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ストライクザブラッドビーーム!
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今日は俺の運命を決める大会だ。
勇者になるための大会。
予選を勝ち抜き、1000人以上もの戦士達が参加する大会。
この日をどれだけ待ち望んだことか。
控え室では、ほとんどの人が自分の武器の手入れをしていた。
そんな中、俺は朝家を出る時に妹に言われた言葉を思い出しモチベーションを上げていた。
『お兄ちゃん、試合頑張ってね』
……俺は、俺はこの言葉を糧に勇者になる!!!
そして、可愛い妹にもう一度
『お兄ちゃん大好き』(記憶改善)
って言って貰うんだ!!
・・・・・・・・・
なんだよ。そこのお前、何か言いたいことでもあるのか。お前だよお前!この小説を読んでいるお前だ!
何?お前はシスコンなのかって?
俺は別にシスコンではないぞ!
ただ、妹が妹として好きなだけだ。
あの純粋な瞳、透き通った肌、サラサラの銀色に光る髪・・・
(1時間後)
はっ!!!
しまった!!
妹の好きな所を挙げていたらいつの間にか初戦の時間になってしまった。
俺は選手入場ゲートまで陸上選手のように走り、なんとか試合に間に合った。
対戦のリングは結構広い。
学校の体育館を想像しろ。大体その3倍だ。
そしてまた、リングに負けず、対戦相手の男も横にも縦にもデカイ。
しかし、あれだな。
なんていうか緊張するな。
” 元魔王 ” とはいえ、人前に出るのは、やはり緊張する。
・・・・・・・・・・・?
不思議そうな顔をしてどうした?
はっ!そうか。俺の前世が魔王だったってこと言ってなかったな。
まぁ、魔王だった頃の記憶はあいまいなんだけど。
ただ、元魔王ということは隠している。
バレたらなんか色々大変そうだし。
まぁ、そうそうばれることはないだろう。
しかし、この日の俺はやばかった.........
目の前にいる屈強な男(一回戦の対戦相手)に俺は緊張のあまり、意味不明な言葉を口走る。
「あんちゃん。俺の剣は火を噴くぜ」
「火を噴くぜ...............」
この言葉は会場の時を止めた。そして決めポーズをしている俺に、対戦相手は怒鳴りながら近づいてくる
「ふざけるなー!!!」
「冷静さを失った子豚ちゃん。僕が成敗してあげよう」
この日の俺は本当にどうにかしていた。
しかし、俺はこれ以上にやらかしたことがあった。
それは...............
「さー、子豚ちゃんかかってきなさい!!この私の剣が.......剣が........あれ........剣が.......なーーーーーい」
俺の人生は終わった。
相手の剣が俺を切り裂く。
放送事故だ。
俺の身体は真っ二つになる。
しかしここで驚かれては困る。
この日の俺は本当に恐ろしかったんだ。
真っ二つに切られた身体は、まるで芋虫のようにウネウネとうごきだした。
会場からは悲鳴が上がる。
「キャーーーーーーーー!!!」
「ギヤーーーーーーーー!!!」
「キモチワリュイイイイイイ」
「ヴゥエエエエエエエ」
「オエエビジョンヌ - 」
後半は言葉にならないほど驚いていた。
そして真っ二つに割れた俺の身体は、再生を
「ヴゥェェェェェェ」
始め、完全にくっつ
「キモチワリュイイイイイイ」
いた。
「ヴウェェェェェェェ」
黙れ!!
対戦相手は完全に戦意を喪失していた。
そこで何故か俺は呪文を唱えていた。
「喰らえ!!!ブラッドピーーーーーム!!」
その言葉と共にふさがりかけていた俺の身体は再び開きだした。
俺はビーーーームを解き放ったのだ。
その破壊力は凄まじく、会場を半壊させた。
これが俺の伝説の始まりであった。
勇者になるための大会。
予選を勝ち抜き、1000人以上もの戦士達が参加する大会。
この日をどれだけ待ち望んだことか。
控え室では、ほとんどの人が自分の武器の手入れをしていた。
そんな中、俺は朝家を出る時に妹に言われた言葉を思い出しモチベーションを上げていた。
『お兄ちゃん、試合頑張ってね』
……俺は、俺はこの言葉を糧に勇者になる!!!
そして、可愛い妹にもう一度
『お兄ちゃん大好き』(記憶改善)
って言って貰うんだ!!
・・・・・・・・・
なんだよ。そこのお前、何か言いたいことでもあるのか。お前だよお前!この小説を読んでいるお前だ!
何?お前はシスコンなのかって?
俺は別にシスコンではないぞ!
ただ、妹が妹として好きなだけだ。
あの純粋な瞳、透き通った肌、サラサラの銀色に光る髪・・・
(1時間後)
はっ!!!
しまった!!
妹の好きな所を挙げていたらいつの間にか初戦の時間になってしまった。
俺は選手入場ゲートまで陸上選手のように走り、なんとか試合に間に合った。
対戦のリングは結構広い。
学校の体育館を想像しろ。大体その3倍だ。
そしてまた、リングに負けず、対戦相手の男も横にも縦にもデカイ。
しかし、あれだな。
なんていうか緊張するな。
” 元魔王 ” とはいえ、人前に出るのは、やはり緊張する。
・・・・・・・・・・・?
不思議そうな顔をしてどうした?
はっ!そうか。俺の前世が魔王だったってこと言ってなかったな。
まぁ、魔王だった頃の記憶はあいまいなんだけど。
ただ、元魔王ということは隠している。
バレたらなんか色々大変そうだし。
まぁ、そうそうばれることはないだろう。
しかし、この日の俺はやばかった.........
目の前にいる屈強な男(一回戦の対戦相手)に俺は緊張のあまり、意味不明な言葉を口走る。
「あんちゃん。俺の剣は火を噴くぜ」
「火を噴くぜ...............」
この言葉は会場の時を止めた。そして決めポーズをしている俺に、対戦相手は怒鳴りながら近づいてくる
「ふざけるなー!!!」
「冷静さを失った子豚ちゃん。僕が成敗してあげよう」
この日の俺は本当にどうにかしていた。
しかし、俺はこれ以上にやらかしたことがあった。
それは...............
「さー、子豚ちゃんかかってきなさい!!この私の剣が.......剣が........あれ........剣が.......なーーーーーい」
俺の人生は終わった。
相手の剣が俺を切り裂く。
放送事故だ。
俺の身体は真っ二つになる。
しかしここで驚かれては困る。
この日の俺は本当に恐ろしかったんだ。
真っ二つに切られた身体は、まるで芋虫のようにウネウネとうごきだした。
会場からは悲鳴が上がる。
「キャーーーーーーーー!!!」
「ギヤーーーーーーーー!!!」
「キモチワリュイイイイイイ」
「ヴゥエエエエエエエ」
「オエエビジョンヌ - 」
後半は言葉にならないほど驚いていた。
そして真っ二つに割れた俺の身体は、再生を
「ヴゥェェェェェェ」
始め、完全にくっつ
「キモチワリュイイイイイイ」
いた。
「ヴウェェェェェェェ」
黙れ!!
対戦相手は完全に戦意を喪失していた。
そこで何故か俺は呪文を唱えていた。
「喰らえ!!!ブラッドピーーーーーム!!」
その言葉と共にふさがりかけていた俺の身体は再び開きだした。
俺はビーーーームを解き放ったのだ。
その破壊力は凄まじく、会場を半壊させた。
これが俺の伝説の始まりであった。
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