欲望のままに

姫川 林檎

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夢の入口 3

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洗濯物を畳んでいると秋政お兄ちゃんが降りて来て手伝ってくれた。
時間的にも丁度おやつの時間なので貰い物のお菓子でお茶にする。すると父さん達から立て続けに遅くなると連絡が入った、どうやら秋政お兄ちゃんにも入った様だ。

「なっちゃん、伯父さん達っていつも遅いの?」

「今は特に忙しいみたいでてっぺんを超える事あるんです。2人共自分が率先して動いちゃうから帰るのが1番最後になるみたいで、部下は遅くなると帰す癖に自分はキリのいい所までしちゃうから。メールの感じだと今日もそうなりそう・・・。」

「そっかぁ、じゃあなっちゃんはいつも1人でお留守番してたの?」

「ふふふ。お留守番ってふふふ。僕はもう高校生ですよ。家事も僕がしてるし何も心配ないですよ?」

「これからは俺がなるべく夜は居る様にするから!」

やっぱり秋政お兄ちゃんは僕の事‟女の子”と思っているみたい、いつどうやって誤解を解いたらいいかな?あまりショックを与えたくないし嫌われたくもないし・・・難しいなぁ。

「ふふふ。有難う御座います。けど、大学が始まったら学業を優先してくださいね。」

大学始まったら一緒に居る時間が減っちゃうなぁ。


秋政お兄ちゃんの眠りが深い事を良い事に僕は毎晩をする様になった。少しは上手くなった様な気がする♪秋政お兄ちゃんも嫌がらず答えてくれるので止められない。

僕は上機嫌、だけど秋政お兄ちゃんは日に日に目を合わせてはくれなくなった。


今日は秋政お兄ちゃんと2人で買い物に行く。最初車の運転に慣れていない秋政お兄ちゃんは渋ったが僕が重い物も自転車で買いに行っていると知ると了承してくれた。車デートと思っていたら不安なので後ろに乗って欲しいと言われてしまった、無理強いをするつもりはないし慣れたら助手席に乗せてくれると約束したので今日は我慢。

僕のナビで何とか到着すると慣れない車で慣れない運転に緊張してたのかガチガチで体が強張っているので先ずは休憩。珈琲を飲んで少しは落ち着いたみたいで良かった。

いざ!買い物です。

必要な物を順次買って行く。お弁当を作る事になったのでお弁当箱も買うが流石大学生、工事現場とかで働いている人達が持っている味噌汁も持って行けるタイプの1番大きいのを選んだ。僕は問題だいだけど父さんや兄さんのお弁当は大きいと思っていたが小さく見える。

お茶碗は1番大きいのを選んだ僕から見れば立派な丼ぶりだ。お箸は少し太めが好みらしい、次はマグカップを探す。秋政お兄ちゃんはシンプルな深緑色のを選んだやはり派手なのよりシンプルな方が好みの様だ、棚を見ると色違いが幾つかあって中に綺麗な青色したのがあった。僕は秋政お兄ちゃんが見てない間にカゴに入れた。

色々見てレジに向かう。車で来たのでつい買い過ぎてしまった、秋政お兄ちゃんと話をしながら会計をしていると僕が色違いで買ったマグカップがバレてしまったが嫌な顔をしないでくれた。秋政お兄ちゃんは深く聞いて来なかったがその日の夕飯の時の父さんの顔は全力で楽しんでいた、言いたい事があれば言えばいいのにニヤニヤしているのがムカつく!!

秋政お兄ちゃんは言い訳をしないで一寸照れてるだけなのが嬉しかった。



「んっ・・・ふぁん。」

少しは上手くなった様な気がする。秋政お兄ちゃんの舌使いがヤバイキスだけでイけそう・・・。もう1回・・横に座ってキスをしていたがもっと体に触れたくて思わず上に乗ってキスをする。まるで恋人同士みたいな感じがする・・・体が完全に上に乗ると足に硬い物が当たった。そこを見ると秋政お兄ちゃんの体が反応していた・・・

いけないと思いながらも見てみたい衝動に駆られ思わずズボンをずらしてしまった。この時僕は起きたらどうしようとか全く考えていなかった、只々僕とのキスに反応してくれた事が嬉しくて毎晩の様に想像していた物を見てみたくて、深く考えず行動していた。

それは僕が想像していた物より大きくそして長かった。
これで奥まで突かれたらと思うとお尻がうずいてしまう。僕は吸い込まれる様にそれにキスをして舐めた、アイスが溶けてしまうかの様に全体を舐め先を吸い奥まで入れたかったが大き過ぎて入らない、だから全体を満遍なく舐めたやり方なんて知らない只必死に舐めて先から溢れる物を吸った。すると微かなうめき声の後口の中に熱い物が解き放たれた。

一生懸命に飲もうとしたが量が多過ぎて飲めず手で受けとめるのがやっとだった。
手と口をティッシュで拭いてそこを見ると出したにも関らず未だ上を向いている。拙い僕のやり方でも気持ち良くなってくれたなのだろうか?このままでは辛いだろうからと僕は誰かに言い訳をしてもう1度咥えた。口と鼻に秋政お兄ちゃんの匂いを味わいながらその時を待った。

僕はパジャマは咥えながら何度もイッタのでとっくにグチョグチョである。もう1度お風呂に入って着替えてから寝様としたが、興奮してなかなか寝付けなかった。

この日から‟おやすみの挨拶”はグレードアップしたのは言うまでもない。


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