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第二章 破滅の赤
何をすべきか
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拝啓鬼畜なお師匠様。
自慢の弟子とか自称しちゃう系ルクレツィアは貴方の言葉が発端の禁書を開いたせいで、言葉も分からぬ全く知らない国にぶっ飛ばされましたよ、許しません。市場を歩き回り言葉を覚えるのは少し苦労しましたが、元気に競売に賭けられそうになりつつも逞しく生きています。
ちなみにと、友達!友達出来ました。人間でちょっと…いや人間の五歳児ってあんなですっけ?もっと無垢で居て欲しいのは理想を求めすぎでしょうか…あ、私も五歳児でした、忘れてください。とまぁ大分特殊だと思うのですが、話が合うのか会話が楽しくて仕方がありません。いえ…ならもっと話を詰めるべきだったのかもしれませんね…
とそんな現実逃避をしてしまう私。隣にいる友人1ことリリーと友人2ことツヴァイも愕然とし過ぎて瞬きしてないです。
そう、何と言っても私たち……絶賛火炙りの真っ最中なのですよ!!!
いやなんか物凄い火柱が立ってるんですけどぉ!?そしてその中央にいるんですけどぉぉ!?
「ハッ!呆けてる場合じゃないわ!?なにこれ不味くない!?地下施設の天井吹っ飛ばすはずだったのにどういうことよ!?」
「いやそれは私が聞きたいんですが!?リリーが力が足りないかもとか言ってツヴァイと詠唱始めちゃったんじゃないですか…これ私が結界張ってなかったら一瞬で丸焼きどころか炭ですよ!?もう力不足どころか過剰すぎて辺り一面吹っ飛んでるじゃないですか…え、これ炎の勢いが強すぎて見えないんですけど王都なんですよね?大丈夫ですか?死刑になりませんこれ?」
「だ…大丈夫って思いたいわ!ていうかこの火柱いつまで燃え盛ってるのよ。もう私とツヴァイの手から完全に離れてるわよ?」
「ひゃーなんで制御できない大技使っちゃったんですかぁ…」
「いや元々使えた技よ!ツヴァイと二人で詠唱したのも一度や二度じゃないの…でもなんで急にこんな」
ルクレツィアは青ざめるリリーの背を撫で、静かなツヴァイに意識を向けた。
「なぁ、ルカはこの結界どれくらい維持できる?」
ルクレツィアは声のした方向に顔を傾けつつ、未だ伸び上がる炎を見上げていた。
対するリリーは動揺から抜け出せないまま、疑問を口にしながらも下を向き思考し続けているツヴァイに目を向ける。その姿は自らが起きてしまった惨事に対し、如何に向き合うか、対処するか、責任を背負う人間の佇まいであったのだ。
――私は今何をしているの?私の提案で魔法が暴走して…地上にいた人は…町はどうなっているの?私のせいで皆に迷惑をかけているのに、ただ棒立ちしているだけなんてありえない――
その目は先ほどまでの頼りなさげなものとは違う。四方を囲む炎が映し出されていたのだった。
「結界は維持しようと思えばいつまでも。ただこの炎が消えるまで待つのは得策じゃないですね。」
「というと?」
ルクレツィアは目を瞑り魔眼で見えた情報をもとに炎の消し方を考えていた。この炎が魔力で作られる魔法ではなく、熱を発する本物の炎であるが故にその影響は大きい。魔術とは異なり魔法陣を用いずに詠唱だけでこれだけの効果を出したリリーとツヴァイの魔法は、ルクレツィアの知識とは異なる理論が用いられていると考えるべきだろう。そう結論付けるとツヴァイに目を向け口を開いた。
「この炎…魔法じゃなさそうなんです。かといって魔術…という訳でもなさそうなんですよね。なので正確な予想は立てられないんですが、自然消火は明け方頃になると思うんです。それも炎の渦がどういった過程を辿るか予想が付かないんで、具体的な被害の拡大具合も不明。私の記憶上近くに森はないはずですし、作用している力次第ではあるもののかなり長時間燃えそうなので…」
「…なるほど。ルカがそれほどの長時間結界を維持できることがバレるのは避けたいな。それにルカの言う魔法や魔術については分からないが、被害が広がる可能性もあるんだろう?」
「ありまくりですね。お昼にパッと見た限りでは、この国の建物は大半が石造りでも屋根は木造。そしてこの炎は本物でさらに現状縦に伸び挙げっている所を見ると、風も渦を巻いて吹いているんでしょう。私たちが捕まっていた場所がどこかは分からないにしても、火の粉が広範囲に散布されているなら時間が経つほどに被害は拡大していきますね。」
「なるほどな。自慢じゃないがうちの国でこんな大火を一瞬で消せるような奴はいない。並みの魔法師でも焼け石に水。結局人力での消火だろうぜ。」
「ならこれは私の腕の見せ所って感じですかね~正直この炎を消すことも可能ですけど…それは少し穏やかには出来そうにないです。多分これだけの炎を消すとなると反動で広範囲に暴風が吹き荒れますね。それと王都は海の隣みたいなんで、これだけの規模で熱された大気による大雨や海風も気掛かりです。」
