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46 1日の終わり

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俺の年齢に皆が驚いていたが、つまり俺が小さくて子供だと思っていたらしい。多分そんな事を言っていたんだと思う。解らなくても馬鹿にされれば判る。ふん。

俺は早めに食事を終わらせ、朝食の準備をする。サラダはお酢も卵もないから浅漬けする。
野菜を切りボールに入れて軽く塩をまぶして混ぜる、それを空いてる寸胴に入れてその上に一回り小さいボールを入れる、そこに昼間見付けて洗っておいた石を入れ重しにする。鍋に蓋をして冷蔵庫に入れてもらう。俺には持てなかった・・・。

スープは夕食同様に屑を洗い煮る。煮込み終わったら野菜を取り出し終了。
仕上げは明日すればいい。


シュートーに部屋まで送ってもらい、本日の探検は終了。

部屋でアルが待っていた。
アルは子供と思っていた事を謝ってくれた。別にアルが謝る事ではないから大丈夫と伝えた、俺が逆の立場ならやっぱりこれだけ身長差があって、童顔なら余計にそう思うだろうし仕方ない。女の子に間違えられた事はあっても流石に子供に間違えられた事はなかったのに・・・。海外に居た時は本当の子供だったしね。

その後はいつもの様に勉強タイム。
今日覚えた厨房での単語のおさらいとそれらを使った会話。‟お皿を取って”とか‟持って行く”とか他にも使えそうなのを覚えた。単語練習はこまめにしないと忘れそうになるから最後に書き取りをして終わり。

今日は久し振りに走ったり対戦して疲れたみたいだ。アルも心配してるからもう終わりにしてお風呂入って寝よう。流石に1週間以上毎日一緒に入っていると慣れて来て、抵抗なくアルに寄り掛かって浸かる。これに慣れていいのだろうか?

疲れた俺はベットに入った途端に眠ってしまった。

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