異世界転生ワールド

ユキワラシ

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第4章 新たな精鋭部隊誕生!?

第86話「新たな生命、誕生する」

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バブロニア王国が再建の道を歩み始めてから数か月が経過した。戦いに明け暮れていた日々とは異なり、穏やかな時間が流れる王城の一室で、新たな生命が誕生しようとしていた。

サラの出産

「頑張れ、サラ!」

紫苑はサラの手をしっかり握りしめ、彼女の額から流れる汗を拭った。

「うぅっ……紫苑……っ!」

サラの叫びが部屋に響く。医師や侍女たちが懸命に彼女を支え、ついに——

「おめでとうございます!元気な男の子ですよ!」

産声が響き渡る。

「もう一人……まだ……!」

サラは再び苦しみに耐え、数分後——

「もう一人の男の子も無事です!」

二人の赤子の産声が王城に響き渡る。

「サラ……ありがとう。」

紫苑はサラの頬を撫でながら、涙ぐんだ目で双子の赤ん坊を見つめた。サラも疲れ切りながらも、笑顔を浮かべる。

「この子たちの名前……考えてたよね?」

「……ああ。」

紫苑は二人の赤子をそっと抱きしめながら、静かに名を告げた。

「長男はレオン、次男はカイだ。」

「レオン、カイ……ふふっ、素敵な名前……」

サラは安堵の表情を浮かべながら、双子を優しく抱いた。

えりかの出産

同じ頃、えりかも別の部屋で陣痛と戦っていた。

「ううっ……!」

ルーマンが彼女の手をしっかり握りしめ、不安そうに見守る。

「えりか、大丈夫か……?」

「……あんたが心配してどうすんのよ……!」

えりかはルーマンを睨みつつも、最後の力を振り絞った。

「おぎゃああああ!!」

「おめでとうございます!女の子です!」

医師の声とともに、小さな命が誕生した。

「女の子……!」

ルーマンは涙を流しながら、えりかの手を握った。

「名前、決めてたんだろ?」

「……うん。この子はリリスよ。」

「リリス……いい名前だ。」

えりかは微笑みながら、娘を抱きしめた。

新たな未来へ

王国に新たな命が誕生し、紫苑、サラ、えりか、ルーマンの家族はさらに大きくなった。

その夜、紫苑は星空を見上げながら呟いた。

「アル、お前も見ているか? 俺たちは前に進んでいるよ。」

紫苑の隣でサラが微笑む。

「この子たちが生きる未来は、絶対に守る。」

そして、バブロニア王国は新たな時代へと向かって進んでいくのだった——。

次回、第87話「平穏の中の影……迫り来る脅威」
王国が平和を取り戻したかに見えたその時、新たな脅威が忍び寄る……!
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