「いや本当にすまん。軽はずみに魔法ぶっ放すのは良くないな。反動は気にせずこの火を止めてくれるか?」
「承りました。まぁお二人がわざとしたって訳じゃないんですし、思いつめるほど現状は悪くないですよ。」
ルクレツィアはそう言うと右手を上げ、「ちょっと待って!」リリーの声に遮られるようにして止まった。その声にツヴァイも目を向ける。
「どうした?」
「ねぇルカはこの炎いつまで立ち昇ってると考える?」
ルクレツィアはさっきまでとは違うリリーからの真剣な瞳を真っ向から受け、未だ三人を囲む炎を見上げた。
「さっきからはっきりしないので申し訳ないんですが、……正直何とも言えないんです。さっき風が渦を巻いて炎を縦に伸び挙げていると言いましたが、それも予想ですし、なんでこんなことになっているのかも分からないので。だってお二人が使った魔法は…」
「「【爆発】」ですしね」
そう。本来リリーとツヴァイは地下施設の天井。つまり地面を爆破することで、脱出と目立つことで救助を呼ぶ算段を立てていたのだった。しかし予想外の規模の爆破と炎が周囲を取り囲み、現状ルクレツィアの結界で守られつつも身動きの取れない状況となっているのだ。
「そもそも私たちの使う魔法は複雑な工程なんて踏めないし、持続力なんてあまり無いの。爆破ですらかなり難易度の高いもので、その後に炎を燃え広げることも、ましてこんな風に炎が昇るなんてことも出来ないはず。だって私たち【太陽神の愛し子】は…火炎系統でしか強力な魔法は使えないもの」
「いや今は爆破どころの騒ぎじゃなくなった理由は後にして、まずこの状況をどうにかしようぜ?」
「分かってる。その方法を思いついたからルカの手を止めたの!」
ルクレツィアとツヴァイは話しながらも必死に考えをまとめようとしているリリーを宥めながらも、会話を続けるよう促した。
「えーと私もあまり良くわかってないのだけれど、多分【太陽神の愛し子】って存在の本当の力っていうのは、この国ではあり得ないことが出来る…というかしてもらえる所にあるんだ思うの!さっき私は天井を爆破して抜けるか不安だった。ツヴァイと力を合わせても撃ち抜けるか分からなかったから、緊張していたし普段と違うのはそれくらいだったわ。だから…この炎を搔き消すよう願うことが、解決の糸口なんじゃないかしら!…と、思うのだけど…どうかしら?」
ルクレツィアとツヴァイは呆気にとられた様子でリリーの言った内容を咀嚼していた。リリー自身この緊急を要する状況で、確かな根拠を持ち得ない方法への自信が揺らいでいる。しかしこの予想が当たっていた場合、被害を最小限に抑えた消火と、ルクレツィアの力の存在を隠すことが出来るのは大きい。
今後イングリッドとコーラルの最終目標を叶えるうえで、この国の魔法とは根本から違う強力な力は必ず必要となるだろう。さらにそれが裏切りやスパイの線の薄い外国人の少女となれば、身内に入れ隠し玉として温存しておきたい。
リリーは緊張した様子で考え込む二人の反応を待っていた。
「まぁ…試してみてもいいんじゃないですか?私はこの国の魔法形態はよく分からないので何とも言えないんですが、当たれば儲かりものですし外れても私が対応するんで問題なし!」
「俺もルカの意見に賛成~正直ルカ頼みだし、その前にやれることやってみるのもいいともうぜ」
「てことでどうぞ~」
「本当にノリが軽いわね」
リリーは肩に入っていた力を抜き苦笑した。その横でルクレツィアは結界の端に寄り、魔法を試みる二人が中央に立つよう促したのだった。
「んで俺はどうすればいいんだ?」
「不確かで申し訳ないのだけれど、強く願えばいいのだと思うの。あとはいつもの詠唱句みたいな感じで」
「まぁルカが言うように当たれば儲かりもんって奴だし、気軽に行こうぜ。よっしゃ俺の適応力の高さを見せつけてやろう」
リリーとツヴァイは準備が出来たのか、結界の中央で横並びになり祈るように目を伏せた。
そして息を吸い口を開いたのだった。
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この三人の心理状況をニュアンスから察してもらえるような文を模索しています。
次回 家族が出来ました
自慢の弟子とか自称しちゃう系ルクレツィアは貴方の言葉が発端の禁書を開いたせいで、言葉も分からぬ全く知らない国にぶっ飛ばされましたよ、許しません。市場を歩き回り言葉を覚えるのは少し苦労しましたが、元気に競売に賭けられそうになりつつも逞しく生きています。
ちなみにと、友達!友達出来ました。人間でちょっと…いや人間の五歳児ってあんなですっけ?もっと無垢で居て欲しいのは理想を求めすぎでしょうか…あ、私も五歳児でした、忘れてください。とまぁ大分特殊だと思うのですが、話が合うのか会話が楽しくて仕方がありません。いえ…ならもっと話を詰めるべきだったのかもしれませんね…
とそんな現実逃避をしてしまう私。隣にいる友人1ことリリーと友人2ことツヴァイも愕然とし過ぎて瞬きしてないです。
そう、何と言っても私たち……絶賛火炙りの真っ最中なのですよ!!!
