異世界転生ワールド

ユキワラシ

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第3話 『神山渓谷、伝説の鍛冶師 パトス』

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     〈神山渓谷〉

白きドラゴン「ここが神山渓谷ですよ!紫苑殿、到着しましたよ。」
紫苑「上のほう、濃い霧で見えないな!頂上まで何mある?」

白きドラゴン「行った事があるのは、マスターだけなんです。マスターから聞いたのは、高さ7777mだそうです。」
紫苑「そんな高い所に伝説の鍛冶師 パトスさんの鍛冶屋があるんですね!」

白きドラゴン「神山渓谷は、頂上行くまでに橋があるらしい。モンスターを退治しながら頂上を目指しましょう!ところで紫苑殿、魔法は使えますか?」
紫苑「ある程度の魔法なら使えます!炎系とか水、そして風。光又は闇魔法を覚えましたが、成功するか分かりません!」

白きドラゴン「一度やって見せて貰えますか?この先、凄く必要になると思うのでお願いします!」
紫苑「まず、炎系魔法から。ファイアストライク!」と手から炎が出てボールのように丸めて投げる技を見せた。

白きドラゴン「その炎系魔法なら大丈夫ですよ!よく短時間で覚えられましたね!」
紫苑「このファイアストライクは、神属のハメットさんから教わった最初の魔法です。炎系魔法が得意なハメットさんに教えて貰いました。」

白きドラゴン「確かにハメットさんは、炎系魔法が得意だと聞きました。いい炎系魔法師匠ですね!」
紫苑「次は水系魔法いきますね!ウォーターストライプ!」と水で作った弓、そして矢を10連射できる技である。

白きドラゴン「凄いですね!マスターでも最高5連射しか打てません。さすが紫苑殿ですね!」
紫苑「次は風系魔法いきますね!ウインドコントロール!」と周りの木々達がゴーレムに変身し式神を使役した。

白きドラゴン「ゴーレムを使役になりましたね。使役にするには、高度な魔力がないと出来ませんが、紫苑殿からもの凄い魔力を感じます。どれぐらいの魔力があるか測定させていただきます。」すると驚くほどの魔力が紫苑にあった。すると白きドラゴンが言った。

白きドラゴン「これは、凄すぎる!普通の魔力の150倍だ!紫苑殿、あなたの魔力は、約1万5000ぐらいある。元々魔力が高い人間なのだ!」
紫苑「俺の魔力は、それぐらいなのか。だからバスドラム隊長の龍魔剣が耐えられなかったんだな!」

白きドラゴン「これほどの魔力があればこの先に潜んでいるモンスターを倒せます。それでは、神山渓谷の山々を上りましょう!」と白きドラゴンと共に神山を登り始めた。二時間ぐらい登ったところに山小屋の近くに着いた。するとゴブリンが現れた。

紫苑「お前、モンスターだな!覚悟しろ!こういうときは、ゴブリンが嫌いな光魔法だな!いくぞ、ライジング・スターシャワー!」と輝弓の3連射でゴブリンを倒した。
白きドラゴン「初めてのモンスターゴブリンを倒すとは凄い!」

紫苑「このライジング・スターシャワーっていう技は、もの凄く魔力と体力が減っていくのが分かる!回復してくれるパーティーがいれば何発もうてるのにな!」
白きドラゴン「確かに、魔力回復魔法を使えるパーティーさえいれば、三連射以上撃てるようになるはずさ!もっと楽にモンスターを倒す事ができるはずです。とりあえず早く山小屋に行って体を休ませて明日の明け方に出発しましょうか?」

紫苑「そうですね。俺の体力と魔力が休んでいる間に少しでも回復したい!」と山小屋の温泉が湧いている場所へ移動する。ここの温泉は、体と魔力が回復する温泉に浸かるとまちまち体力と魔力が回復した。
温泉で回復したあと、山小屋の近くにある秘境の森で腹ごしらえをする。

紫苑「さて肉の準備しよう!まず、火を起こさないと焼けない!」周りに落ちていた枝を見つけ、生えている竹を割り、割った竹に肉をどんどん野菜と共に差していく。白きドラゴンが言った。

