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プロローグ 「自助努力には限界があります」
第二十七話 「遊園地デート」
悠翔が改札の中で待っているのだから、たぶんこれから電車に乗ってどこかに行こうという算段なのだろう。
待たせるのも悪いなと思って、俺は小走りで悠翔の方へと駆け寄る。
「お待たせしましたっ。すみません、待たせちゃったみたいで…」
「大丈夫。大して待ってないから」
軽く息を弾ませて、俺はそう言ってからニッコリと微笑む悠翔を見て思う。
こいつは、確かにチャラいがイケメンであることには変わりない。恐らく女にもモテるはずで、そっちの方面には困らなさそうなのに、と。
すると、悠翔はゴソゴソとカバンの中から、
「ナイトパス買っておいたから、今から行こうよ!」と、プリントアウトしたチケットを二枚取り出す。
それは学生にとっては、はっきり言って安くはないものだ。俺にそんな価値があるとも思えないが、せっかく用意してくれたのだから付き合おう。
それにしても、なるほど。遊園地か。
最後に行ったのはいつの頃だったか――。
幼き日の記憶がよみがえる。もう遥か昔に過ぎ去った、楽しかった頃の子供時代の思い出だ。
あの頃は両親も揃っていたし、俺もそれなりに幸せだったのかもな。
できるのであれば、あの頃に戻りたい。そしてつらい思いをしていた、優しかったあの頃の母親を助けてやりたい。
そう思うと今のようなわけも分からず、何もできず、誰にも助けを求められない境遇に置かれてしまった事に思わず目頭が熱くなる。
「えっ? 結衣ちゃん?」
恐らく、いい年こいて傷心で泣きそうな顔をしていたのだろう。悠翔が心配そうに、こちらの顔を覗き込んでくる。
ははは…。うーん。困ったな。これは、どうやって誤魔化すか。どうでもいいけど、俺の涙腺こんなに弱かったっけ?
取りあえず、当たり障りのないことを言っておかねば。
「あ、大丈夫です。嬉しかっただけですから…」
それが俺の、やっとの事で捻りだした一言だった。
不自然じゃなかったかなと俺が気にしていると、悠翔は安心したように微笑み、そして軽くこちらの手を握ってくる。
一瞬、男に手を握られるってどうなんだよと思ったが、その手の温もりは不安でささくれた、今の俺の心にとっては幾分かの癒しになった。
これも俺の心が女に近づいているという証左なのだろう。そして手を引かれながら改めて俺は思う。
きっとこいつは俺に彼女になって欲しいんだな、と――。
だがそれは可哀そうではあるが、所詮は絶対に叶わぬ「まがい物」の恋だ。
はっきり言って俺は男と付き合う気はないし、もし付き合ったとしても仮に悠翔が本当の事を知れば失恋することは確定している。
俺の身体が抱えている問題は、単純な性別の話だけではないのだ。
そして多分今の俺の姿は仮初めに過ぎない。簡単に得たものだからいつ消えて無くなっても、明日死んでも、なんの不思議もないものなのだと思う。
そんな不確実で曖昧なものでは、結局は周りを傷つけるだけであって誰も救うことはできまい。
ましてや、俺は元々そんなに出来た人間でもない――。
そのまま手を引かれるようにして、俺たちはホームへと上がる。
すると季節がら少しだけ冷たくなった吹き抜ける様な風に、俺は思わず身を竦める。昼間は温かいが、さすがに夕方になるとこの時期は気温が下がる。
(今日買ったコートをさっそく羽織ってくるべきだったなぁ…)
後悔先に立たずってやつだな。皮下脂肪が無くなると本当に寒いんだな。
それともこの身体って冷え性なのか? まぁ今更言っても仕方がない。寒いのは何とか我慢しよう…。
すると悠翔が、こちらの震える様子に気付き、
「結衣ちゃん。もしかして、寒いの?」と、気を使って声をかけてくる。
「え、あー、はい。ちょっとだけ…」
悠翔が何も言わず、自分の着ていたカーディガンを脱いで着させてくれる。
本当にできた男だ。現在進行形で死にかけている、どこかのおデブさんとは大違いだな。
「あ、でも。それじゃ悠翔さんが…」
「初めて、名前で呼んでくれたね」
悠翔はこちらの言葉を遮るようにそう言うと、本当に嬉しそうに破顔する。
そう言えば、名前で呼ぶのは初めてだったか。確かに秋彦に対しては名前で呼んでいたけど、悠翔に対してはなかったかもな。