いやなんか物凄い火柱が立ってるんですけどぉ!?そしてその中央にいるんですけどぉぉ!?
「ハッ!呆けてる場合じゃないわ!?なにこれ不味くない!?地下施設の天井吹っ飛ばすはずだったのにどういうことよ!?」
「いやそれは私が聞きたいんですが!?リリーが力が足りないかもとか言ってツヴァイと詠唱始めちゃったんじゃないですか…これ私が結界張ってなかったら一瞬で丸焼きどころか炭ですよ!?もう力不足どころか過剰すぎて辺り一面吹っ飛んでるじゃないですか…え、これ炎の勢いが強すぎて見えないんですけど王都なんですよね?大丈夫ですか?死刑になりませんこれ?」
「だ…大丈夫って思いたいわ!ていうかこの火柱いつまで燃え盛ってるのよ。もう私とツヴァイの手から完全に離れてるわよ?」
「ひゃーなんで制御できない大技使っちゃったんですかぁ…」
「いや元々使えた技よ!ツヴァイと二人で詠唱したのも一度や二度じゃないの…でもなんで急にこんな」
ルクレツィアは青ざめるリリーの背を撫で、静かなツヴァイに意識を向けた。
「なぁ、ルカはこの結界どれくらい維持できる?」
ルクレツィアは声のした方向に顔を傾けつつ、未だ伸び上がる炎を見上げていた。
対するリリーは動揺から抜け出せないまま、疑問を口にしながらも下を向き思考し続けているツヴァイに目を向ける。その姿は自らが起きてしまった惨事に対し、如何に向き合うか、対処するか、責任を背負う人間の佇まいであったのだ。
――私は今何をしているの?私の提案で魔法が暴走して…地上にいた人は…町はどうなっているの?私のせいで皆に迷惑をかけているのに、ただ棒立ちしているだけなんてありえない――
その目は先ほどまでの頼りなさげなものとは違う。四方を囲む炎が映し出されていたのだった。
「結界は維持しようと思えばいつまでも。ただこの炎が消えるまで待つのは得策じゃないですね。」
「というと?」
ルクレツィアは目を瞑り魔眼で見えた情報をもとに炎の消し方を考えていた。この炎が魔力で作られる魔法ではなく、熱を発する本物の炎であるが故にその影響は大きい。魔術とは異なり魔法陣を用いずに詠唱だけでこれだけの効果を出したリリーとツヴァイの魔法は、ルクレツィアの知識とは異なる理論が用いられていると考えるべきだろう。そう結論付けるとツヴァイに目を向け口を開いた。
「この炎…魔法じゃなさそうなんです。かといって魔術…という訳でもなさそうなんですよね。なので正確な予想は立てられないんですが、自然消火は明け方頃になると思うんです。それも炎の渦がどういった過程を辿るか予想が付かないんで、具体的な被害の拡大具合も不明。私の記憶上近くに森はないはずですし、作用している力次第ではあるもののかなり長時間燃えそうなので…」
「…なるほど。ルカがそれほどの長時間結界を維持できることがバレるのは避けたいな。それにルカの言う魔法や魔術については分からないが、被害が広がる可能性もあるんだろう?」
「ありまくりですね。お昼にパッと見た限りでは、この国の建物は大半が石造りでも屋根は木造。そしてこの炎は本物でさらに現状縦に伸び挙げっている所を見ると、風も渦を巻いて吹いているんでしょう。私たちが捕まっていた場所がどこかは分からないにしても、火の粉が広範囲に散布されているなら時間が経つほどに被害は拡大していきますね。」
「なるほどな。自慢じゃないがうちの国でこんな大火を一瞬で消せるような奴はいない。並みの魔法師でも焼け石に水。結局人力での消火だろうぜ。」
「ならこれは私の腕の見せ所って感じですかね~正直この炎を消すことも可能ですけど…それは少し穏やかには出来そうにないです。多分これだけの炎を消すとなると反動で広範囲に暴風が吹き荒れますね。それと王都は海の隣みたいなんで、これだけの規模で熱された大気による大雨や海風も気掛かりです。」
「いや本当にすまん。軽はずみに魔法ぶっ放すのは良くないな。反動は気にせずこの火を止めてくれるか?」
「承りました。まぁお二人がわざとしたって訳じゃないんですし、思いつめるほど現状は悪くないですよ。」
