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試合の後 2
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「優一くん、凄いよね。キーパーもできるし、点も取っちゃうし」渚は感心したように言った。
「今日は、たまたまうまくいっただけだよ。前半で相手が油断してくれたお陰。そうじゃなかったら、点なんて取れなかった」
「それでも、バレーで言ったら、アタッカーとリベロを両方やる感じでしょ?」
「まぁ、そんなイメージかな。バレーだとアタッカーしかできないけど」
「あっ、やってたんだ?」
「小学校まで。中学校からは野球とサッカーしかやってない」
「それでも、2つなんて凄いわね」
「これだけは必須だったんだ」
「必須?」渚は不思議そうな顔をした。
「優一のお父さんが、やれって言ったんだよね?」小百合が間に入った。
「そうなんだ。さすがに、これ以上は無理だって言ったんだ。身長で誤魔化せるレベルじゃないって」
「まぁ、確かに小さい頃のバレーはそういうところあるわね。私もだけど」
「渚さんは、打つ時の体のバランスがいい。だから、多少トスが悪くても体がブレずに力がちゃんとボールに伝わって、強いボールが打ててる。凄い才能だよ」
「えっ?そうなの?」渚は驚いた顔をした。
「えっ?分かってなかったの?」逆に優一も驚いた。
「言われたことないかも」
「本当に天才なんだね」小百合が言った。
「もう!止めて!」渚が赤くなった。
「ホントに渚は可愛いのぉ」小百合はニヤニヤしながら言った。
「はぁ~、私も彼氏欲しい」渚は言った。
「えっ!渚さん、モテそうなのに」優一は驚いて言った。
「モテてるわよね?」小百合はイタズラっぽく言った。
「そうね。キャーキャー言われてるわ」渚は呆れたように言った。
「キャーキャー?えっ、もしかして女子から?」
「そうなの。女子から告白されたこともあるのよ」小百合がニヤニヤしながら言った。
「へぇ~、そうなんだ。ちなみに、どんな人がいいの?」優一は言った。
「少なくとも私より背が高くて、スボーツやってる人がいいな」と言いながら渚は優一を見た。
「ダメぇ、優一は私のものなの」小百合が言った。
「はいはい。私には高嶺の花過ぎて、2人でいたら緊張しちゃうわよ。小百合くらいよ。普通にできるの」
優一は頭を掻いた。
「優一は、私がいないとダメなの。ねっ?」小百合は優一を見た。
「はい、おっしゃる通りです」優一はすぐに白旗を上げた。
「2人が結婚したら、間違いなくかかあ天下になりそうね」
優一と小百合は言葉に詰まった。
「えっ?何か変なこと言った?」渚は慌てた。
「ううん、結婚なんて考えたことなかったから、ビックリしたのよね?」と小百合は優一に顔を向けながら言った。
「そっ、そうそう」優一は目をパチパチさせた。
「サッカー部か野球部でよければ、話してみるよ。渚さんより背が高いのは、何人かいるから」
「えっ!ホントに?」
「みんな頑張り屋ばかりだから、自信を持って紹介するよ」
「うん、楽しみにしてる」
「そのうち、ダブルデートとかもいいかもね」小百合が楽しそうに言った。
「悪くないけど、2人の引き立て役はごめんよ」
「そんなつもりは・・・」小百合が慌てた。
「冗談よ。優一くんは、いつも小百合の話を聞いてるの?」
「まぁ、そうだね。基本的には聞き役かな」
「ちょっと!私がおしゃべりみたいじゃない!」
「違うの?」と優一は言った。
「違わないって、優一が無口なだけでしょ!」
「それは認める」
「少しは世の中に興味を持ちなさい」
「持ってるよ。政治とか経済とか」
「そういうんじゃないの!」
まるで夫婦漫才のように息の合ったやりとりに、渚は、お互いに少し足りない部分を補っているんだと感じた。
優一は言わずもがな、成績はトップで、今日の試合で見た通り、運動神経もずば抜けている。性格は、温厚で優しく誰でも分け隔てなく接している。
一方の小百合も成績はトップクラスで、運動は得意でないみたいだが、ダンスは上手い。親が有名人であることも、顔がいいことも、それは私の力じゃないと全く鼻にかけない。
さっきのスタジアムでもそうだったが、優一を独占するつもりはない。まぁ、それだけ自信があるのかもしれないけど。詩織も誰とでも同じように接する。
この2人の間に、誰が割って入れようか?