でもそんな事くらいで素直に喜んでくれるなんて思うと、何だか照れ臭いと言うか、どうにもむず痒い感じだ。
ホームに滑り込んできた電車に乗って、目的地の遊園地へと向かう。
街を見ても今はハロウィンのキャンペーン中で関連の出し物も多く、遊園地であれば尚更イベント的にも盛り上がっているはずだ。
今までカネも無く、友達もなく、無駄にオッサンになってしまった俺には、全く縁のない場所だと思っていた。
だがこの期に及んで、俺が女として男に連れられて行くことになるとは、人生とは本当に何がるか分からないものだ。まぁ俺の例はかなり特殊だけどね。
そして遊園地につくと、そこは一面カボチャの国だった…ってどんだけカボチャが好きなんだよ、これ。
しかも仮装したゲストもいたりして、本当にちょっとしたお祭り騒ぎになっていた。そして、あたりを見渡せば周りは幸せそうなカップルだらけ。
仮に男の俺が一人で乗り込んだのなら、確実に不審者扱いレベルだ。通報されるまである。そしてこれは、一歩進むごとに確実にエナジードレインだな。
「リゾートライン、乗るよ」
「あ、はい」
この先の遊園地は大人向けに海をイメージしたエリアがあって、どうやら今回はそっちに行くようだった。
俺も可愛い女の子と一度は遊園地に行ってみたかったなぁ。まあ、死んでも絶対にありえないと断言できるけどな。
園内に入ってからその後は、いくつかのアトラクションや乗り物に乗る。
そして併設されたレストランでちょっとしたディナーを食べて、それからショーを見てと、いや本当に楽しかったよ。いえ。楽しませて頂きました。
「今日は楽しんでもらえたかな」
と、悠翔が柔らかな笑顔で話しかけてくる。
「はい。なんか…有難うございました」
「良かった。花火があがるまで時間あるし、ちょっとだけお店いいかな?」
それから併設のショップに入ったのだけど、店内もいたるところが何だかキラキラしてて、ホントに別世界だよな。恐るべし夢の国。
それでそこで俺が、色んな物が売ってるなーとのほほんと感心して見ていると、
「これ、記念に買おうか」と、突然、横から悠翔に話しかけられる。
「え……でも」
掲げられた悠翔のその手には、小さな星形リングのトップの付いた銀色のネックレスが綺麗に輝いていた。
いやいやいや。今まで全部おごってもらってるのにさらに何か買ってもらうなんて、さすがにそれは厚かましいだろ。
「――結衣ちゃんに付けて欲しいんだ。駄目かな?」
懇願するような悠翔の表情を見て、断り切れず思わず頷いてしまう。ほんとにダメダメだなと自分でも思ってしまう。
俺ってこういうのに耐性がないんだよな。誰かに虐げられることはあっても、他人に優しくされるなんてことは今までなかったからなぁ。
待たせるのも悪いなと思って、俺は小走りで悠翔の方へと駆け寄る。
「お待たせしましたっ。すみません、待たせちゃったみたいで…」
「大丈夫。大して待ってないから」
軽く息を弾ませて、俺はそう言ってからニッコリと微笑む悠翔を見て思う。
こいつは、確かにチャラいがイケメンであることには変わりない。恐らく女にもモテるはずで、そっちの方面には困らなさそうなのに、と。
すると、悠翔はゴソゴソとカバンの中から、
「ナイトパス買っておいたから、今から行こうよ!」と、プリントアウトしたチケットを二枚取り出す。
それは学生にとっては、はっきり言って安くはないものだ。俺にそんな価値があるとも思えないが、せっかく用意してくれたのだから付き合おう。
それにしても、なるほど。遊園地か。
最後に行ったのはいつの頃だったか――。
幼き日の記憶がよみがえる。もう遥か昔に過ぎ去った、楽しかった頃の子供時代の思い出だ。
あの頃は両親も揃っていたし、俺もそれなりに幸せだったのかもな。
できるのであれば、あの頃に戻りたい。そしてつらい思いをしていた、優しかったあの頃の母親を助けてやりたい。
そう思うと今のようなわけも分からず、何もできず、誰にも助けを求められない境遇に置かれてしまった事に思わず目頭が熱くなる。
「えっ? 結衣ちゃん?」
恐らく、いい年こいて傷心で泣きそうな顔をしていたのだろう。悠翔が心配そうに、こちらの顔を覗き込んでくる。
ははは…。うーん。困ったな。これは、どうやって誤魔化すか。どうでもいいけど、俺の涙腺こんなに弱かったっけ?
