むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス

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4話 真面目家庭教師と、休憩中の誘惑

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橘玲奈に振り回された一日を終え、俺はぐったりしたまま屋敷の玄関に足を踏み入れた。
 広々としたホールには、いつものように桐生沙耶香さんが待っている。
 濃紺のメイド服に金髪が映え、俺を見つけると深々とお辞儀をした。

「お帰りなさいませ、坊ちゃま。本日はご家庭教師の篠原美優さまがお待ちです」

「……今日だったか」
「はい。勉強部屋にてお待ちでございます。……少しお疲れのご様子ですね」
「ま、まあ……大丈夫」

 沙耶香さんに導かれて廊下を歩く。
 橘のことを思い出すと、まだ心臓が落ち着かない。
 でもその動悸は、これから別の意味で加速していくことを、俺はまだ知らなかった。

 勉強部屋の扉を開けると、机に座る一人の女性が目に入った。

「こんばんは、朝倉くん。今日は二次関数と確率を中心にやっていきましょう」

 篠原美優。大学三年生の家庭教師だ。
 黒髪をすっきりとまとめ、眼鏡をかけたその姿は知的で落ち着いている。
 シンプルなカーディガンとブラウスなのに、胸の膨らみをまったく隠せていない。
 Iカップ――とんでもないサイズを誇るその胸は、視界の端に入るだけで意識してしまう。

(……やばい。今日も集中できる気がしない……)

 俺は深呼吸をして机に向かい合った。

「では、まずはこの問題から」

 美優さんが差し出したのは、二次関数のグラフの最大値と最小値を求める問題だった。
 俺は鉛筆を走らせる。途中計算はまあまあ順調。
 だけど――横から覗き込んでくる美優さんの距離が近すぎる。

 ぷにゅ。

(……っ! ちょっ……今、当たってる!?)

 ブラウス越しに伝わる柔らかさ。
 しかも美優さんは真剣に説明しているから、本人に全く自覚がない。

「そうですね、その式を平方完成して……」
「は、はいっ!」

 声が裏返るのを必死に抑えつつ、ノートに式を書き進めた。
 答えを出すと、美優さんはにっこりと笑った。

「正解です。とても丁寧に解けましたね」

 そう言って、ぽん、と俺の頭に手が乗った。

「……え」
「あ……ごめんなさい!」

 慌てて手を引っ込める美優さん。
 頬をほんのり染めて、気まずそうに笑った。

「弟がいるんです。小さい頃からよく勉強を見てあげてて……つい癖で」
「そ、そうなんですか……」

 頭を撫でられるなんて、子ども扱いされてるのに……変な意味でドキドキしてしまう。

(やば……胸の存在感と相まって、余計に変な気分に……!)

 その後も問題は続いた。
 確率の問題では、美優さんがペンを落としてしまう。

「あっ……」

 床に転がったペンを同時に拾おうとして――手が重なった。
 指先が触れ合い、美優さんと目が合う。

「っ……す、すみません!」
「い、いえ、こちらこそ!」

 二人同時に顔を赤くし、慌てて手を引っ込める。
 沈黙が流れ、心臓の音がやけに大きく響いた。

 勉強開始から一時間。
 頭に入ったのは数式よりも、美優さんの胸と匂いと、指先の感触ばかりだった。

「少し休憩にしましょうか」
「……は、はい」

 美優さんがメガネを外し、肩の力を抜いた瞬間――部屋の扉がノックされた。

「失礼いたします。休憩のお時間かと存じますので」

 入ってきたのは沙耶香さん。
 銀盆に湯呑と和菓子を載せ、にこやかに歩み寄ってきた。
 その胸の迫力もまた常識外れで、俺の視線は自然と上下にさまよってしまう。

「お二人とも、お疲れさまでございます。どうぞ甘いもので一息ついてください」
「ありがとうございます、桐生さん」
「いつもすみません……」

 机に並んだ湯呑。湯気が立ち上り、ふわりと抹茶の香りが漂う。
 美優さんはにこやかに礼を言い、沙耶香さんは俺の顔をちらりと見た。

「……坊ちゃま。顔が赤いように見えますが?」
「なっ……なってない!」
「まあ。きっと勉強に熱が入っているのですね」

 意味深に笑う沙耶香さん。
 美優さんは「朝倉くん、無理してない?」と心配そうに覗き込んでくる。

 二人の爆乳に挟まれて――俺の理性は限界寸前だった。


休憩を終え、再び机に向かう。
 美優さんは眼鏡をかけ直し、きりっとした顔つきになった。

「次は図形の問題にしましょうか。三角形の面積を余弦定理で……」

 真面目に説明する声に耳を傾けようとするけど、どうしても距離が近すぎて落ち着かない。
 胸が、視界に入る。
 谷間が、ノートの上に影を落とす。

(あーもう……頼むから少し距離を――)

 カタリ、と音がした。
 俺のペンが、机の端から転がって――よりにもよって、美優さんの胸元へ。

「えっ……」
「えっ……」

 二人同時に固まった。
 Iカップの胸の谷間に、俺のシャープペンがすっぽり挟まっている。

(……お、俺のペン……っ!)

 頭が真っ白になり、視線を逸らすこともできない。
 美優さんの頬がみるみる赤くなっていく。

「ちょっ……と、とりますね……!」

 慌てて胸元に手を入れ、ペンをつまみ上げる美優さん。
 だがその仕草が逆にいやらしく見えてしまって――俺は思わず顔を覆った。

「っ……ご、ごめんなさい! 私、うっかり……!」
「い、いやっ! 俺が落としたんだから……!」

 互いに弁解を重ねるほど、空気は余計に気まずくなる。

 そこに、ノックの音。
 タイミング良すぎる沙耶香さんが、再びお盆を持って現れた。

「お勉強は捗っておりますか?」
「っ……!」
「坊ちゃま。随分とお顔が赤いようですが……。もしかして熱でも?」

 意味ありげに視線を胸元へ。
 まるで一部始終を見透かしているかのような笑み。

「な、なにもっ! なにもないから!」
「ふふ……そうでございますか。では、お茶をどうぞ」

 沙耶香さんは柔らかな笑みを浮かべながら、湯呑を差し出した。
 その笑顔が一番怖い――俺は心の中でそう叫んでいた。

 勉強が終わり、美優さんは玄関で「今日はありがとうございました」と丁寧に頭を下げた。
 俺は赤い顔のまま見送るしかなかった。
 ドアが閉まると同時に、後ろから沙耶香さんの声がした。

「……坊ちゃま。今夜はきっと、いい夢が見られますね」

(やめてくれーーーー!!)

 俺の悲鳴は、屋敷の天井に吸い込まれていった。
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