ルクレツィアはそう言うと右手を上げ、「ちょっと待って!」リリーの声に遮られるようにして止まった。その声にツヴァイも目を向ける。
「どうした?」
「ねぇルカはこの炎いつまで立ち昇ってると考える?」
ルクレツィアはさっきまでとは違うリリーからの真剣な瞳を真っ向から受け、未だ三人を囲む炎を見上げた。
「さっきからはっきりしないので申し訳ないんですが、……正直何とも言えないんです。さっき風が渦を巻いて炎を縦に伸び挙げていると言いましたが、それも予想ですし、なんでこんなことになっているのかも分からないので。だってお二人が使った魔法は…」
「「【爆発】」ですしね」
そう。本来リリーとツヴァイは地下施設の天井。つまり地面を爆破することで、脱出と目立つことで救助を呼ぶ算段を立てていたのだった。しかし予想外の規模の爆破と炎が周囲を取り囲み、現状ルクレツィアの結界で守られつつも身動きの取れない状況となっているのだ。
「そもそも私たちの使う魔法は複雑な工程なんて踏めないし、持続力なんてあまり無いの。爆破ですらかなり難易度の高いもので、その後に炎を燃え広げることも、ましてこんな風に炎が昇るなんてことも出来ないはず。だって私たち【太陽神の愛し子】は…火炎系統でしか強力な魔法は使えないもの」
「いや今は爆破どころの騒ぎじゃなくなった理由は後にして、まずこの状況をどうにかしようぜ?」
「分かってる。その方法を思いついたからルカの手を止めたの!」
ルクレツィアとツヴァイは話しながらも必死に考えをまとめようとしているリリーを宥めながらも、会話を続けるよう促した。
「えーと私もあまり良くわかってないのだけれど、多分【太陽神の愛し子】って存在の本当の力っていうのは、この国ではあり得ないことが出来る…というかしてもらえる所にあるんだ思うの!さっき私は天井を爆破して抜けるか不安だった。ツヴァイと力を合わせても撃ち抜けるか分からなかったから、緊張していたし普段と違うのはそれくらいだったわ。だから…この炎を搔き消すよう願うことが、解決の糸口なんじゃないかしら!…と、思うのだけど…どうかしら?」
ルクレツィアとツヴァイは呆気にとられた様子でリリーの言った内容を咀嚼していた。リリー自身この緊急を要する状況で、確かな根拠を持ち得ない方法への自信が揺らいでいる。しかしこの予想が当たっていた場合、被害を最小限に抑えた消火と、ルクレツィアの力の存在を隠すことが出来るのは大きい。
今後イングリッドとコーラルの最終目標を叶えるうえで、この国の魔法とは根本から違う強力な力は必ず必要となるだろう。さらにそれが裏切りやスパイの線の薄い外国人の少女となれば、身内に入れ隠し玉として温存しておきたい。
リリーは緊張した様子で考え込む二人の反応を待っていた。
「まぁ…試してみてもいいんじゃないですか?私はこの国の魔法形態はよく分からないので何とも言えないんですが、当たれば儲かりものですし外れても私が対応するんで問題なし!」
「俺もルカの意見に賛成~正直ルカ頼みだし、その前にやれることやってみるのもいいともうぜ」
「てことでどうぞ~」
「本当にノリが軽いわね」
リリーは肩に入っていた力を抜き苦笑した。その横でルクレツィアは結界の端に寄り、魔法を試みる二人が中央に立つよう促したのだった。
「んで俺はどうすればいいんだ?」
「不確かで申し訳ないのだけれど、強く願えばいいのだと思うの。あとはいつもの詠唱句みたいな感じで」
「まぁルカが言うように当たれば儲かりもんって奴だし、気軽に行こうぜ。よっしゃ俺の適応力の高さを見せつけてやろう」
リリーとツヴァイは準備が出来たのか、結界の中央で横並びになり祈るように目を伏せた。
そして息を吸い口を開いたのだった。
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この三人の心理状況をニュアンスから察してもらえるような文を模索しています。
次回 家族が出来ました
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