7 / 41
第一章【プロローグ:旅立ち】
第一章8【一番大切な事】
しおりを挟む
「はあっ!!!」
「はっはっは!そんなものか!」
2人の男が木剣を交えて闘っていた。1人の男は笑いながら、相手の太刀筋を完璧に見切り、無駄な動きも殆ど無く、華麗に防御を繰り返している。
もう1人の男は必死の形相でいかに相手の笑みを崩してやろうかと、木剣を振っているが、もう片方の男ほど繊細でもなければ、粗削りなその動きから見て取れる彼らの実力差は明らかだった。
攻めていた男が勢いのまま木剣を振るい、相手の体勢を崩した。攻め時と判断した男は、相手の懐に飛び込み、そのまま首元を狙って━━━
「まだまだ甘い!!!」
その瞬間、首元を狙ってきた木剣を、体勢を崩していた男はそのまま身を翻し、木剣を躱す。そしてそのままの勢いで相手の木剣を弾き飛ばすのだった。
「勝負あったな」
「くそっ!また負けた!」
「まあ、そう焦るな。悪くなかったぞ!」
木剣を弾き飛ばされ、首元に木剣を突きつけられた男、シュウは自分の父親との実力差を本日も痛感するのであった。
「動きはどんどん良くなっているが、読み合いがまだまだだな。今のも俺が体勢を崩したと見せかけて、お前を誘ったのが分からなかっただろう?」
「うん、そうだね」
シュウはここ最近、毎朝父親のヴァンとの模擬戦を日課としている。今は恒例となった、模擬戦後の反省会だ。
「いいか、我が息子よ。フェイントと言うのは闇雲にやっても意味がない。相手に勝機を見出したと感じさせる瞬間にやることが大事なのだ。その瞬間を逃すなよ」
「いっつも、そう言ってるけどさ、その瞬間が分からないんだって。どうやったらその瞬間を判断できるんだよ?」
「うーん、そうだなー。何回も死にそうな思いをすれば、自然とできるようになるぞ!」
「父さんはどんだけ脳筋なんだよ!」
「そんなに褒めるなよ、我が息子よ!」
「今の発言をどうやったら誉め言葉って認識するんだよ!」
ヴァンの教え方は理論ではなく、感覚なので理解するのには苦労するが、ここ2年間、ほぼ毎日訓練を行うことで、自分の実力が以前に比べると格段に上昇していることをシュウは感じている。
「それで?今日、とうとう行くのか?」
「うん、前から16歳になったら一緒に行こうって約束してたし、先週、あいつも16歳になったからね」
「そうかそうか、あんなに小さかったお前達も遂に冒険者か。お父さんは嬉しいぞ!」
「2人ともーご飯の準備ができましたよー」
「おぉ!母さんか!あぁ!すぐ行く!よし、それじゃあ朝食を食べたら出発だな」
上機嫌に戻っていく父親の背中を見ながら、覚悟を決める。シュウ・ヴァイスは本日、冒険者となるのだ。
* * * * *
「前にも言ってたけど、ギルドに行けばそこで冒険者登録ができるんだっけ?」
「ええ、そうよ。懐かしいわね冒険者登録。昔を思い出すわー」
「そうだな!俺達が最初に出会ったのも冒険者ギルドだったからな」
朝食を取りながら、今日の予定を両親と確認する。これからシュウはギルドに行き、そこで冒険者登録をするのだが、その為には別の都市に行く必要がある。
「商業都市ヴァイグルだっけ?何回か行ったことはあるけど、かなり大きい街だよね」
「ああ、ヴァイグルは王都の手前にある交易の街だからな。人と物の行き来が激しくて、とてもにぎわっている。ギルドだけじゃなくて、武器や防具を作る鍛冶屋だけじゃなく、宿もあるから、場合によってはエスト村まで帰ってこれなくても大丈夫だぞ」
「ここからヴァイグルまでどのくらいかかるんだっけ?」
「そうねー、馬車を使えば大体25分とかだけど、歩いていくなら1時間くらいかしら」
