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☆規格外な子供☆
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(アルギス視点)
「今お風呂ためてるので少し待っててくださいね?」
戻ってきた子供ーーラグーンの後ろの方から水が落ちる音が聞こえる、
お湯をためてるのだろう
そしてラグーンはあの不思議な箱から食材を取り出し調理を始めた、
「いいのか?お風呂なんて貯めて、
こんな場所じゃ水大事だろ。」
城やでかい街ならともかくこの近くには井戸などがないから水は貴重ではないのか、
「いえ、あそこの湖から水をひいてきてますから大丈夫です、」
あのでかい湖から?、距離はわからないが窓から外を見る限り川らしきものはない
「よくそれができたな、」
金がかかっただろうに、
「ええ、頑張ってつくりました」
は?作った?
「…………お前が作ったのか?」
「はい、三ヶ月くらいかかりました」
「三ヶ月で?」
「?、ええ」
不思議そうな顔で首をかしげられる、
「この設備を一人で作ったのか?」
「はい」
人を集めたって二、三年はかかりそうなことだ、
「・・・・どうやって作った?」
「土掘り起こしてそれ専用の管を作って湖からここまで埋めまして、…………」
聞いている限り、城のやり方と大差ないが、
「それを一人でやったのか?」
「そうですよ?」
こんな俺の胸くらいしかない子供が?
「結構無理があると思うが………?」
まず物理的におかしいだろ、
「現にこの家だって僕が作ったんですよ?」
・・・・・はあ!?
「まず何でこんなところに作ったんだよ、」
「人と交流するのが嫌になって、
隠居生活じみたことがしたかったんですよね、」
隠居ってじじいかよ、 いや待て、
「………お前今いくつだ、」
「肉体年齢は15でございます☆」
つまり実際はそれ以上生きてるってことだよな、
「本当は?」
「・・・・永遠に15歳?」
いやいやいや
「踊り子かお前は」
「…………とりあえずご飯できるんで席についていてください、」
話そらしやがった、
しかしラグーンの持ってる皿には、でかい肉のステーキやきつね色のじゅわじゅわとしてるうまそうな何かなどととにかく食欲をそそるものがあった、
「・・・・わかった」
食欲にはかなわねえ・
「お肉メインで作ってみましたがお口に合うといいんですが、」
少し控えめに告げるがぜってえうめえ、
「どれもこれもうまそうだな」
すると心底嬉しそうに、
「いつも一人で食べてたので頑張りました♪」
さらっと悲しいこと言うなよ、
「親御さんは?」
「もういませんよ?」
笑顔だが、目が笑ってない、
「死んじまったのか?」
すると口を尖らせて
「折角オブラートに言ってるのにはっきり言わないでくださいよ」
ヤベェ、めっちゃかわいい、
上目遣いで口を尖らせてるとことか
守ってやりたくなるし、
親がいないんなら勝手にお持ち帰りしても怒られねえだろ、
何となくだが、こいつ俺と似たように、
歳を取らねえはずだから、そこらへんは
心配いらねぇ、て、何考えてんだ俺、
「はっきり言わないとわからねえしな、」
「え~………」
不満そうにしてる顔も可愛い、
「にしてもお前メシ作るのうまいな、」
家事能力も抜群。料理も天下一品、
もうこいつ俺の妻にするのが一番だ、
「お口に合って何よりです、にしてもよくたべますね……?」
うますぎて、気がついたら山盛りの料理がもうはんぶん以上ない、
「一週間ずっと戦いっぱなしだったからな、腹が減って仕方がないんだ」
実際携帯食も尽きて死にそうだつだしな。
「おかわりいります?、」
「いや、これ全部で足りるだろ、」
腹八分目で止めておこう、ここの食料をつ きさせるわけにいかせねえし、
「足りないんなら言ってくださいね?
すぐに作りますので、」
優しいな、
「おう、ありがとな、」
「そろそろお風呂が溜まってる頃なので入ってきてください、」
「重ね重ね悪いな、」
「いえ、ここにお客さんがくること自体が初めてなので、少し嬉しいです
あと、」
はしゃいでる様子は見た目にあってるが内容が悲しいぞ、
「赤いレバーがお湯が出て
青いレバーが冷水が出ますのでうまく調節してくださいな、」
「わかった、」
バスタオルをもらって教えて持った場所に行く
☆☆☆
風呂場のドアを開けると俺が二人は入れる広い湯船に並々と溜まったお湯が湯気を立てている、
その横には俺にはかなり小さい風呂椅子にシャワーヘッドが立てかけてあった、
お湯の調節をして頭から浴びる、
「これを一人で作ったんだよなー………」
人と交流するのが嫌になったって言うけど何かあったのか?、魔力の量からして俺よりもはるかに少ない、それこそうちの新人隊長とどっこいどっこいだ、
それに親御の話を振った時のあの目、
仮に亡くなるのを看取ったとしてももっと暖かい目をするはずだ、
垢や汗を洗い落とし石鹸らしきものを借りて洗う、
「とりあえずはあいつと仲良くするのが一番だ、」
洗い流したらお湯に肩を沈める、
「まさかこんなところで風呂に入れるとはな」
俺は幸運だ、あいつにも会えたしな、
☆☆☆
さっぱりとして風呂ん出るとラグーンがてくてくときた
「風呂気持ちよかったぜ、ありがとな、 ところで服と鎧は?」
「ちょっと汚かったので今洗ってるところです、服はこれを使ってください」
そう言っておれにちょうどいいサイズの服一式を渡される、
「よく俺のサイズがあったな、」
昔誰かといたのか?
「ええ、たった今出来上がったばかりなんです!、」
嬉しそうに報告してくれるのはいいのだが、
「はい?」
ものの30分で服一式を作り上げた??