渚はそう思った。
「あっ、そういえば、優一、相手の選手と何か話してなかった?」小百合が言った。
「うん、久々に楽しかったから」
「負けちゃったのに?」
「それは結果だよ。やってる時は楽しかった」
「ふ~ん」
「小百合には分かんないかもね。全部やり切って終わったら、負けても清々しいわよ。ねっ、優一くん」
「まぁ、悔しくないかって言われたら、悔しいけど。今日の試合には満足してる。みんなもそうじゃないかな」
「うん、みんな頑張ってた」
「ちょっと!私を置いてかないで」小百合は不満そうに言った。
「まぁ、試験が終わった後みたいな感じかな。何点取れるかは結果でしかない。全部できたら嬉しいし、解けない問題があったら、悔いが残る」優一は説明した。
「それなら私も分かる」と詩織は満足気な顔に変わった。
「やっぱり優一くんって頭いいなぁって思う。説明が分かりやすい」
「そう?」優一は少し照れた。
「フフフッ、可愛い」渚は微笑んだ。
「ダメだからね」小百合は頬を膨らませた。
「はいはい」
昼食を食べて、店を出た。3人で駅まで歩く。
優一だけ方向が違うので、ホームで別れた。
「うぅっ。かなり痛み出したな」
「今日は、たまたまうまくいっただけだよ。前半で相手が油断してくれたお陰。そうじゃなかったら、点なんて取れなかった」
「それでも、バレーで言ったら、アタッカーとリベロを両方やる感じでしょ?」
「まぁ、そんなイメージかな。バレーだとアタッカーしかできないけど」
「あっ、やってたんだ?」
「小学校まで。中学校からは野球とサッカーしかやってない」
「それでも、2つなんて凄いわね」
「これだけは必須だったんだ」
「必須?」渚は不思議そうな顔をした。
「優一のお父さんが、やれって言ったんだよね?」小百合が間に入った。
「そうなんだ。さすがに、これ以上は無理だって言ったんだ。身長で誤魔化せるレベルじゃないって」
「まぁ、確かに小さい頃のバレーはそういうところあるわね。私もだけど」
「渚さんは、打つ時の体のバランスがいい。だから、多少トスが悪くても体がブレずに力がちゃんとボールに伝わって、強いボールが打ててる。凄い才能だよ」
「えっ?そうなの?」渚は驚いた顔をした。
「えっ?分かってなかったの?」逆に優一も驚いた。
「言われたことないかも」
「本当に天才なんだね」小百合が言った。
「もう!止めて!」渚が赤くなった。
「ホントに渚は可愛いのぉ」小百合はニヤニヤしながら言った。
「はぁ~、私も彼氏欲しい」渚は言った。
「えっ!渚さん、モテそうなのに」優一は驚いて言った。
「モテてるわよね?」小百合はイタズラっぽく言った。
「そうね。キャーキャー言われてるわ」渚は呆れたように言った。
「キャーキャー?えっ、もしかして女子から?」
「そうなの。女子から告白されたこともあるのよ」小百合がニヤニヤしながら言った。
「へぇ~、そうなんだ。ちなみに、どんな人がいいの?」優一は言った。
「少なくとも私より背が高くて、スボーツやってる人がいいな」と言いながら渚は優一を見た。
「ダメぇ、優一は私のものなの」小百合が言った。
「はいはい。私には高嶺の花過ぎて、2人でいたら緊張しちゃうわよ。小百合くらいよ。普通にできるの」
優一は頭を掻いた。
「優一は、私がいないとダメなの。ねっ?」小百合は優一を見た。
「はい、おっしゃる通りです」優一はすぐに白旗を上げた。
「2人が結婚したら、間違いなくかかあ天下になりそうね」
優一と小百合は言葉に詰まった。
「えっ?何か変なこと言った?」渚は慌てた。
「ううん、結婚なんて考えたことなかったから、ビックリしたのよね?」と小百合は優一に顔を向けながら言った。
「そっ、そうそう」優一は目をパチパチさせた。
「サッカー部か野球部でよければ、話してみるよ。渚さんより背が高いのは、何人かいるから」
「えっ!ホントに?」
「みんな頑張り屋ばかりだから、自信を持って紹介するよ」
「うん、楽しみにしてる」
「そのうち、ダブルデートとかもいいかもね」小百合が楽しそうに言った。
「悪くないけど、2人の引き立て役はごめんよ」
「そんなつもりは・・・」小百合が慌てた。
「冗談よ。優一くんは、いつも小百合の話を聞いてるの?」
「まぁ、そうだね。基本的には聞き役かな」
「ちょっと!私がおしゃべりみたいじゃない!」
「違うの?」と優一は言った。
「違わないって、優一が無口なだけでしょ!」
「それは認める」
「少しは世の中に興味を持ちなさい」
「持ってるよ。政治とか経済とか」
「そういうんじゃないの!」
まるで夫婦漫才のように息の合ったやりとりに、渚は、お互いに少し足りない部分を補っているんだと感じた。
優一は言わずもがな、成績はトップで、今日の試合で見た通り、運動神経もずば抜けている。性格は、温厚で優しく誰でも分け隔てなく接している。
一方の小百合も成績はトップクラスで、運動は得意でないみたいだが、ダンスは上手い。親が有名人であることも、顔がいいことも、それは私の力じゃないと全く鼻にかけない。
さっきのスタジアムでもそうだったが、優一を独占するつもりはない。まぁ、それだけ自信があるのかもしれないけど。詩織も誰とでも同じように接する。
この2人の間に、誰が割って入れようか?
渚はそう思った。
「あっ、そういえば、優一、相手の選手と何か話してなかった?」小百合が言った。
「うん、久々に楽しかったから」
「負けちゃったのに?」
「それは結果だよ。やってる時は楽しかった」
「ふ~ん」
「小百合には分かんないかもね。全部やり切って終わったら、負けても清々しいわよ。ねっ、優一くん」
「まぁ、悔しくないかって言われたら、悔しいけど。今日の試合には満足してる。みんなもそうじゃないかな」
「うん、みんな頑張ってた」
「ちょっと!私を置いてかないで」小百合は不満そうに言った。
「まぁ、試験が終わった後みたいな感じかな。何点取れるかは結果でしかない。全部できたら嬉しいし、解けない問題があったら、悔いが残る」優一は説明した。
「それなら私も分かる」と詩織は満足気な顔に変わった。
「やっぱり優一くんって頭いいなぁって思う。説明が分かりやすい」
「そう?」優一は少し照れた。
「フフフッ、可愛い」渚は微笑んだ。
「ダメだからね」小百合は頬を膨らませた。
「はいはい」
昼食を食べて、店を出た。3人で駅まで歩く。
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