エスト村からヴァイグルまでは一本道であり、平原となっているので迷うことはないだろうし、歩いて1時間程度なら毎回馬車を使う必要も無いだろう。
シュウ自身としては馬車はなるべく乗りたくない。狭い室内だと認識阻害のローブが上手く機能しないからだ。
今日、ヴァイグルまで行く際に徒歩で行くべきか、馬車で行くべきか考えていると、玄関の扉が叩かれた。どうやら彼女が来たようだ。
「おはようございます!おじさん、おばさん、今日もいい天気ですね!」
「あら、おはよう、ミラちゃん。そうねー今日もいい天気ね」
「冒険者日和だな!」
家にやってきたミラは今日も元気いっぱいのようだ。恐らく今日を楽しみにしていたのであろうアンは、何度も何度も目で訴えてくる。
「わかったから。すぐ食べ終わるから、ちょっとだけ待っててくれよ」
「了解!」
椅子に座りながら、自分が食べ終わるのを今か今かと待ちわびるミラ。
こんなに圧をかけられては、のんびりしている暇もないなと思いながら、シュウは朝食を急いで流し込むのだった。
* * * * *
「それじゃあ、行ってきます!」
「行ってくるね」
「……」
「シュウ、ミラちゃん、ちょっと待ちなさい」
用意をし終え、いざ家を出ようとしたら、父さんに呼び止められた。振り返ると、いつにもなく真剣な表情で父さんが立っており、その横では母さんも心配そうな顔をこちらに向けている。暫く黙っていたが、父さんは静かに口を開き、
「いいか、お前たちは今日、冒険者となる。確かに、冒険者というのは夢のある仕事と言えるかもしれん。高ランクの冒険者となれば、一代にして富を築くことだってできる。良い冒険者仲間にも出会えるだろう。事実、俺はこうして母さんと出会った」
今気づいた、父さんは今、冒険者として自分達に語り掛けているのだ。
父親が息子に語るのではなく、冒険者ヴァン・ヴァイスが冒険者になろうとしているシュウ・ヴァイスとアンに語りかけているのだと。
「だがな、冒険者というのは、常に死と隣り合わせなんだ。俺達は生き残ったが、救えなかった人達はたくさんいる。目の前で魔物に喰われた仲間もいる」
母さんが目に涙をためている。そうか、母さんは治癒魔法を使える。だからこそ、誰よりも、仲間の死に、人の死に触れてきたのだろう。
「本当に色々あった。冒険者というのは楽しい事だけじゃないんだ。辛いことも沢山あるだろう。俺達が、先輩冒険者としてお前達に伝えられるのは1つだけだ」
父さんの目も少しだが、潤んで見えた。彼らとしては、正直な気持ち、自分達には危険な仕事ではなく、安全な仕事に就いて欲しいのだろう。
それでも息子の、ミラの夢を否定することはできない。だからこそ、こうして先輩冒険者として喋る事しかできない。
「死なないでくれ。それが俺達が伝えられる唯一の事だ。夢のためなら、死んでもいいだなんて決して思わないでくれ。残された者たちの事を考えてくれ。それが、一番大切なことだ。わかったか?」
父さんと母さんが、まっすぐな目でこちらを見てくる。だから目を見て答える・
「わかった。絶対に死なずに、何があってもここに戻ってくるよ」
「うん。私達は、どんな時でも絶対にあきらめない」
返答を聞き、無言で頷く父さんと母さん。
「それじゃあ、行ってくる」
返答を待たずに、外へ出る。後ろを付いてきたミラが呟いた。
「きっと、お母さんもあんな気持ちだったんだろうな」
「大丈夫だよ。俺達は絶対に死なない。ミラは俺が守るから」
「ふふっ、ありがと。でもさ、シュウって私に模擬戦で勝ったことあるっけ?」
「う、うるさいな!ミラの魔法が強すぎるんだよ!」
「まあ、期待してるよ。頑張って私を守ってね。未来の英雄さん」