白きドラゴン「紫苑殿、たくさん作りましたね!まさか私の分まであるのですか?」
紫苑「当たり前じゃないか!一日中、空を飛んでここまで運んでくれたお礼です。これぐらいしか出来ませんが!どうぞ、召し上がって下さいね!」

白きドラゴン「ありがとうございます。紫苑殿!ところで、そろそろ寝床に就いたほうがよろしいと思います!明日の夜明け前にここへ来て下さいね!ではおやすみなさいませ。」と白きドラゴンは、ドラゴン谷へ戻った。

紫苑「俺も早く白きドラゴンのようなドラゴンを使役できるように頑張らないとダメだな!とりあえず、明日夜明け前に出発できるように休もう!」と横になっているうちに眠ったようだ。

次の日の夜明け前、空がまだ暗闇の中、紫苑が起きて山小屋の前で白きドラゴンを待った。すると、はるか向こうからやって来た。しばらく飛んでいると白きドラゴンが言った。
白きドラゴン「紫苑殿!では神山渓谷の頂上へあと2500mで着きますよ。」

紫苑「あと2500mか!頑張ろう。」と登り始めて三時間。やっと神山渓谷の頂上が見えてきた。鍛冶屋の前に着くとすぐに扉が開いて伝説の鍛冶師であるパトスが出て来て言った。

伝説の鍛冶師 パトス
「バスドラム隊長から話は聞いているお前が紫苑だな!どれぐらいの魔法が出来るのか見て判断する!」
紫苑「あなたが伝説の鍛冶師 パトスさんですね?まず、パトスさんが心の籠ったバスドラム隊長の龍魔剣を折ってしまい、本当に申し訳ありません!俺専用の剣を作って頂けますでしょうか?」

伝説の鍛冶師 パトス
「おぉ~俺が作った龍魔剣が折れたのか?この若さでこの凄い魔力。このおれが見たことがないオーラを感じる!こんな魔力で龍魔剣を振ると剣は耐えれず折れてしまう。わかった。このままの魔力に合った剣を作るとなると、龍魔剣を超える剣を作るしかない。少し時間が欲しいぐらいだ。明後日か3日後にはできるよう作るから必ず取りに来てくれ!紫苑の魔力が耐えれば成功する!紫苑の魔力が少し要るんだ。この石を握って魔力を注いで欲しい!」と紫苑に石を渡し、魔力を注いでパトスに返した。するとパトスが受け取り、鍛冶屋へ入って早速作業にかかり始めた。

紫苑「龍魔剣を超える剣ってどんな剣を作るんだろう?」と考えながら鍛冶屋を出た。
白きドラゴン「パトスさんに剣を作って頂けるように交渉成功でしょうか?」
紫苑「大丈夫!俺の魔力では龍魔剣では耐えれないらしい。龍魔剣を超える剣を作って貰える事になったが明後日か3日後までかかるらしいけど必ず作ると返事がもらえた!」

白きドラゴン「明後日か3日後ですね!まだ時間がありますね!その間に、特訓するしかない!最高級の魔法を覚えましょう!」と本を取り出して紫苑に言った。
紫苑「じゃ~炎系からやってみるよ!」本を空中で開き、両手を出して呪文を唱えた。

紫苑「ブラックファイアーフォール!」と唱えると空中に大きな真っ黒な炎で出来た見覚えのある穴が出現した。この呪文は、最初にサラが人間界に紫苑を転生させた禁術である。

白きドラゴン「この呪文は、バブロニア王国軍 サラ副隊長が使った禁術!紫苑殿、この術は使用しないようにお願いします!バブロニア王国では処罰の対象で軍国会議にかけられるほどの術である。他の術を覚えて行きましょう!」と急に目の前にバブロニア王国のバーベル王とバブロニア王国軍がやって来て言った。

バブロニア王国 バーベル王
「その禁術を使用したのは紫苑殿か?サラ副隊長が使った事、忘れたのか?今から紫苑殿をバブロニア王国軍で拘束する!捕らえよ。軍国会議で処分を決める!」と紫苑が捕らえられた。そして紫苑を連れて行かれバブロニア王国軍まで瞬間移動した。
 
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