旦那様は、パーフェクト高校生

ぱるゆう

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詩織と小百合と・・・ 3

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「お父様、高峰くんが言ってるのと全然違うわね」

「何て言ってるんですか?」

「自分のことなんか気にかけてないって思ってるわよ」

「えっ!そうなんですか?」

「まぁ、男の親子なんて、そういうものかもしれないけど。まさに、親の心子知らずね」

「そうかもしれないですね。ねぇ、先生、最後に一つ聞いてもいいですか?」

「うん、いいわよ」

「優一のこと、好きになったりしないんですか?」

それはない、詩織は思った。
「さすがに年齢的に、そういう対象にはならないわよ。その点は安心して」

「そうですよね」小百合は初めて笑顔になった。

「櫻井さんも高峰くんと同じ大学に通うんでしょ?」

「はい」

「そうなれば、一人で独占できるんだから、頑張ってね」

「はい!」

私は、2人の踏み台でいい。2人こそお互いにお似合いのカップルだ。

球場を見る。もうかなりの差がついている。でも、ゆ~くんは最後まで手を抜かないのだろう。みんなのために。




「あっ!そう言えば、どうして泊まった時に何もしなかったの?」

「正直に言うと、先生と、その時は相手は誰だか分からなかったんですけど、優一がこのベッドでしてると思うと、どうしても嫌で」

「確かに、初めてじゃそう思うのも無理ないわね。でも、できるチャンスはあったの?」

「さっき話した通り、優一は寝ながら私の体を触ってきて。先生の名前を言いながら、股間をお尻に押し付けてきて」

「あぁ、いつもそうだから。なんかごめんね。私の代わりみたいになっちゃって」

「でも・・・」

「何?」

「優一の下着を脱がせて触りました。固くなってるのを触ってるうちに、出て・・・」

「えっ?それからは?」

「ビックリして服を着せて、寝ました」

「出たものは?」

「そのまま・・・」

「ということは、高峰くんは触られたことを知らないのね?」

「多分・・・」

「なるほど。その日が来るのは早そうね」

「その日?」

「高峰くんは、寝ながらでも、あなたの体を触ったことは分かってると思う。それで射精したと思ってる。ということは、あなたの体は、そういう対象になると意識した。後の問題は、場所ね」

「そうなんですかね?先生のこと考えてたから、というように思わないんですかね?」

「大丈夫。その状況なら櫻井さんの体を触って出た、と高峰君は思ってる」

「じゃあ、私でも?」小百合は嬉しかったが、初めてが近づいていることに少し怖くなった。

詩織は頷いて、
「夏休みに泊まりで旅行に行くんでしょ。その時に絶対に上手くいく方法を教えるわ」

「そんな方法あるんですか?」

「本当は生徒に教えるようなことじゃないんだけど。あなたの胸なら、十分に大丈夫」

「胸!」小百合は目を見開きながら、両腕で胸を隠した。

「どうする?これがうまく行けば、私の役目は早く終わる。晴れて、櫻井さんと高峰君が、ちゃんとした恋人になれるわ」

「そんなに上手くいくんですか?」小百合は不安そうな顔をした。

「うん、絶対に大丈夫」詩織は力強く言った。

「先生は、本当に、それでいいんですか?」

「うん、そもそも私がいることの方が不自然なのよ。櫻井さんと高峰君が結婚して、生涯を共にするのが正しいルートなのよ」

「ルート?」

「あっ、ごめんなさい。ゲームの話」

「はぁ?」

「まぁ、とにかく夏休みに入ったらね。あっ、初めてだから不安だと思うけど、その辺もついでに教えといてあげるわ」

「はい、よろしくお願いします」




その後、優一はホームランを打ったが後続が続かず、試合はそのまま終了した。

「じゃあ、櫻井さん、高峰くんのことよろしくね。今日の夜、会うことになってたけど、断るから」

「えっ?」

「しなくてもいいから、一緒にいなさい」

「はい、分かりました」

「また色々と話しましょう」

「はい」




詩織は急いで球場を後にした。

「私も前に進まないと」

しばらくした後に、優一に電話して、今日は行かないと伝えた。

優一は分かった、とだけ言った。

優一も気付いているのだろう。もう私である必要はないことを。

私は部屋に戻り、サトシ達を全てゴミ袋に詰めた。そして、フレッドに電話した。

「会いたいな」


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