取りあえず、当たり障りのないことを言っておかねば。
「あ、大丈夫です。嬉しかっただけですから…」
それが俺の、やっとの事で捻りだした一言だった。
不自然じゃなかったかなと俺が気にしていると、悠翔は安心したように微笑み、そして軽くこちらの手を握ってくる。
一瞬、男に手を握られるってどうなんだよと思ったが、その手の温もりは不安でささくれた、今の俺の心にとっては幾分かの癒しになった。
これも俺の心が女に近づいているという証左なのだろう。そして手を引かれながら改めて俺は思う。
きっとこいつは俺に彼女になって欲しいんだな、と――。
だがそれは可哀そうではあるが、所詮は絶対に叶わぬ「まがい物」の恋だ。
はっきり言って俺は男と付き合う気はないし、もし付き合ったとしても仮に悠翔が本当の事を知れば失恋することは確定している。
俺の身体が抱えている問題は、単純な性別の話だけではないのだ。
そして多分今の俺の姿は仮初めに過ぎない。簡単に得たものだからいつ消えて無くなっても、明日死んでも、なんの不思議もないものなのだと思う。
そんな不確実で曖昧なものでは、結局は周りを傷つけるだけであって誰も救うことはできまい。
ましてや、俺は元々そんなに出来た人間でもない――。
そのまま手を引かれるようにして、俺たちはホームへと上がる。
すると季節がら少しだけ冷たくなった吹き抜ける様な風に、俺は思わず身を竦める。昼間は温かいが、さすがに夕方になるとこの時期は気温が下がる。
(今日買ったコートをさっそく羽織ってくるべきだったなぁ…)
後悔先に立たずってやつだな。皮下脂肪が無くなると本当に寒いんだな。
それともこの身体って冷え性なのか? まぁ今更言っても仕方がない。寒いのは何とか我慢しよう…。
すると悠翔が、こちらの震える様子に気付き、
「結衣ちゃん。もしかして、寒いの?」と、気を使って声をかけてくる。
「え、あー、はい。ちょっとだけ…」
悠翔が何も言わず、自分の着ていたカーディガンを脱いで着させてくれる。
本当にできた男だ。現在進行形で死にかけている、どこかのおデブさんとは大違いだな。
「あ、でも。それじゃ悠翔さんが…」
「初めて、名前で呼んでくれたね」
悠翔はこちらの言葉を遮るようにそう言うと、本当に嬉しそうに破顔する。
そう言えば、名前で呼ぶのは初めてだったか。確かに秋彦に対しては名前で呼んでいたけど、悠翔に対してはなかったかもな。
でもそんな事くらいで素直に喜んでくれるなんて思うと、何だか照れ臭いと言うか、どうにもむず痒い感じだ。
ホームに滑り込んできた電車に乗って、目的地の遊園地へと向かう。
街を見ても今はハロウィンのキャンペーン中で関連の出し物も多く、遊園地であれば尚更イベント的にも盛り上がっているはずだ。
今までカネも無く、友達もなく、無駄にオッサンになってしまった俺には、全く縁のない場所だと思っていた。
だがこの期に及んで、俺が女として男に連れられて行くことになるとは、人生とは本当に何がるか分からないものだ。まぁ俺の例はかなり特殊だけどね。
そして遊園地につくと、そこは一面カボチャの国だった…ってどんだけカボチャが好きなんだよ、これ。
しかも仮装したゲストもいたりして、本当にちょっとしたお祭り騒ぎになっていた。そして、あたりを見渡せば周りは幸せそうなカップルだらけ。
仮に男の俺が一人で乗り込んだのなら、確実に不審者扱いレベルだ。通報されるまである。そしてこれは、一歩進むごとに確実にエナジードレインだな。
「リゾートライン、乗るよ」
「あ、はい」
この先の遊園地は大人向けに海をイメージしたエリアがあって、どうやら今回はそっちに行くようだった。
俺も可愛い女の子と一度は遊園地に行ってみたかったなぁ。まあ、死んでも絶対にありえないと断言できるけどな。
園内に入ってからその後は、いくつかのアトラクションや乗り物に乗る。
そして併設されたレストランでちょっとしたディナーを食べて、それからショーを見てと、いや本当に楽しかったよ。いえ。楽しませて頂きました。
「今日は楽しんでもらえたかな」
と、悠翔が柔らかな笑顔で話しかけてくる。
「はい。なんか…有難うございました」
「良かった。花火があがるまで時間あるし、ちょっとだけお店いいかな?」
それから併設のショップに入ったのだけど、店内もいたるところが何だかキラキラしてて、ホントに別世界だよな。恐るべし夢の国。
それでそこで俺が、色んな物が売ってるなーとのほほんと感心して見ていると、
「これ、記念に買おうか」と、突然、横から悠翔に話しかけられる。
「え……でも」
掲げられた悠翔のその手には、小さな星形リングのトップの付いた銀色のネックレスが綺麗に輝いていた。
いやいやいや。今まで全部おごってもらってるのにさらに何か買ってもらうなんて、さすがにそれは厚かましいだろ。
「――結衣ちゃんに付けて欲しいんだ。駄目かな?」
懇願するような悠翔の表情を見て、断り切れず思わず頷いてしまう。ほんとにダメダメだなと自分でも思ってしまう。
俺ってこういうのに耐性がないんだよな。誰かに虐げられることはあっても、他人に優しくされるなんてことは今までなかったからなぁ。
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