「はっはっは!そんなものか!」
2人の男が木剣を交えて闘っていた。1人の男は笑いながら、相手の太刀筋を完璧に見切り、無駄な動きも殆ど無く、華麗に防御を繰り返している。
もう1人の男は必死の形相でいかに相手の笑みを崩してやろうかと、木剣を振っているが、もう片方の男ほど繊細でもなければ、粗削りなその動きから見て取れる彼らの実力差は明らかだった。
攻めていた男が勢いのまま木剣を振るい、相手の体勢を崩した。攻め時と判断した男は、相手の懐に飛び込み、そのまま首元を狙って━━━
「まだまだ甘い!!!」
その瞬間、首元を狙ってきた木剣を、体勢を崩していた男はそのまま身を翻し、木剣を躱す。そしてそのままの勢いで相手の木剣を弾き飛ばすのだった。
「勝負あったな」
「くそっ!また負けた!」
「まあ、そう焦るな。悪くなかったぞ!」
木剣を弾き飛ばされ、首元に木剣を突きつけられた男、シュウは自分の父親との実力差を本日も痛感するのであった。
「動きはどんどん良くなっているが、読み合いがまだまだだな。今のも俺が体勢を崩したと見せかけて、お前を誘ったのが分からなかっただろう?」
「うん、そうだね」
シュウはここ最近、毎朝父親のヴァンとの模擬戦を日課としている。今は恒例となった、模擬戦後の反省会だ。
「いいか、我が息子よ。フェイントと言うのは闇雲にやっても意味がない。相手に勝機を見出したと感じさせる瞬間にやることが大事なのだ。その瞬間を逃すなよ」
「いっつも、そう言ってるけどさ、その瞬間が分からないんだって。どうやったらその瞬間を判断できるんだよ?」
「うーん、そうだなー。何回も死にそうな思いをすれば、自然とできるようになるぞ!」
「父さんはどんだけ脳筋なんだよ!」
「そんなに褒めるなよ、我が息子よ!」
「今の発言をどうやったら誉め言葉って認識するんだよ!」
ヴァンの教え方は理論ではなく、感覚なので理解するのには苦労するが、ここ2年間、ほぼ毎日訓練を行うことで、自分の実力が以前に比べると格段に上昇していることをシュウは感じている。
「それで?今日、とうとう行くのか?」
「うん、前から16歳になったら一緒に行こうって約束してたし、先週、あいつも16歳になったからね」
「そうかそうか、あんなに小さかったお前達も遂に冒険者か。お父さんは嬉しいぞ!」
「2人ともーご飯の準備ができましたよー」
「おぉ!母さんか!あぁ!すぐ行く!よし、それじゃあ朝食を食べたら出発だな」
上機嫌に戻っていく父親の背中を見ながら、覚悟を決める。シュウ・ヴァイスは本日、冒険者となるのだ。
* * * * *
「前にも言ってたけど、ギルドに行けばそこで冒険者登録ができるんだっけ?」
「ええ、そうよ。懐かしいわね冒険者登録。昔を思い出すわー」
「そうだな!俺達が最初に出会ったのも冒険者ギルドだったからな」
朝食を取りながら、今日の予定を両親と確認する。これからシュウはギルドに行き、そこで冒険者登録をするのだが、その為には別の都市に行く必要がある。
「商業都市ヴァイグルだっけ?何回か行ったことはあるけど、かなり大きい街だよね」
「ああ、ヴァイグルは王都の手前にある交易の街だからな。人と物の行き来が激しくて、とてもにぎわっている。ギルドだけじゃなくて、武器や防具を作る鍛冶屋だけじゃなく、宿もあるから、場合によってはエスト村まで帰ってこれなくても大丈夫だぞ」
「ここからヴァイグルまでどのくらいかかるんだっけ?」
「そうねー、馬車を使えば大体25分とかだけど、歩いていくなら1時間くらいかしら」
エスト村からヴァイグルまでは一本道であり、平原となっているので迷うことはないだろうし、歩いて1時間程度なら毎回馬車を使う必要も無いだろう。
