異世界転移して5分で帰らされた帰宅部 帰宅魔法で現世と異世界を行ったり来たり

細波みずき

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25話 ダンジョン潜入

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 ダンジョンへはクロック、バン、カティそして俺の4人パーティで挑む。

「我が軍に有益なアイテムを持ち帰れよ。後死ぬなよお前ら。」
ファースさんがそういうと、白い猫車がだるそうに動き出す。
兵士が一人、猫車を操縦する。

手を振るファースさんがみるみる小さくなっていく。
あっという間に街の外の田畑へ、そしてそれも見えなくなり森に坂道、山を越え
ダンジョンのある街にたどり着く。

「じゃ俺は街にいるからダンジョンへ行ってこい新米ども。ダンジョンから戻ったら街の東宿へ来い」

そういって街の中に白い猫車と消えていった。


街はいろんな屋台や土産屋で賑わっていた。
「さ、ダンジョン名物まんじゅう!うまいよ!」
「ダンジョンの地図、地下3階まで!安全第一だよー!」
「ダンジョンペナントいかがー」

街の住人たちはズージェリアの住人と比べてもさらに種族が多い。
人、鳥人間、トカゲ人間にゴブリンみたいのもいる。

「ゴブリンって普通にしゃべるんだな。」
「おいおいそんなの聞かれたらまずいぜ。赤羽、お前」
「ゴブリンは半分魔物とかって扱い受けてるからな。
喋れるゴブリンは人、知性の低い喋れないゴブリンは魔物。
そういうのが一応共通ルールなんだが。
喋れるゴブリンから喋れないゴブリンが生まれたりして結構その辺複雑なんだよ。
気をつけろよアカ?」
「わたし、ゴブリンの人ってちょっと怖いです」
「粗暴だからなーやつら」

そんな会話をしながらダンジョンへ。
クロックとバンはいつのまにかまんじゅうを食ってた。

「金はつかうためにあるのよ、なあバン」
「俺は給料も高速で消え去る男、だがダンジョンという金山にいまから行くんだぜ?」

ダンジョン入り口にも受付嬢がいた。

「はい、いらっしゃい!あれ?クロックさんたち!お久しぶりです!
新入りさんがいるんですね!初心者用説明しますか?」

「ズージー!!元気かよキイちゃん!!
こいつは赤羽。こっちはダンジョン娘の鬼娘キイちゃんだ。
いや一通り国で学んできたんだ。早速潜入するぞ!」

「初めまして!キイでーす!赤羽ちゃんですね?仲良くしてね?

なるほど軍に入ったんですねー。
クロックさんたちなんで兵士装備?と思いましたよ。バンさんも立派に働くようになって。うるうる。
あ、カメちゃん今日もカワイイー!魔力上がったねー!

はい、じゃあダンジョン情報だけ説明しますね!
いま入っているのは6組ですね。
最初に入ってるパーティーが人間のパーティで5人組。
これが2週間前から入ってるのでもう死んでるかもですね。
死体あったらプレートだけ回収お願いします。
あとは2日前、昨日からなのでまあ早ければ地下10階くらいまでは潜ってるかなって感じです。

あとは地下鉱脈品が街で不足してるので
岩系モンスターで素材に出来るモノがあったら高値で売買されますので
オススメですよ!
あとはーー、冒険者クエストで迷子の猫ちゃんですね。
猫車で入っていったまだら模様の猫ちゃんが行方不明です。
救出でなんと100万ズージェですね。
救出したら報告を。
捕獲につながる目撃情報にも多額の報酬ありです!


以上になります。ではではいってらっしゃい!!」


俺たちはダンジョンの入り口の金網の扉をあけた。

遊園地のお化け屋敷に入るみたいだな。と感じたが伝わらないだろうからいうのをやめた。

金網の扉の先で、さらにダンジョンの大扉を開く。

いよいよ初めてのダンジョン潜入が始まる!





「キイちゃんキイちゃん、大けがして戻ってきた冒険者が目を覚ましたってさ。
で、アリ型モンスターが大量発生してるとさ。」

「アリ型?あれは群れるから基本大量発生だよね?」

「いや特異個体で知能に優れる個体が指揮しているような傾向があったらしいさ。」

「うわクロックさんたち入れちゃったよ。
まあベテランだから大丈夫よね。」

「えーズージェのペリーさんが言ってたんだけどさ
クロックさんLV20でバンさんがLV15らしいですさ?」

「うわ。知らなかった。クロックさん態度大きいからてっきりめちゃ強いのかと。
バンさんもいつも誇らしげに出ていくし。
わたしよりLV低いのかー」

「そうなんですさ?見た目じゃわからないですさ!」

「ササちゃんより低いかもねー」

「ササはLV測った事ないですさ」

「基本鑑定魔石って国に1個あるかないかだからねー」

笹を食べながら新人パンダ嬢のササは
今日もおしゃべり。
鬼人嬢キイはダンジョン受付をするとともに
今日もダンジョンまんじゅうを頬張る。


そしてズージェリアペリカン嬢、ペリーピーチの個人情報保護は非常にあまいのであった。

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