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物語の背景

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話を読む上で、知っていると読みやすくなるかもしれません
作者の自己満足ともいう
不要な方は次へどうぞ










* 帝国は凡人種が興した国

今では凡人種が六割、獣人種が三割以上、少数の霊人種、鉱人種など

『凡人種』の凡は『ありふれた』ではなく『全てを含む』であり
固有で特異な特徴を持たず、全ての人種族と混血可能な種族全般
外見に特徴がないことが特徴、二腕二脚、二眼二耳一鼻一口が基本形態

『獣人種』は、獣の身体特徴を持つ種族全般
凡人種の国で暮らすようになる前の名残で、年長者は性別を雌雄と言う者が多い
基本形態に加えて牙や被毛、長短はあれど尾を持つ者が基本

『霊人種』は、精霊と交信する能力も持つ種族全般
凡人種より矮躯である者が多い
緑豊かな森での居住を好み、基本形態に緑がかった肌、長く尖った耳を持つ者が基本

『鉱人種』は、鉱石を体内に含む種族全般
凡人種に比べて巨躯で、頑健であるが、大きさと重さから動きが緩慢
基本形態に成長につれて皮膚の表面に鉱石が浮き上がるが、子供は凡人種に酷似


* 帝国にいない人種

『魔人種』
魔術ではなく、固有魔法を使う人種
生体所持魔力量は個体差が大きいけれど、外見は凡人種の基本形態に近似
虹瞳コウドウと呼ばれる、色を変える虹彩が一番の特徴

『香人種』
外見は他人種に近似した種族だが、全身から薫香を漂わせる
身の毛もよだつ悪臭から、魅了の色香もあるため、他種に混ざることは少ない
多人種が混ざっているように見える小規模集落は、香人種が多い

『賢人種』
凡人種の基本形態を外れつつ、他の種の特徴も持たない者たちの総称
なぜか知的好奇心が旺盛な者が多い
先天的多腕、単眼、多尾など

などなど



* 帝国の凡人種は家名あり
一般民は『名前+家名』
貴族は『貴族名+役職名+名前+家名』
領地持ち貴族は『◯◯領領主+貴族名+役職名+名前+家名』

世襲貴族には封建貴族領地持ち官僚貴族領地なしがある
封建貴族領地持ちは家名と違う爵位名(領地の名前を冠する)が多い
官僚貴族領地なし(法服貴族)や一代貴族騎士爵、準男爵は家名と同じ爵位名が多い
爵位は男女関係なく継げる、が……

例『イングリテイト女男爵、黒鉄クロガネ魔術兵士団、団長アクセプティール・アレス』
例『オングマック領領主、オングマック侯爵、ガネ近衛兵士団、団長アァハウデンド・ケニス』

アクセプティール・アレス団長は、世襲官僚貴族(魔術師枠)〝イングリテイト男爵〟位を継いでいます

獣人種に家名はありません(申請すれば取得は可能)
獣人種が名乗る時は、出身地+名前が一般的

例『森生まれのオンフェルシュロッケン』
例『帝都生まれのアクデム』



* 帝国に現在は獣人種の貴族はいない

過去はいたが、獣人種が凡人種の礼儀作法の必要性を理解しない、獣人種にとって貴族の責務とかどうでも良……大人の事情、一部の凡人種貴族がうるさ……大人の事情などで、いません

帝国凡人種の礼儀作法にこだわる一部の凡人種が、獣人種を嫌厭してますが
それを踏まえた上で、ほとんどの国民は種に関わらず良き隣人





おつきあいありがとうございます
次より本編です
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