シュウ自身としては馬車はなるべく乗りたくない。狭い室内だと認識阻害のローブが上手く機能しないからだ。
今日、ヴァイグルまで行く際に徒歩で行くべきか、馬車で行くべきか考えていると、玄関の扉が叩かれた。どうやら彼女が来たようだ。
「おはようございます!おじさん、おばさん、今日もいい天気ですね!」
「あら、おはよう、ミラちゃん。そうねー今日もいい天気ね」
「冒険者日和だな!」
家にやってきたミラは今日も元気いっぱいのようだ。恐らく今日を楽しみにしていたのであろうアンは、何度も何度も目で訴えてくる。
「わかったから。すぐ食べ終わるから、ちょっとだけ待っててくれよ」
「了解!」
椅子に座りながら、自分が食べ終わるのを今か今かと待ちわびるミラ。
こんなに圧をかけられては、のんびりしている暇もないなと思いながら、シュウは朝食を急いで流し込むのだった。
* * * * *
「それじゃあ、行ってきます!」
「行ってくるね」
「……」
「シュウ、ミラちゃん、ちょっと待ちなさい」
用意をし終え、いざ家を出ようとしたら、父さんに呼び止められた。振り返ると、いつにもなく真剣な表情で父さんが立っており、その横では母さんも心配そうな顔をこちらに向けている。暫く黙っていたが、父さんは静かに口を開き、
「いいか、お前たちは今日、冒険者となる。確かに、冒険者というのは夢のある仕事と言えるかもしれん。高ランクの冒険者となれば、一代にして富を築くことだってできる。良い冒険者仲間にも出会えるだろう。事実、俺はこうして母さんと出会った」
今気づいた、父さんは今、冒険者として自分達に語り掛けているのだ。
父親が息子に語るのではなく、冒険者ヴァン・ヴァイスが冒険者になろうとしているシュウ・ヴァイスとアンに語りかけているのだと。
「だがな、冒険者というのは、常に死と隣り合わせなんだ。俺達は生き残ったが、救えなかった人達はたくさんいる。目の前で魔物に喰われた仲間もいる」
母さんが目に涙をためている。そうか、母さんは治癒魔法を使える。だからこそ、誰よりも、仲間の死に、人の死に触れてきたのだろう。
「本当に色々あった。冒険者というのは楽しい事だけじゃないんだ。辛いことも沢山あるだろう。俺達が、先輩冒険者としてお前達に伝えられるのは1つだけだ」
父さんの目も少しだが、潤んで見えた。彼らとしては、正直な気持ち、自分達には危険な仕事ではなく、安全な仕事に就いて欲しいのだろう。
それでも息子の、ミラの夢を否定することはできない。だからこそ、こうして先輩冒険者として喋る事しかできない。
「死なないでくれ。それが俺達が伝えられる唯一の事だ。夢のためなら、死んでもいいだなんて決して思わないでくれ。残された者たちの事を考えてくれ。それが、一番大切なことだ。わかったか?」
父さんと母さんが、まっすぐな目でこちらを見てくる。だから目を見て答える・
「わかった。絶対に死なずに、何があってもここに戻ってくるよ」
「うん。私達は、どんな時でも絶対にあきらめない」
返答を聞き、無言で頷く父さんと母さん。
「それじゃあ、行ってくる」
返答を待たずに、外へ出る。後ろを付いてきたミラが呟いた。
「きっと、お母さんもあんな気持ちだったんだろうな」
「大丈夫だよ。俺達は絶対に死なない。ミラは俺が守るから」
「ふふっ、ありがと。でもさ、シュウって私に模擬戦で勝ったことあるっけ?」
「う、うるさいな!ミラの魔法が強すぎるんだよ!」
「まあ、期待してるよ。頑張って私を守ってね。未来の英雄さん」
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる