五仕旗 Media=II Generation

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§1 PARSKR II編

#9 型破りな勝利 Part3

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「これで全ての国を制覇した」

「ボイロヴン。
その…今回は、助かったよ。
ありがとな」

ボイロヴンは黙って類清を見ている。

「何だよ。何見てんだよ」

「面倒なことに俺を巻き込むな」

そう言って消える。

「何だあいつ!
自分も結構楽しんでたじゃねぇか!」

「後は瞳彩アイリスを倒すだけか…」

瞳彩アイリスの声がする。

「よぉ!
お前ら遂にやったな!
4つの国の王を倒したご褒美に、これから俺が相手をしてやるよ!」

「何がご褒美だ! ふざけるな!」

「エントランスで待ってるぞ!」

「エントランスだと!
今から歩いてそこまで行けというのか。
何ヶ月かかると思っている!」

「安心しろ」

翼のあるモンスターが3体、こちらに向かって飛んできた。

「こいつらに乗ってこい」

その時、皆の背後から声がした。

「と、その前に!」

翼のあるモンスターに乗り、上空からフォーカスがやってくる。

「あっ! お前!
この前はよくも!」

「それはこっちのセリフだ!
瞳彩アイリス様の邪魔をするな!」

「やはり彼は、瞳彩アイリスの手下だったか」

瞳彩アイリスもフォーカスの登場は意外だった。

「(あの野郎、いつの間に!
余計なことしやがって!)」

「流導類清!
もう一度、僕と勝負だ!」

「待って!」

そう言って入ってきたのは風潤だった。

「あなたの相手は私が引き受ける」

「風潤」

「何でお前なんか!
僕は類清と勝負するって言ってるだろ!」

「私に勝てなきゃ類清にも勝てないよ、きっと。
私より類清の方が強いもん。悔しいけど。
二人はこれから瞳彩アイリスと戦う。
あなたの信じる瞳彩アイリスは類清に負けちゃうんだ?」

瞳彩アイリス様があんな奴に負けるわけないだろ!」

「だったら問題ないじゃん。
下っぱ同士で決着つけようよ」

「下っぱだと!
今のは頭に来たぞ!
僕と君じゃ下っぱのランクが違うことを思い知らせてやる!」

「そういうことだから、みんな行って」

「類清、行くぞ」

「ああ」

「(類清と青充君、二人の実力ならきっと…。
二人の力…。
そうだ!)」

風潤は閃き、デッキからカードを取り出す。

「類清!」

風潤はカードを投げ渡した。

「えっ! これ! お前、大丈夫なのか?」

「大丈夫。ダメだったら渡さないから。
役に立つと思うから使って」

「ああ。
風潤、頼むぞ」

「任せて」

アブゼリードはカードに戻り、類清と青充は空に向かって飛んで行った。

「ごめんね。お待たせ」

「ホント、時間かかりすぎ」

「私を倒して、類清を倒して、それから青充君まで倒せたら、瞳彩アイリスも褒めてくれるんじゃない?」

「本当かい?
って、あいつらは瞳彩アイリス様が倒すんだよ!」

「そうだったっけ。
起動聳スターターカク、オン!」

システムが起動する。

「五仕旗…」

Media=II Generationメディア・ジェネレーション!」

続く…
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