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159 鉄砲玉

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トテテは近い内に持って来て貰えるかも知れない。楽しみだ♪

トテテ売りを後にして時間があるゲイルさんを連れて市場を見学。ゲイルさんに説明を聞きながら見て回る、専門家が居ると解り易くて助かります。幾つかの野菜はクッション材を使えば運べる様になるかもと言っていたので期待して待つ事にする。

休憩の為中央の噴水広場へ向かうとそこで男性が女性に対して腕を掴んで叫んでいる。

「てぇめは俺の言う事を聞いてればいいだ!!」
「嫌よ!何で私があなたの言う事を聞かなきゃいけないのよ!!」
「いいから来い!!っっっ!!痛てぇ!何だてめぇ!手を離しやがれ!!」

「「「ルネ!!」」様!!」

気が付けば俺は相手の男性の左手首を捻っていた。
怒った相手が腕に力を入れて振り払おうとするので‟小手返し”手首を捻って投げて抑え込む。っと言っても体格差があるので柔道の様な寝技ではなので、お尻を踏んづけて更に手首を捻るだけ肩関節から捻れてるので意外と動けなかったりする。ましてや初めて食らえば何が起きているのか判らないので余計に動けなかったりする、慣れると彼等の様に力があれば空いてる腕で無理やり起き上がって俺を持ち上げる事も力技で出来ちゃうかも知れない。まぁ、関節は痛めるだろうけど。

「こまる。ダメ!」

「てめぇには関係ねぇだろうが!!イテ!」

「ルネ!何やってるんだ!・・・お前がやったのか?」
「ジーク様!警邏隊の方がいらっしゃいました。」

「セバスティアンさんすませいん助かりました。」

「どうしました?これは?」

「あの!私が困っていたら彼女が助けてくれて!」

「詳しく聞かせてくれますか?すいませんが離して頂けますか、そいつを抑えとけ。」

お巡りさんみたいな人達が来て彼を捕らえた。
直ぐに来たという事は巡回でもしてたのかな?ひょっとして俺余計な事した?


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