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第一章 勇者魔王編
聖女魔王、大教会を訪問する
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「じゃあ次は資料館に行きましょうか」
資料館、というより博物館か。行ってみたらかなりの大規模な施設で、イレーネが生まれてから魔王を討伐するまでどんな人生を歩んできたか、の資料が展示されていた。友人への手紙とか幼少期の私物の展示とか、俺だったら嫌だけどなぁ。
そんな中、来場者が一際集まる展示物があった。あまりにも人が多くて通り過ぎようかとも頭によぎったんだが、なんと聖女がやってきたと分かると皆俺達に道を開けてくれた。折角なのでお言葉に甘えるとしよう。
「これは……勇者が使った剣か」
「当時の魔王が振るった剣、通称魔王剣に対抗するために名付けられたそうですね。聖王剣、と」
それは光の剣、とでも呼べば良いんだろうか?
俺にも分かるぐらいその剣は神聖で、尊く、まばゆかった。これが魔王を含めた全ての魔物、闇を打ち払う、と言われると納得するしかない。聖都にも数多くの聖遺物はあったけれど、これほど勇者の剣として相応しい逸品は無いだろう。
「これ、ニッコロさんにも使えますかね?」
「冗談言うな。俺が神に愛されるわけないだろ。ミカエラこそ聖女なんだから、一度ぐらい手にしてみたらどうだ?」
「余はナイフより重い刃物を持ったことはありませんね。この権杖で充分ですよ」
「勿体ないなぁ。飾られるぐらいなら誰か使って魔物をぶった切ればいいのに」
「こういった聖剣はまるで意思を持ったかのように担い手を選ぶそうですよ。現にイレーネ以降の勇者って呼ばれる者達も拒まれたそうですから。頑固者は朽ち果てるまでこうして展示されるのがお似合いです」
「辛辣だなオイ。ま、使われない武器はそう言われても仕方がねえか」
罰当たりなぐらい冗談を言い合いながら俺達はその場を離れる。ちなみに聖王剣とやらが怒って光りだすなんて奇怪な現象を起こすことはなかった。剣に意思があるとか、俺だったらそんな得物はゴメンだね。
出口付近にお土産屋もあったんだが、旅の途中で私物が増えても邪魔なだけ。イレーネちゃん人形に心惹かれたミカエラを引きずって博物館を後にする。観光も済んだことだし、いよいよ大教会へと向かうことにした。
□□□
「ようこそ聖女ミカエラ。我々一同、貴女方を歓迎いたします」
大教会に着くと、何故か盛大なお迎えを受けた。
確かに来ることは前から分かってたんだろうが、だからって大げさすぎないか?
ドン引きな俺をよそに、ミカエラは一同に向けて恭しく一礼した。
「この度新たに聖女に任命されましたミカエラです。皆さん、短い間ですがお世話になります。よろしくお願いします」
俺もミカエラに続いて頭を下げた。相手の方もそれぞれ歓迎の意を表して頭を垂れる。挨拶もそこそこに俺達は向き合い、年老いた男性がミカエラへと笑みをこぼす。一方のミカエラは少し不満そうだ。
「枢機卿猊下。余は公式に訪れたわけじゃありません。そんな仰々しく出迎えられても困っちゃいますよ」
「はははっ。公式であったならもっと丁重にお出迎えしましたぞ。それにしても聖女に任命されてすぐに聖地巡礼の旅に出るとは。とても信仰深いのですな」
「聖都に引きこもっていては見えない世界もありますからね。いい機会です」
「既に幾つもの厄介な異変を解決したと報告を受けています。我々はおろか、民としてもありがたいことです」
他愛ない会話をしながら枢機卿は大教会の中を案内する。非公式の訪問ではあったんだが、皆聖女がやってきたことに驚きと興奮、そして何より敬いの心を隠しきれていないようだった。大げさな、とのミカエラのつぶやきは絶対本音が混ざってるな。
そして数日間滞在する部屋に通される。質素ながらも最低限の内装は整っていて、何より寝具がとてもいい。これならぐっすりと熟睡出来そうだ。トイレと浴室は共同らしい。なんとここは風呂まである。さすが大教会は格が違った。
荷物を置いた俺達は来賓室に通された。中では助祭を名乗る男性が待っており、俺達が来ると立って出迎えた。俺達を自ら案内した枢機卿は助祭の隣、向かい側の席に向かう。ミカエラは枢機卿と面を向き合う席に、俺はその隣の席に座る。
「それで、聖女ミカエラ。具体的にこの地にはどれほど留まっていただけるので?」
「予定としては三日ほどお邪魔してから出発するつもりですけど……随分と引っかかる言い回しですね。まるで余達にずっと滞在してほしいように聞こえます」
「はは、ごまかしても仕方がないので正直に申し上げます。その通り、聖女ミカエラにはしばらくここにいていただきたい」
「ここには優秀な神官が揃っている筈ですが、聖女がいなければいけない事情が?」
用意された茶には目もくれず、ミカエラは言葉を放つ。教会という組織において聖女と枢機卿は同格として扱われる。なのでミカエラと枢機卿は対等なわけだが、それにしても遠慮が無いな。
枢機卿は笑みを消し、深刻な面持ちで頭を抱えながらうつむいた。しかしやがて意を決した面持ちでミカエラを見据えてきた。自然とミカエラも顔を引き締めて枢機卿を見つめる。
「勇者イレーネの資料館に行ったそうですな」
「ええ。賑わっていましたよ。我が騎士がケチだったのでおみやげは買えませんでしたけれど」
「はは、気に入ったのがあったなら後で準備させましょう。そこを含めて勇者イレーネの偉業はこう記録されていますね。勇者は魔王を討ち滅ぼした、と」
「ええ。人々に平和が戻ったのが何よりの証じゃあありませんか」
「いえ、事実は違います。勇者は魔王を倒しておりません」
「え?」
一瞬、沈黙が辺りを支配した。
それほど枢機卿の語ったことは衝撃的だった。
「勇者イレーネは魔王を倒せなかったのです」
「倒せなかったなら世界は滅んでいたはずですよね。どうなったんですか?」
「勇者は魔王を封印することで平和を取り戻したのです。人柱になることで」
なんてこったい。
これ、聞きたくなかったなぁ。
資料館、というより博物館か。行ってみたらかなりの大規模な施設で、イレーネが生まれてから魔王を討伐するまでどんな人生を歩んできたか、の資料が展示されていた。友人への手紙とか幼少期の私物の展示とか、俺だったら嫌だけどなぁ。
そんな中、来場者が一際集まる展示物があった。あまりにも人が多くて通り過ぎようかとも頭によぎったんだが、なんと聖女がやってきたと分かると皆俺達に道を開けてくれた。折角なのでお言葉に甘えるとしよう。
「これは……勇者が使った剣か」
「当時の魔王が振るった剣、通称魔王剣に対抗するために名付けられたそうですね。聖王剣、と」
それは光の剣、とでも呼べば良いんだろうか?
俺にも分かるぐらいその剣は神聖で、尊く、まばゆかった。これが魔王を含めた全ての魔物、闇を打ち払う、と言われると納得するしかない。聖都にも数多くの聖遺物はあったけれど、これほど勇者の剣として相応しい逸品は無いだろう。
「これ、ニッコロさんにも使えますかね?」
「冗談言うな。俺が神に愛されるわけないだろ。ミカエラこそ聖女なんだから、一度ぐらい手にしてみたらどうだ?」
「余はナイフより重い刃物を持ったことはありませんね。この権杖で充分ですよ」
「勿体ないなぁ。飾られるぐらいなら誰か使って魔物をぶった切ればいいのに」
「こういった聖剣はまるで意思を持ったかのように担い手を選ぶそうですよ。現にイレーネ以降の勇者って呼ばれる者達も拒まれたそうですから。頑固者は朽ち果てるまでこうして展示されるのがお似合いです」
「辛辣だなオイ。ま、使われない武器はそう言われても仕方がねえか」
罰当たりなぐらい冗談を言い合いながら俺達はその場を離れる。ちなみに聖王剣とやらが怒って光りだすなんて奇怪な現象を起こすことはなかった。剣に意思があるとか、俺だったらそんな得物はゴメンだね。
出口付近にお土産屋もあったんだが、旅の途中で私物が増えても邪魔なだけ。イレーネちゃん人形に心惹かれたミカエラを引きずって博物館を後にする。観光も済んだことだし、いよいよ大教会へと向かうことにした。
□□□
「ようこそ聖女ミカエラ。我々一同、貴女方を歓迎いたします」
大教会に着くと、何故か盛大なお迎えを受けた。
確かに来ることは前から分かってたんだろうが、だからって大げさすぎないか?
ドン引きな俺をよそに、ミカエラは一同に向けて恭しく一礼した。
「この度新たに聖女に任命されましたミカエラです。皆さん、短い間ですがお世話になります。よろしくお願いします」
俺もミカエラに続いて頭を下げた。相手の方もそれぞれ歓迎の意を表して頭を垂れる。挨拶もそこそこに俺達は向き合い、年老いた男性がミカエラへと笑みをこぼす。一方のミカエラは少し不満そうだ。
「枢機卿猊下。余は公式に訪れたわけじゃありません。そんな仰々しく出迎えられても困っちゃいますよ」
「はははっ。公式であったならもっと丁重にお出迎えしましたぞ。それにしても聖女に任命されてすぐに聖地巡礼の旅に出るとは。とても信仰深いのですな」
「聖都に引きこもっていては見えない世界もありますからね。いい機会です」
「既に幾つもの厄介な異変を解決したと報告を受けています。我々はおろか、民としてもありがたいことです」
他愛ない会話をしながら枢機卿は大教会の中を案内する。非公式の訪問ではあったんだが、皆聖女がやってきたことに驚きと興奮、そして何より敬いの心を隠しきれていないようだった。大げさな、とのミカエラのつぶやきは絶対本音が混ざってるな。
そして数日間滞在する部屋に通される。質素ながらも最低限の内装は整っていて、何より寝具がとてもいい。これならぐっすりと熟睡出来そうだ。トイレと浴室は共同らしい。なんとここは風呂まである。さすが大教会は格が違った。
荷物を置いた俺達は来賓室に通された。中では助祭を名乗る男性が待っており、俺達が来ると立って出迎えた。俺達を自ら案内した枢機卿は助祭の隣、向かい側の席に向かう。ミカエラは枢機卿と面を向き合う席に、俺はその隣の席に座る。
「それで、聖女ミカエラ。具体的にこの地にはどれほど留まっていただけるので?」
「予定としては三日ほどお邪魔してから出発するつもりですけど……随分と引っかかる言い回しですね。まるで余達にずっと滞在してほしいように聞こえます」
「はは、ごまかしても仕方がないので正直に申し上げます。その通り、聖女ミカエラにはしばらくここにいていただきたい」
「ここには優秀な神官が揃っている筈ですが、聖女がいなければいけない事情が?」
用意された茶には目もくれず、ミカエラは言葉を放つ。教会という組織において聖女と枢機卿は同格として扱われる。なのでミカエラと枢機卿は対等なわけだが、それにしても遠慮が無いな。
枢機卿は笑みを消し、深刻な面持ちで頭を抱えながらうつむいた。しかしやがて意を決した面持ちでミカエラを見据えてきた。自然とミカエラも顔を引き締めて枢機卿を見つめる。
「勇者イレーネの資料館に行ったそうですな」
「ええ。賑わっていましたよ。我が騎士がケチだったのでおみやげは買えませんでしたけれど」
「はは、気に入ったのがあったなら後で準備させましょう。そこを含めて勇者イレーネの偉業はこう記録されていますね。勇者は魔王を討ち滅ぼした、と」
「ええ。人々に平和が戻ったのが何よりの証じゃあありませんか」
「いえ、事実は違います。勇者は魔王を倒しておりません」
「え?」
一瞬、沈黙が辺りを支配した。
それほど枢機卿の語ったことは衝撃的だった。
「勇者イレーネは魔王を倒せなかったのです」
「倒せなかったなら世界は滅んでいたはずですよね。どうなったんですか?」
「勇者は魔王を封印することで平和を取り戻したのです。人柱になることで」
なんてこったい。
これ、聞きたくなかったなぁ。
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