「今お風呂ためてるので少し待っててくださいね?」
戻ってきた子供ーーラグーンの後ろの方から水が落ちる音が聞こえる、
お湯をためてるのだろう
そしてラグーンはあの不思議な箱から食材を取り出し調理を始めた、
「いいのか?お風呂なんて貯めて、
こんな場所じゃ水大事だろ。」
城やでかい街ならともかくこの近くには井戸などがないから水は貴重ではないのか、
「いえ、あそこの湖から水をひいてきてますから大丈夫です、」
あのでかい湖から?、距離はわからないが窓から外を見る限り川らしきものはない
「よくそれができたな、」
金がかかっただろうに、
「ええ、頑張ってつくりました」
は?作った?
「…………お前が作ったのか?」
「はい、三ヶ月くらいかかりました」
「三ヶ月で?」
「?、ええ」
不思議そうな顔で首をかしげられる、
「この設備を一人で作ったのか?」
「はい」
人を集めたって二、三年はかかりそうなことだ、
「・・・・どうやって作った?」
「土掘り起こしてそれ専用の管を作って湖からここまで埋めまして、…………」
聞いている限り、城のやり方と大差ないが、
「それを一人でやったのか?」
「そうですよ?」
こんな俺の胸くらいしかない子供が?
「結構無理があると思うが………?」
まず物理的におかしいだろ、
「現にこの家だって僕が作ったんですよ?」
・・・・・はあ!?
「まず何でこんなところに作ったんだよ、」
「人と交流するのが嫌になって、
隠居生活じみたことがしたかったんですよね、」
隠居ってじじいかよ、 いや待て、
「………お前今いくつだ、」
「肉体年齢は15でございます☆」
つまり実際はそれ以上生きてるってことだよな、
「本当は?」
「・・・・永遠に15歳?」
いやいやいや
「踊り子かお前は」
「…………とりあえずご飯できるんで席についていてください、」
話そらしやがった、
しかしラグーンの持ってる皿には、でかい肉のステーキやきつね色のじゅわじゅわとしてるうまそうな何かなどととにかく食欲をそそるものがあった、
「・・・・わかった」
食欲にはかなわねえ・
「お肉メインで作ってみましたがお口に合うといいんですが、」
少し控えめに告げるがぜってえうめえ、
「どれもこれもうまそうだな」
すると心底嬉しそうに、
「いつも一人で食べてたので頑張りました♪」
さらっと悲しいこと言うなよ、
「親御さんは?」
「もういませんよ?」
笑顔だが、目が笑ってない、
「死んじまったのか?」
すると口を尖らせて
「折角オブラートに言ってるのにはっきり言わないでくださいよ」
ヤベェ、めっちゃかわいい、
上目遣いで口を尖らせてるとことか
守ってやりたくなるし、
親がいないんなら勝手にお持ち帰りしても怒られねえだろ、
何となくだが、こいつ俺と似たように、
歳を取らねえはずだから、そこらへんは
心配いらねぇ、て、何考えてんだ俺、
「はっきり言わないとわからねえしな、」
「え~………」
不満そうにしてる顔も可愛い、
「にしてもお前メシ作るのうまいな、」
家事能力も抜群。料理も天下一品、
もうこいつ俺の妻にするのが一番だ、
「お口に合って何よりです、にしてもよくたべますね……?」
うますぎて、気がついたら山盛りの料理がもうはんぶん以上ない、
「一週間ずっと戦いっぱなしだったからな、腹が減って仕方がないんだ」
実際携帯食も尽きて死にそうだつだしな。
「おかわりいります?、」
「いや、これ全部で足りるだろ、」
腹八分目で止めておこう、ここの食料をつ きさせるわけにいかせねえし、
「足りないんなら言ってくださいね?
すぐに作りますので、」
優しいな、
「おう、ありがとな、」
「そろそろお風呂が溜まってる頃なので入ってきてください、」
「重ね重ね悪いな、」
「いえ、ここにお客さんがくること自体が初めてなので、少し嬉しいです
あと、」
はしゃいでる様子は見た目にあってるが内容が悲しいぞ、
「赤いレバーがお湯が出て
青いレバーが冷水が出ますのでうまく調節してくださいな、」
「わかった、」
バスタオルをもらって教えて持った場所に行く
☆☆☆
風呂場のドアを開けると俺が二人は入れる広い湯船に並々と溜まったお湯が湯気を立てている、
その横には俺にはかなり小さい風呂椅子にシャワーヘッドが立てかけてあった、
お湯の調節をして頭から浴びる、
「これを一人で作ったんだよなー………」
人と交流するのが嫌になったって言うけど何かあったのか?、魔力の量からして俺よりもはるかに少ない、それこそうちの新人隊長とどっこいどっこいだ、
それに親御の話を振った時のあの目、
仮に亡くなるのを看取ったとしてももっと暖かい目をするはずだ、
垢や汗を洗い落とし石鹸らしきものを借りて洗う、
「とりあえずはあいつと仲良くするのが一番だ、」
洗い流したらお湯に肩を沈める、
「まさかこんなところで風呂に入れるとはな」
俺は幸運だ、あいつにも会えたしな、
☆☆☆
さっぱりとして風呂ん出るとラグーンがてくてくときた
「風呂気持ちよかったぜ、ありがとな、 ところで服と鎧は?」
「ちょっと汚かったので今洗ってるところです、服はこれを使ってください」
そう言っておれにちょうどいいサイズの服一式を渡される、
「よく俺のサイズがあったな、」
昔誰かといたのか?
「ええ、たった今出来上がったばかりなんです!、」
嬉しそうに報告してくれるのはいいのだが、
「はい?」
ものの30分で服一式を作り上げた??
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