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王子様と遊びへGO!
第1話 静かな町に使節団様がやってきた
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今日もコレットの町は、どこまでも平穏だった。
朝焼けが山々を染め上げ、鳥のさえずりが目覚めを告げる。町外れの小さな家で、キスティーは今日も変わらぬ朝を迎えていた。焼きたてのパンの香ばしい匂いが漂う食卓で、おばあちゃんは優しく微笑んで言う。
「キスティー、今日はパンがよく焼けたよ」
「うん、いい匂い」
キスティーは素直に答えるが、その心には特別に感じることなど何もない。彼女にとって、こんな風に食事ができて、平凡な毎日が過ぎていくことが当たり前だった。他の人がどんな毎日を送っているかなんて、考えたこともなかったのだ。
キスティーは、火、水、風、土、光、闇、あらゆる属性の魔法を使いこなすことができる。しかし、ほとんどその力を使うことはなかった。なぜなら、一度使えばどんな面倒なこともあっという間に片付いてしまうから。パン生地をこねるのも、洗濯物を乾かすのも、瞬く間に終わってしまう。それでは、毎日のちょっとした楽しみがなくなってしまうような気がしたのだ。
食事が終わると、いつものように二人の幼なじみがやってきた。 銀色の髪が陽光に透き通り、透き通るような白い肌と汚れなきブルーの瞳を持つエルフのアリシアは、今日も完璧な美しさで、優雅な足取りでキスティーの家に入ってきた。
「キスティー、おはよう。今日もいい天気ね」
その声は鈴が鳴るように澄んでいて、誰もが魅了される。アリシアは魔法も剣術も優れていて、非の打ち所がないと誰もが口を揃えるような子だ。
続いて、ぶっきらぼうな足音と共に現れたのは、大柄な少年、ギルバート。彼は見た目こそ少々怖いが、誰よりも優しい心を持っている。
「お、おう。キスティー、アリシア。来たぞ」
ギルバートはいつも、キスティーとアリシアの奔放さに振り回されている。今日もこれから、二人のペースに巻き込まれることがすでに決定しているようだった。
三人はたわいもない会話をしながら、町へと向かう。コレットの町は今日も穏やかで、時間がゆっくりと流れている。人々は皆、挨拶を交わし、笑顔で過ごしている。この平和な日常が永遠に続くものだと、誰もが疑わなかった。
だが、その平穏な日常に、突如として大きな波が押し寄せようとしていた。
その日の夕方、町の中心にある掲示板に、新しい布告が貼り出された。コレットの町に、近々、王都から視察団がやってくるという。視察の目的は、地方の現状把握と、王国の発展に寄与する新たな可能性の探求だという。
町の人々はざわめいた。コレットのような小さな田舎町に、まさか王都から高貴な方々が訪れるとは。誰もが口々に期待や不安を語り合った。
「一体、どんなお偉い貴族様がいらっしゃるんだろうね?」
「ご迷惑をおかけしないようにしないと」
そんな会話があちこちで交わされる。キスティーもアリシアもギルバートも、そんな町の騒がしさを遠巻きに眺めていた。彼らにとっては、少しばかり珍しい出来事、という程度の認識だった。
数日後、町へと続く街道に、一台の豪華な馬車と数騎の護衛が姿を現した。コレットの住民たちが広場に集まり、固唾をのんで見守る中、馬車から降りてきたのは、想像していた「お偉い貴族様」とは少し違う印象の青年だった。
年の頃は、キスティーたちより少し上だろうか。しなやかな体つきに、どこか気品を感じさせる立ち姿。しかし、その眼差しには、隠しきれない好奇心が宿っていた。彼は護衛の騎士たちに囲まれながらも、きょろきょろと周囲を見回し、コレットの町の風景を興味深そうに観察していた。彼の正体が、この国の第三王子、レイエスであることは、この時点ではまだ誰も知る由もなかった。
王子は身分を隠し、ただの視察団の一員としてコレットを訪れたのだ。彼の目的は、王宮の堅苦しい慣習から離れ、自分の目で本当の民の暮らしを見ること。そして、もしかしたら、この小さな町に隠された、何か新しい発見があるかもしれないという、漠然とした期待があった。
こうして、コレットの静かな日常に、新たな風が吹き込もうとしていた。
町に貴族の視察団が来るという報せは、コレットの静けさを小さな波紋のように揺らした。キスティー、アリシア、そしてギルバートの三人にとっても、それはいつもと違う刺激だった。
「ねえ、キスティー、本当に貴族の人たちが来るなんて、すごいよね!」
アリシアが目を輝かせて言う。彼女の銀色の髪が、午後の光を受けてきらきらと輝いていた。
「うん。でも、どんな人たちなんだろう?」
キスティーは首を傾げる。彼女にとっては、貴族も町の人も、同じ人間という認識でしかなかった。 そんな二人を前に、ギルバートは落ち着かない様子で腕を組み、そわそわしていた。
「おい、キスティー。お前、なんかあっても変なことすんなよ。特に魔法とか、絶対だぞ」
ギルは心配そうにキスティーを見つめる。キスティーが、「なんでもすぐに片付いてしまうから」という理由で普段の生活では滅多に魔法を使わないことを知っているのは、アリシアとギルだけだった。そして、その『片付く』時の威力も。
「えー?しないよ。だって、使ったらつまんないもん」
キスティーはあっけらかんと答える。だが、その言葉がギルの不安をさらに煽った。
「つまんないからって……それが逆に怖いんだよ!」
アリシアはそんなギルを見て、くすくす笑う。
「大丈夫よ、ギル。キスティーが変なことなんてしないわ。私たち、ただ見に行くだけよ」
「……そうか?ならいいけどよ」
ギルは不満そうにしながらも、結局二人に引きずられるように、町の広場へと向かった。キスティーとアリシアは、まるで新しいおもちゃを見つけた子どものように、いつもと違う雰囲気を心から楽しんでいるようだった。
そして、ついにその時が来た。 町の広場に集まった人々が固唾を飲んで見守る中、一台の豪華な馬車が到着し、護衛の騎士に囲まれた一人の青年が降り立った。年の頃はキスティーたちより少し上くらいだろうか。その青年は周りを興味深そうに見回していて、好奇心に満ちた眼差しが印象的だった。
「わぁ……」
アリシアが思わず感嘆の声を漏らす。その美しさに、誰もが目を奪われるほどだ。
「へぇ。意外と普通の人なんだね。」
キスティーは率直な感想を口にする。隣にいたギルが、その言葉を聞いて思わず顔を引きつらせた。
「キスティー、お前、あんまり大きな声で言うな!」
しかし、王子は気にする様子もなく、むしろ町の人々の様子を熱心に観察していた。彼の正体が、この国の第三王子レイエスであると知る者は、まだこの場には誰もいなかった。
コレットの静かな日常に、好奇心旺盛な王子がもたらす新たな風。それは、キスティーたちの運命を大きく変えることになる、最初の出来事だった。
朝焼けが山々を染め上げ、鳥のさえずりが目覚めを告げる。町外れの小さな家で、キスティーは今日も変わらぬ朝を迎えていた。焼きたてのパンの香ばしい匂いが漂う食卓で、おばあちゃんは優しく微笑んで言う。
「キスティー、今日はパンがよく焼けたよ」
「うん、いい匂い」
キスティーは素直に答えるが、その心には特別に感じることなど何もない。彼女にとって、こんな風に食事ができて、平凡な毎日が過ぎていくことが当たり前だった。他の人がどんな毎日を送っているかなんて、考えたこともなかったのだ。
キスティーは、火、水、風、土、光、闇、あらゆる属性の魔法を使いこなすことができる。しかし、ほとんどその力を使うことはなかった。なぜなら、一度使えばどんな面倒なこともあっという間に片付いてしまうから。パン生地をこねるのも、洗濯物を乾かすのも、瞬く間に終わってしまう。それでは、毎日のちょっとした楽しみがなくなってしまうような気がしたのだ。
食事が終わると、いつものように二人の幼なじみがやってきた。 銀色の髪が陽光に透き通り、透き通るような白い肌と汚れなきブルーの瞳を持つエルフのアリシアは、今日も完璧な美しさで、優雅な足取りでキスティーの家に入ってきた。
「キスティー、おはよう。今日もいい天気ね」
その声は鈴が鳴るように澄んでいて、誰もが魅了される。アリシアは魔法も剣術も優れていて、非の打ち所がないと誰もが口を揃えるような子だ。
続いて、ぶっきらぼうな足音と共に現れたのは、大柄な少年、ギルバート。彼は見た目こそ少々怖いが、誰よりも優しい心を持っている。
「お、おう。キスティー、アリシア。来たぞ」
ギルバートはいつも、キスティーとアリシアの奔放さに振り回されている。今日もこれから、二人のペースに巻き込まれることがすでに決定しているようだった。
三人はたわいもない会話をしながら、町へと向かう。コレットの町は今日も穏やかで、時間がゆっくりと流れている。人々は皆、挨拶を交わし、笑顔で過ごしている。この平和な日常が永遠に続くものだと、誰もが疑わなかった。
だが、その平穏な日常に、突如として大きな波が押し寄せようとしていた。
その日の夕方、町の中心にある掲示板に、新しい布告が貼り出された。コレットの町に、近々、王都から視察団がやってくるという。視察の目的は、地方の現状把握と、王国の発展に寄与する新たな可能性の探求だという。
町の人々はざわめいた。コレットのような小さな田舎町に、まさか王都から高貴な方々が訪れるとは。誰もが口々に期待や不安を語り合った。
「一体、どんなお偉い貴族様がいらっしゃるんだろうね?」
「ご迷惑をおかけしないようにしないと」
そんな会話があちこちで交わされる。キスティーもアリシアもギルバートも、そんな町の騒がしさを遠巻きに眺めていた。彼らにとっては、少しばかり珍しい出来事、という程度の認識だった。
数日後、町へと続く街道に、一台の豪華な馬車と数騎の護衛が姿を現した。コレットの住民たちが広場に集まり、固唾をのんで見守る中、馬車から降りてきたのは、想像していた「お偉い貴族様」とは少し違う印象の青年だった。
年の頃は、キスティーたちより少し上だろうか。しなやかな体つきに、どこか気品を感じさせる立ち姿。しかし、その眼差しには、隠しきれない好奇心が宿っていた。彼は護衛の騎士たちに囲まれながらも、きょろきょろと周囲を見回し、コレットの町の風景を興味深そうに観察していた。彼の正体が、この国の第三王子、レイエスであることは、この時点ではまだ誰も知る由もなかった。
王子は身分を隠し、ただの視察団の一員としてコレットを訪れたのだ。彼の目的は、王宮の堅苦しい慣習から離れ、自分の目で本当の民の暮らしを見ること。そして、もしかしたら、この小さな町に隠された、何か新しい発見があるかもしれないという、漠然とした期待があった。
こうして、コレットの静かな日常に、新たな風が吹き込もうとしていた。
町に貴族の視察団が来るという報せは、コレットの静けさを小さな波紋のように揺らした。キスティー、アリシア、そしてギルバートの三人にとっても、それはいつもと違う刺激だった。
「ねえ、キスティー、本当に貴族の人たちが来るなんて、すごいよね!」
アリシアが目を輝かせて言う。彼女の銀色の髪が、午後の光を受けてきらきらと輝いていた。
「うん。でも、どんな人たちなんだろう?」
キスティーは首を傾げる。彼女にとっては、貴族も町の人も、同じ人間という認識でしかなかった。 そんな二人を前に、ギルバートは落ち着かない様子で腕を組み、そわそわしていた。
「おい、キスティー。お前、なんかあっても変なことすんなよ。特に魔法とか、絶対だぞ」
ギルは心配そうにキスティーを見つめる。キスティーが、「なんでもすぐに片付いてしまうから」という理由で普段の生活では滅多に魔法を使わないことを知っているのは、アリシアとギルだけだった。そして、その『片付く』時の威力も。
「えー?しないよ。だって、使ったらつまんないもん」
キスティーはあっけらかんと答える。だが、その言葉がギルの不安をさらに煽った。
「つまんないからって……それが逆に怖いんだよ!」
アリシアはそんなギルを見て、くすくす笑う。
「大丈夫よ、ギル。キスティーが変なことなんてしないわ。私たち、ただ見に行くだけよ」
「……そうか?ならいいけどよ」
ギルは不満そうにしながらも、結局二人に引きずられるように、町の広場へと向かった。キスティーとアリシアは、まるで新しいおもちゃを見つけた子どものように、いつもと違う雰囲気を心から楽しんでいるようだった。
そして、ついにその時が来た。 町の広場に集まった人々が固唾を飲んで見守る中、一台の豪華な馬車が到着し、護衛の騎士に囲まれた一人の青年が降り立った。年の頃はキスティーたちより少し上くらいだろうか。その青年は周りを興味深そうに見回していて、好奇心に満ちた眼差しが印象的だった。
「わぁ……」
アリシアが思わず感嘆の声を漏らす。その美しさに、誰もが目を奪われるほどだ。
「へぇ。意外と普通の人なんだね。」
キスティーは率直な感想を口にする。隣にいたギルが、その言葉を聞いて思わず顔を引きつらせた。
「キスティー、お前、あんまり大きな声で言うな!」
しかし、王子は気にする様子もなく、むしろ町の人々の様子を熱心に観察していた。彼の正体が、この国の第三王子レイエスであると知る者は、まだこの場には誰もいなかった。
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