
普段ならとっくに家に帰っている時間だが、今日に限って提出物を忘れたことに気づき、慌てて取りに戻っていたのだ。まさかこんな時間に、この場所に人がいるとは。
不審に思いながら音のする方へ近づくと、フェンスの向こうに人影が見えた。女子生徒だ。長い髪が風に揺れ、ブレザーの裾がはためいている。
誰だ、こんな時間に。そう思った次の瞬間、その女子生徒が、何の躊躇いもなく屋上のフェンスを乗り越えた。
「おいっ!」
俺の声は、風にかき消された。止めようと手を伸ばしたが、間に合わない。女子生徒の体が、夜空へと投げ出される。校舎の壁を擦るような音もなく、ただ真っ逆さまに落ちていく。
――嘘だろ?
心臓が締め付けられるような感覚に襲われ、咄嗟に屋上から身を乗り出した。しかし、その光景は俺の理解を超えていた。アスファルトに叩きつけられる寸前、女子生徒の体に、禍々しいほどの赤黒いオーラが迸ったのだ。
まるで、全身から炎が噴き出すかのように。次の瞬間、鈍い衝撃音がした。体が地面に叩きつけられた音だ。思わず目を背ける。
信じられない。いや、信じたくない。夢を見ているのか?
恐る恐る屋上から下を覗き込むと、そこにいたのは、ぼんやりと周囲を見渡している女子生徒の姿だった。
彼女の顔は、確か、クラスメイトの黒崎イチカだ。いつもどこか影が薄く、クラスでも目立たない存在だったはずの黒崎が、そこに立っていた。無傷で。
「――どうなってんだ一体…!?」
震える声で叫びながら、屋上の階段を駆け下りた。
「おい、大丈夫か!?」
校庭まで駆け寄ると、黒崎は一歩も動かず、ゆっくりと顔を上げた。
月明かりが差し込む中、その瞳は――普段の柔らかな茶色ではなかった。
赤く、深紅に染まり、じっと俺を見据えている。
さらに髪は銀色に変わり、月光を受けて、暗い校庭の中でまるで別人のような異質な輝きを放っていた。頭からは細身な彼女には不釣り合いな2本の太い角が生えていた。
黒崎――いや、それはもう黒崎イチカではなかった。
彼女は制服の裾を払い、自分の手を広げてじっと見つめる。
「ふむ……転生先の選択が効かぬとは、ことのほか不便な術式だ」
低く、しわがれたような声。だが、その響きはしっかりと黒崎イチカの喉を使っていた。
そしてその目が、こちらを射抜くように向けられる。
「小僧、最初に会ったのも何かの因果か。…ここはどこだ?」
「え……?」
突然の問いに、俺は声を失った。
黒崎――彼女はわずかに首を傾け、興味深そうに俺を観察する。
「この身体の記憶によれば……お前は、“クラスメイト”の藤井ダイキ、だったな?」
ゆっくりと足を進め、校庭を見渡しながら言葉を継ぐ。
「文明は進んでいるようだが……あまりにも均一的で、つまらん世界だ」
その声はあくまで淡々としていたが、不思議と反論できなかった。
イチカ――その姿をした何者かは、俺の方へと歩み寄る。
「君は……誰だ?」
「見ていたのだろう? 私はこの器の“前の住人”ではない」
その瞬間、彼女は笑った。冷たい、底の知れない笑み。
制服の胸元に手を当てながら、ゆっくりと言う。
「この肉体の名は黒崎イチカ。だが、魂は異なる。私は――」
風が吹く。制服の裾が、彼女の言葉に合わせて舞った。
「かつて異世界で魔王と呼ばれし者。ネビロスだ」
ぞくりと、全身の毛が逆立つような威圧感。
何かが、決定的に“違う”。そう感じたのは本能だった。
彼女の指先がわずかに動くと、足元の影が揺らめいた。
その影から、まるで生きているような“手”が地面を這い、無数の線となって広がる。
「見せてやろう。我が力の一端を」
地面がわずかに震え、影が立ち上がるようにうねる。
空気が一瞬、ねじれたように感じた。
そこに魔法陣も詠唱もない。ただ、存在そのものが“魔”だった。
「今のは……」
「ただの残響だ。本来の力を使えば、ここ一帯は灰になる。…だが、あえて加減してやっている」
そして彼女は、唐突に手を伸ばしてきた。
その指が俺の顎に触れる。冷たい。けれど、心臓が跳ね上がるような圧力を感じた。
「私は自らの“退屈”を破壊するために、この世界に来た。――お前にも、それを手伝わせる」
彼女の瞳が、深紅に染まっていく。
魂ごと見透かされるような、逃げ場のない視線だった。
「選ばせてやる。私に協力するか――あるいは、この場で消えるか」
「……っ」
「忘れたか? 私は魔王だ。人間の命など、風に舞う灰に等しい」
その瞬間、彼女の背後に黒紅の翼が展開された。
実体のあるものではない、気配のような存在。だがそれは確かに俺の意識を押し潰しかけた。
「どうする、小僧?」
呼吸が、詰まった。逃げる、という選択肢は頭に浮かばなかった。
第三者の助け? それも無理だ。彼女は、それだけの“理”を超えた存在だった。
「……協力する」
答えると、イチカ――ネビロスは満足げに笑い、手を差し出した。
「よろしい。契約は成った」
その手は冷たく、それでいて、芯のある力を感じた。
握り返すと、掌に熱が走り、痺れるような感覚が広がる。
「ふむ……良い反応だ。では、刻んでおこう」
次の瞬間、俺の右手にじわりと熱が走る。
見ると、黒い文字のようなものが浮かび上がっていた。
「っ!? なに、これ――」
「“呪印”だ。私の許可なく口を滑らせれば、私に全て伝わる。それだけのことだ」
「人権が……軽すぎる……」
「案ずるな。お前には期待している。今はまだこの器の家に向かうが……明日から本格的に動く」
遠くから、誰かの話し声が聞こえた。
彼女はちらりと目を向けたが、嘲るように微笑むこともなく、静かに言った。
「……まだこの器の調整が終わっていない。今、面倒に巻き込まれるのは癪だ。引くぞ」
彼女はひとつ指を鳴らした。
すると足元の影が膨れ上がり、俺たちの周囲を包み込むように伸びてくる。
次の瞬間、俺たちは校舎裏の闇の中に立っていた。
「今日はこれまで。お前にも生活があるのだろう?」
そう言って手を離すと、彼女は俺を一瞥し、指を立てて告げた。
「ルールは守れ。さすれば、悪いようにはせん。ではな、藤井ダイキ。明日“学校”で会おう」
そう言い残し、ネビロスは夜の闇に溶けるように消えていった。
……その夜、俺は一睡もできなかった。
明日、学校であの“魔王”が何をするつもりなのか、まるで見当がつかなかった。
確かなのは――もう、昨日までの生活には戻れないということだけだった。
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