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野球部の助っ人 3
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しかし、ボールは無事にフェンスを越えた。
「おぉ~」と観客席から歓声が起こった。今日は、多くの生徒や父兄が応援に来てくれている。まさか一瞬でも真正高校がリードするとは誰も思わなかっただろう。
優一はベンチに戻る途中、
「ストレートがたまに甘く来る。それを狙うんだ」と次のバッター達に告げた。それでも打てるとは思わなかったが、みんなもこの流れに乗れば何とかなるかもと期待した。
しかし、あっさりと3者三振に打ち取られた。相手ピッチャーも意地を見せたという所だろう。
そして、2回、相手が下位打線ということで、優一はセンターに行った。
7番は打ち取ったが、8番にはヒットを打たれた。
9番は打ち取ったが、1番にはまたヒットを打たれ、ツーアウト一三塁となった。次は、前の打席でヒットを打たれている2番バッターだ。
ここで打たれて次行くんなら、ここで抑えたほうがいいと判断した優一は、また大きく手を振った。
そして、優一がまたマウンドに立った。
「さすがに不自然だよな。そろそろ気づかれてもおかしくないな」
優一が投げてもツーストライクまでは、バッターは微動だにしなかった。
「これはバレたな」
ずっとは投げられない理由が何かあると、相手ベンチは考えるはずだ。それを球数と考えたから、球数を投げさせるために見逃すことにしたのだろう。
「大正解だ」と優一は呟きながら、優一はツーシームを投げて詰まらせ、ピッチャーゴロにして、無事に3つ目のアウトを取った。
ここまで10球。
2回の裏も、真正高校の攻撃は、あっという間に終わった。
「監督、次は3番からです。頭から行きます」優一は自ら申し出た。
「仕方ない。頼む」監督も同じことを考えているようだ。優一を温存したところで、結局ランナーを置いてから任せることになると。
優一はマウンドに立った。予想通り追い込まれるまでは、相手バッターに打つ様子はなかった。
「ここからファールで粘るつもりだろうが、そんなことはさせない」
優一は一段ギアを入れ、高めのストレートで空振り三振に打ち取った。
次は、インコースのツーシームで空振り三振。その次はチェンジアップで同じく空振り三振にした。
ここまで19球。
3回の裏の真正高校の攻撃。9番バッターの時に、優一がウェイティングサークルに行くと、突然と相手のピッチャーが制球を乱し始めた。
もしかして僕を意識しているのか?
そして、ストレートのフォアボールを得た。ワンアウト一塁。
優一がバッターボックスに入った。
やはり制球を乱し、ツーボール、ノーストライクとなった。
フォアボールが一番マズイ、と優一が思っていると、キャチャーがピッチャーの所に行った。
何とかピッチャーを落ち着かせてくれ、と優一は願った。
次のボールはストライクとなった。よし、大丈夫そうだと安心したら、次のボールは、ギリギリボールになりそうだった。優一はカットしてファールにした。
スリーボールにしないようにボールをカットして、ツーボールツーストライクのまま甘い球を待った。
そして、
「来た!」と優一はまた振り抜いた。
ボールは、前の打席と同じように高々と上がり外野フェンスを越えた。
走っている途中でピッチャーを見ると、膝に両手を置いて、頭を下げていた。
その後、相手ベンチから監督が出て来て、ピッチャーの交代となった。
優一が大興奮のベンチに戻って、ピッチャーマウンドを見ると、背番号1を付けた右腕が投球練習を始めていた。
「こっちがエースか」投げている姿は堂々としていて、少しも表情を変えていない。
「おぉ~」と観客席から歓声が起こった。今日は、多くの生徒や父兄が応援に来てくれている。まさか一瞬でも真正高校がリードするとは誰も思わなかっただろう。
優一はベンチに戻る途中、
「ストレートがたまに甘く来る。それを狙うんだ」と次のバッター達に告げた。それでも打てるとは思わなかったが、みんなもこの流れに乗れば何とかなるかもと期待した。
しかし、あっさりと3者三振に打ち取られた。相手ピッチャーも意地を見せたという所だろう。
そして、2回、相手が下位打線ということで、優一はセンターに行った。
7番は打ち取ったが、8番にはヒットを打たれた。
9番は打ち取ったが、1番にはまたヒットを打たれ、ツーアウト一三塁となった。次は、前の打席でヒットを打たれている2番バッターだ。
ここで打たれて次行くんなら、ここで抑えたほうがいいと判断した優一は、また大きく手を振った。
そして、優一がまたマウンドに立った。
「さすがに不自然だよな。そろそろ気づかれてもおかしくないな」
優一が投げてもツーストライクまでは、バッターは微動だにしなかった。
「これはバレたな」
ずっとは投げられない理由が何かあると、相手ベンチは考えるはずだ。それを球数と考えたから、球数を投げさせるために見逃すことにしたのだろう。
「大正解だ」と優一は呟きながら、優一はツーシームを投げて詰まらせ、ピッチャーゴロにして、無事に3つ目のアウトを取った。
ここまで10球。
2回の裏も、真正高校の攻撃は、あっという間に終わった。
「監督、次は3番からです。頭から行きます」優一は自ら申し出た。
「仕方ない。頼む」監督も同じことを考えているようだ。優一を温存したところで、結局ランナーを置いてから任せることになると。
優一はマウンドに立った。予想通り追い込まれるまでは、相手バッターに打つ様子はなかった。
「ここからファールで粘るつもりだろうが、そんなことはさせない」
優一は一段ギアを入れ、高めのストレートで空振り三振に打ち取った。
次は、インコースのツーシームで空振り三振。その次はチェンジアップで同じく空振り三振にした。
ここまで19球。
3回の裏の真正高校の攻撃。9番バッターの時に、優一がウェイティングサークルに行くと、突然と相手のピッチャーが制球を乱し始めた。
もしかして僕を意識しているのか?
そして、ストレートのフォアボールを得た。ワンアウト一塁。
優一がバッターボックスに入った。
やはり制球を乱し、ツーボール、ノーストライクとなった。
フォアボールが一番マズイ、と優一が思っていると、キャチャーがピッチャーの所に行った。
何とかピッチャーを落ち着かせてくれ、と優一は願った。
次のボールはストライクとなった。よし、大丈夫そうだと安心したら、次のボールは、ギリギリボールになりそうだった。優一はカットしてファールにした。
スリーボールにしないようにボールをカットして、ツーボールツーストライクのまま甘い球を待った。
そして、
「来た!」と優一はまた振り抜いた。
ボールは、前の打席と同じように高々と上がり外野フェンスを越えた。
走っている途中でピッチャーを見ると、膝に両手を置いて、頭を下げていた。
その後、相手ベンチから監督が出て来て、ピッチャーの交代となった。
優一が大興奮のベンチに戻って、ピッチャーマウンドを見ると、背番号1を付けた右腕が投球練習を始めていた。
「こっちがエースか」投げている姿は堂々としていて、少しも表情を変えていない。
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