対悪魔殲滅学園の死神

御狐神彼方

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Reaper

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2500年。世界は悪魔によって駆逐された。
『かっかっか!いい女がいるじゃねぇか!』
『逃げなさい!!真覗!!』
『母さん!!』

「っ!!」
目を開けると、いつもの天井が広がっていた。
「ちっ。夢か」
体を起こした俺は顔を洗いに洗面所に歩いて行った。
「朝からやなもんを見た」
俺は制服に着替え、学校に向かった。今の年号は2508年。8年前の悪魔の侵入で人間は減少していた。人間は約5000万人虐殺された。その悪魔を殺す為にできた対悪魔殲滅学校。アカデミーができた。そこには人間や半悪魔が暮らしている。
「死神様だ」
「朝から学園トップのお顔を見れるなんてラッキー!」
この学校では俺という存在はある意味浮いている。俺の事を学園の皆は一触即発の死神スフィルクトリーパーと呼んでいる。そして俺の通っているクラスはGクラス。G暮らすとは他のクラスいると他の奴らが足元にも及ばない人間がたくさんいるのだ。Gクラスの人間はこの学園を動かしている生徒の事なのだ。そして俺を含め、Gクラスはあと12人いる。そのメンバーの事を選ばれし十三人チューザーフィフテェーンと呼ばれ、崇められている。
「真覗、おはよう」
「ん?ああ、暁か」
挨拶してきたのは大塚暁おおつかさとるだった。この学園で唯一の男友達だ。そしてこいつも選ばれし十三人の一人である。
「珍しいね、君が朝早くに学校にいるなんて」
「昔の夢を見てな。お前こそ朝っぱらから盛んな事で」
「なに?」
俺は肩辺りをトントンと叩いた。そこには口紅らしき物がくっ付いていた。
「ああ、これは違うよ。さっき女の子にぶつかっちゃってさ」
「嘘つけ。お前はそうやって普通な顔して嘘つくの俺は知ってる」
「あはは。やっぱり真覗にはばれちゃうか」
そう言いながら暁は笑っていた。ほんとに女ったらしだ。
「そう言えば、小夜ちゃんは?」
小夜とは俺の幼馴染でいつも俺の世話を焼いている女の子だ。
「あいつ寝坊した」
「起こしてあげなかったの?」
「は?なんで俺が起こしに行かないといけないんだよ。それにあいつぜってー起きねぇから遅刻確定なんだ。遅刻したら眼鏡女がガミガミうるせぇからな」
そう言うと暁は何かを悟ったかのように苦笑した。

教室に着くと、眼鏡女こと三日月莉桜みがづきりおうが本を読んでいた。
「……!どうして普通に登校してるのよ!?」
「俺が朝から普通に登校しちゃ悪いか。言っとくが、お前に何度も怒られるからとかじゃねぇから」
俺がそんな事を言ったのには理由がある。それは眼鏡女がきらきらした目で俺を見ていたからだ。
「なっ!!」
「さてと。んじゃもっかい寝るから起こしたら殺す」
そう言って俺は机で眠った。
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