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★恋い焦がれる魔王様★
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会議場から戻り執務室の自分の椅子に座って一息つく、
「失礼いたします、、」
侍女がお茶を机に置いた、
「こんな時間に悪いな、」
今は日付が変わるころ、いつもなら侍女も含めて全員布団に入っている時間だ、
「もったいなきお言葉、」
そう言い礼をして部屋からでていく、
それと同時に一人の男が部屋に入ってきた、
「おかえり~、あれ?今日は珍しく機嫌いいじゃん、」
軽いノリで入ってきたのは直属の部下の一人、
マロウド、金髪にその男女問わず虜にしてきた甘いマスク、魔族の象徴である赤い目をしている夢魔、常にちゃらちゃらとしているが外交や交易ではかなりのやり手である、
遊び人には変わりないが・・・・
「そうか?」
それに人の感情を読むのがうまい
「そうだよ、ていうかまず俺がタメ口で話してんのに文句一つ言わねえじゃん、」
「・・・そういえばそうだな、」
「で?、で?なにがあったか教えてくれよ、」
正直こいつには教えたくない
「お前に教えることなどない、」
「それひどくない?、なあ教えてくれよ、お~し~え~て~!」
ウザいな
「黙れ、」
軽く脳天に拳を入れる、すると大袈裟に反応するのもムカつくな、
「おおいってえ………、さてはついに陛下にも春が来たか、」
ふむ、否定できないな
「…………第四席が久方ぶりに目覚めただけだ、」
あいつはよく眠るからな、まあでも500年も眠るのは初めてだな、
「うわぶっきらぼうに言うねー、とか言いながら顔がほころんでるぞ?」
「そんなわけないだろ、」
「あ、戻した、4席っていうと陛下の2席したか、どういう感じなんだ?、」
今は消極的にそうなってるが昔は末席にチョコンと座っている姿が印象に残ってたな、
「実力はありえないくらい弱いが中々の策士家だぞ、」
剣で戦うわけでもない、氷結系の魔法は中々のものだがそれが主流というわけでもない、固有技能も遠隔操作を主にしているし暗殺に適しているからな
「………弱いってどれくらい?」
「丸腰ならナーガと互角かそれ以下だな、」
「……ナーガってD級の?」
「…ああ、」
「…………フル装備だと?」
「A+級と互角だな、」
あいつはとにかく道具を使うことに長けている、爆弾や毒を使わせたら右に出るものはいないくらいに、
「その差はなんだよ!?」
「あいつは可愛い顔して平気で俺ら魔王でも通用する劇薬を使うからな、油断できん、」
「劇薬ってどんなのだよ、」
「S級のドラゴンをもドロドロに溶かす酸や普通のモンスターなら即死、魔王でも9席あたりなら肉体が死ぬほどの猛毒を平気な顔で散布する、しかもタチの悪いことにその本人は死霊系の魔族だから毒なんかほとんど効かない、」
「そいつってもしかして骸骨kブェッ!」
もう一度脳天に拳を入れる、
ふざけてるのかこいつ?
「なにが楽しくてスケルトンなんかに惚れるか、あいつは「一応」死霊系に収まって いるだけであってほとんど人族と変わらん、」
「え、なにその子ってレイス?」
「きちんと実体を持っている、」
「憑依系のやつ「違うと言ってるだろう」それ本当に死霊系なのか~?」
「ああ、あいつは不死人と言うかなり特殊な種族だ、」
「不死人…?どっかで聞いたことあるな、死人(アンデッド)じゃぁないのか?、」
「死人は中途半端に生き返ったただのゴミクズだ、あいつは死んで完璧に生き返っているからな、」
「…………死んだのか?」
「そうみたいだぞ………?」
正直古い書物でも詳しくは書かれてないから詳しくはわからない、あいつ本人ならなにか知っているのではないか?
「なんで疑問形なんだよ、」
「あいつの事そこまで知らないんだよな、」
「知っていることは?」
「可愛いくて愛しくて狡猾で姑息で臆病で泣き虫な小動物だな……!、」
どちらかといえば男よりの顔だがそれでも思わず守ってやりたくなるほど小さくてきゃしゃな体つきをしている、、しかもあいつは突拍子のないことをよくする、
「おい最初と最後おかしいぞ!?」
「俺が半端拉致同然で城に連れてきても苦笑いして済ませるしちょっかいかけても赤い顔して怒るだけでそこまで怖くないからな、」
むしろ腕をぶんぶん振っているところはまさに小動物で可愛い、
「…………此処に変態がいる、それほど好きなら求婚すりゃいいじゃん…………、」
「そう思うだろ……!?」
「お、おう………、」
「あいつはこの俺が結婚してくれと何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も言っているのに、それをのらりくらりかわして結局今に至るんだ………!」
地位や名誉はある、金だって下手すればこの国よりある、宝石だって自分で取りにいく始末、ではあとは自分の力でやるしかないのだ!
「…………(そんだけしつこきゃそうなるだろう、)」
「ハッ!(あいつ今確実に世間知らずだからなし崩し的に結婚にこぎつける…………?)」
そして存分に甘やかして俺の腕の中で…………
「陛下なんか不穏なこと考えてねえか?」
「フフっ」
「(笑った…………!?あの冷静沈着で表情筋が死んでるとまで言われた陛下が笑った!?)…………とりあえず仕事してからやってくれよ?」
マロウドはドン引きである。
「それはもちろんわかっている、(今すぐ会いに行きたいのだがな…………駄目か?)チラッ」
そしてマロウドはと言うと、
「し ご と をしてからな?」
鉄壁の笑顔である、
「ムゥ…………!!」
確かに仕事はあるが…………チッ。
「ところでその魔王ってなんで名前なんだ?」
「あいつの名前か?、できれば教えたくないがまあいいだろう、
あいつの名前はな
魔王10傑第四席、【狡猾王ラグーン】だ、」
☆☆☆
本当すいません!遅すぎですよね!?
ちょっとDS水没して落ち込んでいました、
見捨てずに読んでくださりありがとうございます!
「失礼いたします、、」
侍女がお茶を机に置いた、
「こんな時間に悪いな、」
今は日付が変わるころ、いつもなら侍女も含めて全員布団に入っている時間だ、
「もったいなきお言葉、」
そう言い礼をして部屋からでていく、
それと同時に一人の男が部屋に入ってきた、
「おかえり~、あれ?今日は珍しく機嫌いいじゃん、」
軽いノリで入ってきたのは直属の部下の一人、
マロウド、金髪にその男女問わず虜にしてきた甘いマスク、魔族の象徴である赤い目をしている夢魔、常にちゃらちゃらとしているが外交や交易ではかなりのやり手である、
遊び人には変わりないが・・・・
「そうか?」
それに人の感情を読むのがうまい
「そうだよ、ていうかまず俺がタメ口で話してんのに文句一つ言わねえじゃん、」
「・・・そういえばそうだな、」
「で?、で?なにがあったか教えてくれよ、」
正直こいつには教えたくない
「お前に教えることなどない、」
「それひどくない?、なあ教えてくれよ、お~し~え~て~!」
ウザいな
「黙れ、」
軽く脳天に拳を入れる、すると大袈裟に反応するのもムカつくな、
「おおいってえ………、さてはついに陛下にも春が来たか、」
ふむ、否定できないな
「…………第四席が久方ぶりに目覚めただけだ、」
あいつはよく眠るからな、まあでも500年も眠るのは初めてだな、
「うわぶっきらぼうに言うねー、とか言いながら顔がほころんでるぞ?」
「そんなわけないだろ、」
「あ、戻した、4席っていうと陛下の2席したか、どういう感じなんだ?、」
今は消極的にそうなってるが昔は末席にチョコンと座っている姿が印象に残ってたな、
「実力はありえないくらい弱いが中々の策士家だぞ、」
剣で戦うわけでもない、氷結系の魔法は中々のものだがそれが主流というわけでもない、固有技能も遠隔操作を主にしているし暗殺に適しているからな
「………弱いってどれくらい?」
「丸腰ならナーガと互角かそれ以下だな、」
「……ナーガってD級の?」
「…ああ、」
「…………フル装備だと?」
「A+級と互角だな、」
あいつはとにかく道具を使うことに長けている、爆弾や毒を使わせたら右に出るものはいないくらいに、
「その差はなんだよ!?」
「あいつは可愛い顔して平気で俺ら魔王でも通用する劇薬を使うからな、油断できん、」
「劇薬ってどんなのだよ、」
「S級のドラゴンをもドロドロに溶かす酸や普通のモンスターなら即死、魔王でも9席あたりなら肉体が死ぬほどの猛毒を平気な顔で散布する、しかもタチの悪いことにその本人は死霊系の魔族だから毒なんかほとんど効かない、」
「そいつってもしかして骸骨kブェッ!」
もう一度脳天に拳を入れる、
ふざけてるのかこいつ?
「なにが楽しくてスケルトンなんかに惚れるか、あいつは「一応」死霊系に収まって いるだけであってほとんど人族と変わらん、」
「え、なにその子ってレイス?」
「きちんと実体を持っている、」
「憑依系のやつ「違うと言ってるだろう」それ本当に死霊系なのか~?」
「ああ、あいつは不死人と言うかなり特殊な種族だ、」
「不死人…?どっかで聞いたことあるな、死人(アンデッド)じゃぁないのか?、」
「死人は中途半端に生き返ったただのゴミクズだ、あいつは死んで完璧に生き返っているからな、」
「…………死んだのか?」
「そうみたいだぞ………?」
正直古い書物でも詳しくは書かれてないから詳しくはわからない、あいつ本人ならなにか知っているのではないか?
「なんで疑問形なんだよ、」
「あいつの事そこまで知らないんだよな、」
「知っていることは?」
「可愛いくて愛しくて狡猾で姑息で臆病で泣き虫な小動物だな……!、」
どちらかといえば男よりの顔だがそれでも思わず守ってやりたくなるほど小さくてきゃしゃな体つきをしている、、しかもあいつは突拍子のないことをよくする、
「おい最初と最後おかしいぞ!?」
「俺が半端拉致同然で城に連れてきても苦笑いして済ませるしちょっかいかけても赤い顔して怒るだけでそこまで怖くないからな、」
むしろ腕をぶんぶん振っているところはまさに小動物で可愛い、
「…………此処に変態がいる、それほど好きなら求婚すりゃいいじゃん…………、」
「そう思うだろ……!?」
「お、おう………、」
「あいつはこの俺が結婚してくれと何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も何回も言っているのに、それをのらりくらりかわして結局今に至るんだ………!」
地位や名誉はある、金だって下手すればこの国よりある、宝石だって自分で取りにいく始末、ではあとは自分の力でやるしかないのだ!
「…………(そんだけしつこきゃそうなるだろう、)」
「ハッ!(あいつ今確実に世間知らずだからなし崩し的に結婚にこぎつける…………?)」
そして存分に甘やかして俺の腕の中で…………
「陛下なんか不穏なこと考えてねえか?」
「フフっ」
「(笑った…………!?あの冷静沈着で表情筋が死んでるとまで言われた陛下が笑った!?)…………とりあえず仕事してからやってくれよ?」
マロウドはドン引きである。
「それはもちろんわかっている、(今すぐ会いに行きたいのだがな…………駄目か?)チラッ」
そしてマロウドはと言うと、
「し ご と をしてからな?」
鉄壁の笑顔である、
「ムゥ…………!!」
確かに仕事はあるが…………チッ。
「ところでその魔王ってなんで名前なんだ?」
「あいつの名前か?、できれば教えたくないがまあいいだろう、
あいつの名前はな
魔王10傑第四席、【狡猾王ラグーン】だ、」
☆☆☆
本当すいません!遅すぎですよね!?
ちょっとDS水没して落ち込んでいました、
見捨てずに読んでくださりありがとうございます!
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